白髪が減る?福山雅治もすなる湯シャンといふものを、私もしてみんと


突然、白髪がどわっと出て来た。
同時に、お腹も急に出たし・・。
“老い”ってじわじわと忍び寄って来るんじゃなくて、ある日突然、来るのね・・。
お腹は、毎晩ビールを飲んでいるせいか?ただ、150mlのハイネケン1本だから、かわいいものだ(と意味なく言い訳)。一度、剣道の稽古の後に、誰かがこの150ml瓶を箱で持って来たら、フランス人剣道家の一人が初めて見たらしく「なんだ、これは、バービー人形用のビールか!」と驚いていたっけ。

まあ、50代なんだから、白髪が増えたくらいで騒ぐのはおかしい、と思われるかもしれないが。

実は、子どもの頃から、ねこっ毛、つまり細くてやわらかくてコシのない髪がコンプレックスであった。何とか髪にボリュームを出そうと、高校生になると一生懸命ブローしてみたり、部分パーマなるものを試したり。20代で、ソバージュも試したし(あの頃、流行だったけど)、でも、髪をとかす時、もつれてぶちぶち切れたような記憶が。その後、美容師向け専門雑誌のストレートパーマ実験のモデルをやる話が来て(ギャラなし、でもタダでストレートパーマをかけてもらえる)、ひょっとしたら、その後、ずっとストレートかな?フランス来てからパーマかけた記憶がないし。まあ、自分の髪なんて気にしていなかったのだな。

ところが、もう数年前になるが、ある日、「あなた、いい髪してるわね。染めてないんでしょ?白髪もほとんどなくて、きれいな髪ねぇ」と80歳を過ぎた在仏日本人女性に、褒められたのだ。ずっとコンプレックスだった髪を40代も後半になってから、褒められるなんぞ、人生なんて、分からないものだな。
同世代の知人・友人たちも、気が付いたら、けっこう白髪染めをしていて、私が年に2回くらい、おしゃれ染めをする程度なんて話したら、「苦労が足りなんじゃないの?」とまで言われた。苦労は人一倍しているから、別のところ(どこだ?)に出ているだけだと思うが。
その時から、そうか、私の髪はきれいなんだ、と髪に自信がついた(だから、何だって話だけど)。

それがここに来て、いきなり、白髪が増えたのだ。
老化、ストレス(はいつもあるんだから、それがなぜか髪に出るようになったのか?)以外にも何か理由があるだろうか?と考え、ふと、最近、シャンプーを変えたことに思い当たった。
固形シャンプーなんだけど、泡立ちが悪いので、二度洗いしたり、さらに、皮脂が出やすい感じがして、二日に一度しか洗髪しなかったのが、汗をかいた時は二日続けて洗ったりしていた。それに何だか、頭が時々かゆくなったし。
で、色々ググっているうちに、「湯シャンで白髪が減った」なんていう記事にめぐり合う。

湯シャンとは、シャンプーを使わず、お湯だけで髪を洗うこと。
シャンプーは洗浄力が強すぎて、必要な皮脂までとれてしまい、皮脂によるバリア機能が失われる。そしてタオルやドライヤーなどの刺激に敏感になってしまい、皮膚を守るために、過剰に皮脂が分泌される。一方、リンスは皮脂の代わりになるが、これを使うと、頭皮自身の皮脂を作る力が弱くなり、頭皮が乾燥しやすくなる。
皮脂の過剰分泌や乾燥が様々な頭髪のトラブル(白髪とか、抜け毛とか)を引き起こすので、シャンプーをやめて肌本来のバリア機能を復活させよう!というのが湯シャンの目的。

しかも、この湯シャン、福山雅治が実践しているというではないか♥♥♥ タモリから伝授されたっていうのもいい感じのルートだ(なんのこっちゃ)。

結局、シャンプーが合わなかったのじゃなくて、単に洗いすぎだったのか?で、湯シャンをさっそく試してみたいけど、お湯だけじゃ汚れが落ちず、頭がかゆくなったり、臭くなったりするのでは?

と躊躇していたが、5月末の連休に3泊4日で、だんなのブルターニュの実家に行く予定だったのを思い出し、これは試し時、と気づく。その間は、家族(義母、義兄夫婦にその息子)にしか会わない予定だったので。
フランス人は体臭が強い。フランス人は風呂に入らないので体臭をごまかすために、香水が発達した、なんてまことしやかな話を昔は信じていた。しかし、大学3年の時に、初めてフランス人家庭に1か月ホームステイをした時、みんな、毎朝シャワーを浴びていた。フランス人にしてはめずらしく清潔好きの家族だったのか?と疑わないでもなかったが。しかし、うちの夫も毎朝シャワーを浴びているし、驚いたのは、日曜午前中の剣道の稽古に参加する前にもわざわざ家でシャワーを浴びるのだ。どうせ、汗だくになるし、稽古の後にシャワーを浴びるのに。ちなみに、私は、日曜の稽古の前にはシャワーは浴びない。
と、毎朝ちゃんとシャワー浴びて、夜、稽古がある日はその後とさらに翌朝もきちんとシャワーを浴びているにも関わらず、夫はくさい。というか、フランス人全般が日本人より体臭が強いんだよね。体質的なものか、動物たんぱく質をたくさん摂るからか・・。
要するに、連休中は、清潔にしていても我ら日本人よりずっと臭い(もとい、体臭が強い)フランス人(しかも家族)とのみ過ごす連休中に、日本人の私の頭がいつもより多少臭くたって気にされないだろう、という計算(?)が働いたのである。

で、さっそく湯シャン。まずは、いつも持ち歩いている小さな柘植の櫛で、丁寧に髪を漉かして、頭皮や髪の汚れを落とす・・、湯シャンのポイントは、この洗髪前のブラッシング(櫛の時もこの言葉でいいのか?)。あとは、指の腹で頭皮をマッサージするように洗う、もちろんお湯だけで。“湯シャン中は、髪がきしきしして、指が通らないほど”、と記すサイトもあったが、多少ひっかかる感じはあるけれど、普通に指は通る。
ドライヤーは髪に悪い、と昔何かで聞いて以来、私は寒い時期以外は、なるべくドライヤーをかけないようにしているので、タオルで拭いた後は自然乾燥。出かける予定もなく、義母宅で濡れたままの髪でも誰も文句言わない。でも、実は髪を濡れたままにしておくのはよくないのだと、湯シャンを調べているうちに、初めて知った。まあ、それが白髪の原因とも思えないので、今更、いいや。

“最初は湯シャンとシャンプー&リンスを一回おき、次第に湯シャンの割合を増やしていく”との提案も書かれていたが、湯シャン初体験で、かゆくもないし、臭くもない(自分の臭いに気が付かないだけ?)ので、2回続けて湯シャン。
息子に「ママの頭、くさい?」と聞いてみる。時に会話の返答がたいへん遅いアスペルガーの息子が、「うーん・・」と言ったきりなかなか答えを出さないので、「すぐに臭い、って言わないってことは、臭くないんだね?ね?」と都合よく解釈する。息子はどうでもいいという顔だし・・、そうだよねぇ。
でパリに戻って、久しぶり(?)にシャンプー&リンス、でも、いつもよりシャンプーの量を少なめにしてみる。リンスも毛先だけ。考えてみれば、リンスって今までも、頭皮にはつけていなかった気がするが。

ずっと湯シャンのみは、抵抗があるので、今のところ、2回湯シャンをして1回シャンプー&リンスのサイクルで続けている。
シャンプーの回数が減るのでシャンプー代が節約できる、というか、その分、ちょっと高めのいいシャンプーを奮発してみようかな、現在使用中のシャンプーがなくなったら。

で、湯シャンを初めて、半月。かゆみはなくなり、皮脂が浮いて来る感覚も消えた。
心なしか、髪もつやつやして来たような。いや、単に白髪が光っているだけかも・・。

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24歳年上妻のおかげで、女性の間で好感度UPだったらしいマクロン大統領の公約破りの一つが、“女性の権利大臣ポスト設置”約束の反故


フランス大統領選では、ベーシックインカム購入を公約に掲げていた社会党のブノワ・アモンを個人的に応援していたけど、大方の予想通りに第一回選挙で敗退。選挙直前にリベラッション紙が、第一面にアモンの顔写真をでかでか載せて、支持表明していたので、記念買い。映画監督ロベール・ブレッソンが亡くなった時にもリベ紙は、若かりし頃のブレッソンの写真を一面に載せて追悼していたので、その号も記念に取ってある、って、ほとんど、ミーハー。

マクロンbressonhamon

で、決選投票はしぶしぶ、マクロンを応援、と言っても私は投票権を持っていないが。いけ好かないヤツだけど、まあ、EU残留と移民受け入れを主張しているし、極右政権になるよりはマシ・・、なんて同じことを思いながら投票したフランス人も多いだろうな。

マクロンがイケメンなので、投票した女性有権者も多いだろう、なんて意見が日本のネット上であったけど、まあフランス人女性でそういう人は少ないだろうな、そんなこと口にしたら軽蔑される国民性だし、だからジャニーズは、フランスじゃ、大人の女の間では流行らないだろう、とどうでもいいことを考える。だいたいマクロンのいったい、どこがイケメンだ?(坊主憎けりゃ、袈裟まで状態?)
あと、不倫願望(妻ブリジットは、付き合いはじめの頃は、人妻で、子どもが3人いた)から、マクロンに投票した女性が多いのでは、なんて書いていた人もいたけど、岩本麻奈著の『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』にもあるように、現代フランス人の辞書に“不倫”の文字はない。相手および自分が既婚者であっても、構わず恋愛するのがフランス人にとっては、しごく当たり前のことなのだ。



しいていえば・・、女は若ければ若いほどいい、っていう価値観への不満、つまり、権力と富を手にした男ほど若くて美しい女と結婚するという定説(トランプさんみたいに)への抵抗で、24歳年上妻と仲睦まじいマクロンに好感を持ったフランス人女性有権者は、いたかもしれない。

けっこう前から、フランスでは、クーガー女がもてはやされている。以前(6年も前だ)、それについて記事を書いたことがあって、
【Paris発】20歳差なんて当たり前、年下男ハントする40+α代クーガー
クーガー女の定義は、フランス版ウィキペディアによると、「40歳以上で、8歳以上年齢差のある年下男性と付き合う女性のことであるが、実際には18~20歳くらい離れたカップルが多い」(自分の書いた記事を引用するのもなんだけど)

で、この記事を書いた当時、クーガーの星だったテレビ放送局TF1の人気キャスターのクレール・シャザルに代わって(シャザルは19歳年下のモデルの彼氏と別れちゃったし、現在TF1を辞めて独立)、ブリジット・マクロンが、今ではクーガー女の代名詞になって、雑誌の表紙を飾っている。

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マクロン表紙
(こちらは、だんなとツーショット)

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(かつてのクーガーの星、クレール・シャザルは、知的美人)

ただ、フランス人男性は、日本人男性ほどには、女性の若さに価値を置かない気がする。だいぶ前の話だけど、“畳と女房は新しい方がいい”に対してフランスには“ ワインと女房は古い方がいい”という諺があると聞き、それをうちの夫に話したら「おれは、畳の方だな」などと宣ったので、ふん、結局、そんなもんか、と思ったのだが・・。TF1の平日20時のニュースをずっと担当していた有名男性キャスターのパトリック・ポワヴル・ダルヴォーが解雇された時、後任にシャザルによく似た若い美人女性キャスターが起用され、シャザルは、TF1社長の愛人との噂を確証したかたちに。ちなみにクビになったポワヴル・ダルヴォーとシャザルも恋仲だったことがあり、二人の間に子どももいる。フランスらしいエピソードだな。で、若い美人キャスターの登場に、うちの夫は手放しで喜ぶかと思いきや、「こいつは、シャザルに比べるとクラス感が足りない」と、文句をつけた(ちなみに当時、シャザルは、土日20時のニュースを担当していた)。そう、若くて美しいだけでは認めてもらえないのである。夫と同じようなことを考えた視聴者が多かったのか?この若いキャスター、長続きしなかったな。


そういえば、ブリジットがマクロンの高校時代の教師だったことも、話題性が高かった。

学校の先生に恋をする、って、日本の歌謡曲やテレビドラマなんかでも、ありがちな題材。

森昌子の『先生』に始まり・・、
しかし、「お〜さない、わたしが〜胸焦がし〜、慕い続け〜た〜人の名は〜、先生♫」って歌詞、おかしくないか?「慕い続けた人の“職業”」でないの?

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ドラマ『高校教師』とか。そういえば、アラン・ドロン主演の『高校教師』ってフランス映画もあるんだよね(未見)。そりゃ、ドロンが先生なら恋しちゃうわな。

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で、先生が女、生徒が男版だと、フィンガー5の『個人授業』とか。ひょっとして生徒の方は小学生か?(当時メイン・ボーカルの晃は12歳)

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青春ドラマ、その名も『われら青春』で高校のラグビー部員が、憧れの島田陽子扮する英語教師と一度でいいから握手したくて、なんてエピソードがあったな。かわいいもんだ。

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そういや、3年B組金八先生第一シリーズで、田原俊彦が名取裕子扮する美人教師に恋をするエピソードもあった。告白も何もせずの微妙な感情表現がうまかったな。あの頃からトシちゃん、演技は上手だったんだ。バックに流れていたのが確かオフコースの歌だったのが、がっかり(嫌いなので、オフコース)。

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『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』では、窪塚洋介扮する高校生が、石田ゆり子扮する担任教師とつき合っていたかと。

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島田陽子、名取裕子、石田ゆり子、ってこう見ると、女教師は美人、が定番なんだけど、

ブリジット・マクロンは、美人ではないと思う。マクロンと出会った、高校教師時代、40代の頃の写真などもぼちぼちネット上に出回っているが、若い頃も、美人とはいえない。でも、17歳のマクロン少年から「必ずあなたと結婚する」とプロポーズされたという・・、知性教養豊かな女性は、若くなくても美しくなくても愛される、しかも将来大統領になるような優秀な若者に・・、という新しいシンデレラ・ストーリーか?

と、女性に夢を与えたマクロンくん、男女平等を主張していて、選挙運動中に“女性の権利大臣(ministère plein et entier des Droits des femmesなので、女性の権利専任大臣??)ポスト創設”をツイッターなどで公言していたが、守らなかった。
元高校教師のブリジットは、「嘘をついちゃダメですよ」とは注意しなかったんだろうか?演劇部の顧問だったゆえ、「女性票獲得のために上手に嘘をついたわね」と褒めていたりして。

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日本人の現代女性作家の本ばかりを、立て続けに読んでいる、今日この頃


あまり本は読まない方だと思うけど、たまに、読み始めると、数冊を立て続けに読む。特に、パリに出る用事が多い時期には(展示会に数日間通うとか)、郊外電車の中で、本を読む時間が増えるし。
で、なぜか、日本人の現代女流作家の本ばかり、読んでいる、この頃。・・ところで女流の流ってなんじゃ?男流作家って言葉は聞かないしなぁ、と思っていたら、『男流文学論』なんて本が出ている、上野千鶴子、富岡 多恵子、 小倉 千加子共著だって。怖そうだなぁ。

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で、話戻って、このところ読んだ本に、けっこう当たりが多かったのだ。


村田沙耶香『コンビニ人間』


「あっという間に読めます。こういう小説が芥川賞を取るんだぁ?という作品ですよ~」と貸してくれた人の一言。
ほんと、あっという間に読んでしまった。たとえ考え方や感じ方がフツーの人(の定義がまた、難しいんだが)と違っても、この女主人公は、ちゃんとコンビニで働いて=社会の役に立ち、独り暮らしをしている=自立しているんだから、それで十分じゃないのかね、この引きこもっている人間がたくさんいる時代に。そもそも、日本の非正規雇用率40%(人手不足で、正規雇用が増えつつあるらしいけど)、女性の生涯未婚率14%(“50歳まで未婚”っていう、この50歳の根拠はなんだ?)の時代に、正社員じゃなくて、結婚していないのは変、ってずいぶん時代錯誤な発想をする人がいまだに多いのか?と不思議に思った。
ちなみに、この主人公が美人だったら、ずいぶん、話が違っただろうな。この小説の主人公美人ヴァージョンが、大ヒットドラマの『逃げるは恥だが役に立つ』ではないかと思ったりもした。こちらは原作マンガがあるみたいだけど。機会があったら読んでみたいな。


『八日目の蝉』角田光代


エッセイストの長谷川たかこさんが、「江草さん、こういう本、好きなんじゃないかと思って、エンターテイメントだけど」と言って貸してくれた。角田光代は『空中庭園』が面白かったのだけど、次に読んだ本がつまらんかったので、(書名も覚えておらず)、その後は読んでいなかったけど、この本は、はい、おっしゃるとおり、私の好みで、借りたその帰りの電車で読みはじめ、翌日には読了した。
不倫相手の男性とその妻の間に生まれた赤ちゃんを誘拐し、3年ほど自分の子どものように育てた女性が主人公。その不倫相手の子どもを妊娠していたが、堕胎すれば結婚できると不倫相手当人にそそのかされ、その子につけるはずだった名前で誘拐した子どもを呼んでいたという。このエピソードで大半の読者は主人公に肩入れするのではないかと。そういえば、少し前に、アメリカで誘拐した新生児を18年間、実の子として育てていた女性が逮捕された事件があったっけ。そんなに長い間、よくばれなかったな。事実は小説より奇なり、ってやつ。
エンタメと純文学の違いは、分からんが、エンタメなら、出所した主人公と成人したその子(不倫相手の子どもを妊娠中)が一緒に住んで、赤ん坊を育てることにしました、めでたしめでたし。と二流ドラマっぽい終わり方にしてほしかったかも。別にエンタメだからハッピーエンドってこともないか。


『ヘヴン』川上未映子

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もう一冊、長谷川さんが貸してくれたのが、この本。川上未映子は、『乳と卵』が、つまらなくて途中で投げ出したので、それ以降、読もうと思わなかったが、この『ヘヴン』は、面白かった。でも、一気読み、はできず、というのもイジメのシーンで、つらくなったので。イジメにあっている中学生男子の主人公と、同じくイジメの対象のクラスメイトの女子の交流を描いている。主人公は斜視で、それがイジメの原因だと思い込んでいたが、いじめっ子自身から、それはいじめの決定的要因ではない、と言われる。確かに、ジャン・ポール・サルトルなんて、斜視で醜男だったけど、その知性で人を惹きつけ、ずいぶんな女たらしだったというし。それでも、主人公が最後に斜視を直す手術を受け、見えた光は、希望の光だよね、なので、読後感はよかった。ついでにコジマが、髪の毛を切り、清潔な恰好をしたら、じつは、すごい美人だった、なんて安っぽい少女漫画的なオチをつけたら、どうなるだろう、なんて想像してしまうが。そうなると、ヘヴンは存在しないことになってしまうのか?

勢いにのって(?)他の日本人女性作家の小説を読みたいと思うが、パリでは、簡単に日本の本は手に入らぬ。ブックオフ・パリ店がつぶれたのは、実に悲しい。息子の通う天理日本語教室には日本図書館があるのだが、ちょうど読む本が切れた時が、学校休みの時期。去年の夏に実家から持って来た本の中に、これを見つける。


『閑人生生 平成雑記帳2007-2009』高村薫


本当は小説が読みたかったし、2011年3月以前の時事エッセイってあまり読む気がしないなぁ、と思いつつ、でも高村薫だし、と読み始める。
高村本は最後に読んだのが、福島の原発事故を予言したともいわれている『神の火』。すんばらしい作品で(私が読んだのは文庫版)、登場人物の中で、江口という好事家のおっさんになんか魅かれた。

で、『閑人生生』は、ざざっと読むが、著者はすでに10年前に日本の貧困問題を憂いていたんだなぁ、と・・。最近の時評も読みたくなり、アマゾンをチェックしたら、『作家的時評集2008-2013』も出てるし、今年になって、『作家的覚書』なるものも出版されている。岩波の「図書」(あの書店のレジの前とかに積んでいる)で連載していたエッセイらしい。夏に日本に帰国する時に買うべし。

作家的時評集2008-2013
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『やさしい訴え』小川洋子



久しぶりに、息子の付き添いで天理日本語学校に行く。ここの図書館では今まで、マンガしか借りてなかったので、今回、初めて本を借りた。同時に、萩尾望都の『海のアリア』も借りたけど。逗子・鎌倉が舞台の漫画。



『やさしい訴え』の主人公瑠璃子は、暴力をふるい、愛人のいる夫との暮らしに耐え兼ね、子どもの頃を過ごした山間の別荘(彼女の両親の持ち物ってこと)に一人で住み始める。カリグラファーである瑠璃子はそこで、仕事に打ち込みながら、近くに住む、チェンバロ製作者の男性とその助手である若い女性と親しくなる。
小川作品はけっこう好きで、数冊読んでいるけど、カリグラフィー、チェンバロ、山間の別荘・・、実に心地よい小川ワールドに浸れます。結局、離婚が決まり、新しい恋は実らず、思い出の別荘も人手に渡る、でも、自分の好きな仕事で生計が立てられるめどがつく、つまり一番必要かつ確かなものが残ったんだから、いい結末じゃない?と私は思ってしまったが。
今、NHKドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語』を楽しみに見てるけど(動画無料配信で。いい時代になったよ)、カリグラファーにしても代書屋にしても、文字を書く仕事って、なんか趣があっていいな。パソコン使って、文字を“打つ”我らライターとは、似て非なる職業だわ。


『真鶴』川上弘美

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『やさしい訴え』を返して、代わりに借りたのがこの本。同著者の『センセイの鞄』は、ユーモラスな感じだったのに、なんか、のっけから重くて、ちょっと気味の悪い作品だわ。真鶴って実家の近くじゃん、なんて思いながら借りたんだけど。でも、すらすら文字も追えるしということで、今、この本を読んでいる最中。

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怒涛の四月は、展示会が2度もあって、締め太鼓も叩いて、モン・サン・ミシェルにも出かけた


またまた、ブログ更新が遅れてしまったので、4月にあったことをまとめて書く、手抜き(?)ぶり。

3月の最終週から、日本人女性クリエーター集団izumiの展示会に参加して、こけしの展示販売。

こけしだな

日本から参加した、あみぐるみクリエーターのHABUJUNさん。

FChabujunnさん

メナードの日本人エステティシャンが、同僚のディスプレイ担当のフランス人女性と一緒に来て、こけしを購入して下さる。後日、オペラのメナード・フラッグ・ショップのウィンドーに展示してあるこけしたちを撮影。このルージュとこけしの組み合わせが素敵。フランス人ならではの感性?

FCディスプレイ

FCディスプレイ2
(パリのメナードのウィンドーに飾られた、こけしたち)


展示会の最中、土曜午後にパリ17区の区役所で行われた、和太鼓・真の生徒発表会に参加(そう、生徒なんです)。今回は、締め太鼓を叩く。ただの生徒発表会なのに、広めのホールに立見が出るほどの、観客が来て、へたな演奏で申し訳ない、という気持ちに。ただ、先生の演奏もあるので、これを聞けるだけでも、来てよかったと、観客は思うはず、そもそも客のほとんどが、生徒の友人、家族だろうし。しかし、演奏中、足がぶるぶる震えちゃったよ。発表会は、気が付いたら、7回目だけど、こんなこと初めて・・。展示会場から区役所に直行し、自分の演奏が終わると、すぐにまた展示会に戻るという慌ただしさで、先生の演奏を見ることもできず。リハーサルの時に、しっかり見たけど。


(発表会の様子は写真に撮っておらず。締め太鼓とはこんな太鼓)



2週目初日は、5月に行われる、パリ日本人会主催のバザー希望祭の実行委員ミーティングに参加。場所が当日会場となる、14区のシテ・ユニヴェルシテの日本館にて。うちから、距離的には遠い。ミーティングの後、シテ内のスペイン館のカフェテリアでランチ。学食風で、安くて、味もまあまあ。

FCスペイン館のカフェテリア


性懲りもなく、ビズのフリーペーパーを出すことにしたので、その制作に集中。で、いつものごとく、スポンサー探しに一苦労。ニュースダイジェストがつぶれて、広告を取りやすくなるかと思ったら、さにあらず。「もう、次号は出せないだろう」と言い続けて、今、準備しているのが、通算64号目。よく続いてるなぁ、と他人事のように関心。

表紙撮影は、シテユニヴェルシテの真正面にある、モンスーリ公園にて。滅多に来ない地域なのに、ここのところ縁がある。

FC表紙撮影
(分かりにくいかもしれないけど、写真左端にカメラマンさん、右端にモデルさん)


3週目は、去年の夏から企画・準備していた、広島の筆リンパドレナージュ・セラピスト小笠原実穂さん主催のパリツアーご一行が到着。
参加者に自分と年齢の近い人が多かったこともあり、仕事というよりは、一緒に楽しませてもらった感じだったな。

FCブログ乾杯
(撮ったのが私だから、自分は写ってないけど、一緒に乾杯もしたし)

モン・サン・ミシェルツアーは、ビズの広告営業をしなければならないので同行しないつもりだった。ミニバスの運転手さんは日本人だし、小笠原さんは、ツアーガイドができるくらい、モン・サン・ミシェルに詳しいし。ところが、小笠原さんから「一緒に行きましょう。その日は、きっと広告取れません。それなら、モンサンに言っておけばよかったと後悔しますよ」と誘われる。小笠原さんの言うことは恐ろしくよく当たるので、「じゃあ、行くか」と準備していたら、モン・サン行きの前日に、新規スポンサーが見つかり、大手を振って(?)モン・サン・ツアーに参加。

前回(って何年前だ?)行った時は、天気が悪かったけど、今回は、パリを出る時は曇っていたが、モンサンに着いたとたんに、青空が広がる。大天使ミカエルのおかげ?なら、いつも晴れてるはずか。

FCブログモンサン

ツアーのメイン・イベントを日曜日に無事に終え、任務終了。

翌週、一行が帰った後も残った小笠原さんと、サン・ジェルマンのカフェ・ドゥ・マゴで待ち合わせて、ツアー第二弾の相談。カフェ・クレームを頼んだんだけど、なぜか、ワインコルクが付いてきた。スプーン置き代わり?後から来た小笠原さんのお盆には、コルクは載っていなかったので、私のは、単なる置き忘れ?

FCドゥマゴ
(水の入ったコップの横になぜか、ワインのコルクが)


ノルマンディ在住のライター仲間の知子さんが、ガイドブック取材のため、パリ5区にあるキャバレー、パラディ・ラタンのディナー付きショーに招待され、お供させてもらうことに。役得!ただ、その日は、私がいつも使っている郊外線が、夜間工事で、22時で終わってしまうことが分かり、知子さんが友人から借りている、サンラザール駅近くのアパルトマンに、一緒に泊めてもらうことにする。アパルトマンと言っても、女中部屋と呼ばれる、屋根裏部屋でトイレ、シャワー、キッチンはちゃんと付いているけど、寝具はマットレスがあるだけなので、寝袋を持って行くことに。知子さんは「華やかなキャバレー・ショーの後で、寝袋っていうのは、申し訳ないけど」と気にかけてくれたが、「そのギャップが面白くて、いいじゃん」と答えておく。とは言いつつ、キャバレーに寝袋を持って行くのは憚られるので、最初にアパルトマンに行き、寝袋を置いてから、

元和太鼓仲間の青木千映さんのマレのオフィス兼ブティックオープン記念アペロ(アペリティフ)に参加して、

FC青木さんのオープニング

そのすぐご近所さんのギャラリーハヤサキに、日本刺繍の展示会を観に行ってから、

FCギャラリーハヤサキ

パラディ・ラタンに向かう。
ギュスターヴ・エッフェルが設計した劇場だったのね、知らなかった。パリのキャバレーは、ムーラン・ルージュとクレージー・ホースは行ったけど、パラディ・ラタンは初めて。リドはまだ、行ったことがないし。

FCパラディラタン

楽しくショーを見て、アパルトマンに戻った頃に、知子さんの彼から電話があって、シャンゼリゼで銃撃事件があったことを知る。リドのすぐそばで。夫からも「シャンゼリゼには近づくな」とメッセージが。なんか、ン年ぶりの朝帰り夜遊びの日に近くで、そんな事件が起こるとは。


その週の日曜日は、オペラにある、日本語学院の第一回アジア・フェスティヴァルの展示販売コーナーに参加。月~土曜日には授業が行われている教室を使って、展示販売、それから組みひも、和菓子作り、マンガの書き方などのワークショップが行われた。
新しくて、きれいな建物で、地上階と地下階に分かれて、15ほどの教室がある広い会場だった。しかし・・、いかんせん、来場者が少なかった。こけしが一体も売れなかったのは、初めての経験。予約制のワークショップは、そこそこ人が集まっていて、参加者が、その後、展示販売会場を回って、お買い物をするという、よくあるイベントのパターンなんだけど・・。展示販売目当ての来場者が、ほとんどいなかったのではないか、と思う。
大統領選挙と重なったし、日曜一日だけの開催だったので、やはり集客が難しかったか。主催側も初めての試みで、宣伝も不十分だった感が。

FCアジアフェス

顔見知りの出展者(というか、出展者のほとんどが知っている顔ばかりであったが)が、「サロン・イデ・ジャポン(毎年オペラで行われている日本をテーマにしたイベント。毎年盛況で、2015年の12月は入場規制まであった)も、初めの頃は、人が少なかったよ~。集客力なんて、簡単につくもんじゃないし」と話していた。
このアジア・フェスティヴァルも、スタッフの人たちの頑張っている感は、しっかり伝わって来たし、今後が機体できるかも。

ちなみに、会場にすっごくかわいいポメラニアンが遊びに来て(もちろん、犬が勝手に来たのではなく、飼い主に連れられて)なでなでするために、しゃがんだのがよくなかったのか?その後、腰が急に痛くなる。何とか、家まで運転して帰ったものの、その夜から、寝返りをうったり、しゃがんだりしただけで、激痛が。腰痛なんてあまり縁がなかったのに・・。

まあ、今月は自分にとってはずいぶん、忙しく動き回っていたので、体が少し静かにしていなさい、と言っているのかも。ということで、5週目は、最低限の用事だけこなして、なるべく無理のないように過ごしている。

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オペラにて、カウンターで一人飲みできる、和食屋さんTaeko


パリに住んでいる日本人女性が、「私、飲食店、やりたいんだよね~」と言うのを聞くたびに(そういう、夢を持っている人、けっこういます)、「女性がカウンターで、一人飲みできるような、店にしなよ。カウンターの他に、テーブルが二つくらいのこじんまりした店、絶対、流行るよ~」と無責任に言って来た。私自身は、家飲みが好きだし(すぐ酔ってしまうので)、自由業で、郊外暮らしなので、仕事帰りに一人で一杯、なんて生活には縁がないのだが、そういう需要、きっとあるよなぁ、と思っていたのだ。パリでばりばり働く日本人女性、フランス人の同僚たちにうんざりし、フランス人夫の待つ家に帰りたくない・・、で、一人、野菜中心で、心も胃袋も癒される和系つまみを味わいながら、日本酒を一杯・・。

ここTaekoは、まさにそんなお店です。

Taekoさん
(Taekoさん)

実は前から来よう来ようと思っていたけど、夜だけのお店なので、なかなかチャンスがなく、一度、夜の女子会があり、女子3人で行こう!と張り切っていたら、その日は定休日。で、今回、なぜかまた、別のメンツだけど、女子3人で、やっと来ることができて、カウンターではなく、おしゃべりしやすいテーブル席へ。

メニューがこんな感じ。月並みな表現だけど、おふくろの味、ってやつ。全部、食べたくなります。

メニュー

量もちょうどいい。3人だったので、たくさん頼んだけど、一人で来て、2,3皿ってのもありだな。

なす

きんぴらとか

もやし

二皿


我らが店に着いた時は、カウンターで男性が一人飲みしていたが、他のテーブルは、女子だけの集まりで、その後、カウンターを埋めたのは、男女混合のグループで、残念ながら(?)女の一人飲みはいなかった。まあ、別にそこにこだわらないけど。

カウンター

そういえば、お客は日本人だけだった。黒板メニュも日本語(ひょとしたら、仏人客用にフランス語メニュもあるのかもしれないが)。お店のスタッフはTaekoさんと日本人女性で、パリにいることを忘れるような、和的癒し空間である。

次は誰か、パリの真ん中に温泉を作ってくれ~、というのは、無理だから、せめて、お湯の中で足が伸ばせる銭湯とか。大気汚染のひどいパリで高い煙突はむりか。あ、昨今の銭湯は、煙突は必要ないんだっけ。

この日は、来る前に、展示会のヴェルニサージュで、ワインを一杯飲んで、Taekoで、まずビールを飲み(と言っても半本)、せっかくなので、柚子酒も頼んだが、すっかり回っていて(お酒に弱い)、残してしまった。
次に来る時には早めに柚子酒を飲み始めよう。

ちなみに、入口脇、ウィンドーの中に飾られたTaekoの書は、書道家Maaya Wakasugiさんの手によるもの。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」題字を書かれた方です。

店外観
Taeko
4, rue de Port Mahon 75002 Paris
火曜~金曜 19時~(料理がなくなり次第、閉店)

今回は、短いブログが書けたぞ!

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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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