日本人の現代女性作家の本ばかりを、立て続けに読んでいる、今日この頃


あまり本は読まない方だと思うけど、たまに、読み始めると、数冊を立て続けに読む。特に、パリに出る用事が多い時期には(展示会に数日間通うとか)、郊外電車の中で、本を読む時間が増えるし。
で、なぜか、日本人の現代女流作家の本ばかり、読んでいる、この頃。・・ところで女流の流ってなんじゃ?男流作家って言葉は聞かないしなぁ、と思っていたら、『男流文学論』なんて本が出ている、上野千鶴子、富岡 多恵子、 小倉 千加子共著だって。怖そうだなぁ。

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で、話戻って、このところ読んだ本に、けっこう当たりが多かったのだ。


村田沙耶香『コンビニ人間』


「あっという間に読めます。こういう小説が芥川賞を取るんだぁ?という作品ですよ~」と貸してくれた人の一言。
ほんと、あっという間に読んでしまった。たとえ考え方や感じ方がフツーの人(の定義がまた、難しいんだが)と違っても、この女主人公は、ちゃんとコンビニで働いて=社会の役に立ち、独り暮らしをしている=自立しているんだから、それで十分じゃないのかね、この引きこもっている人間がたくさんいる時代に。そもそも、日本の非正規雇用率40%(人手不足で、正規雇用が増えつつあるらしいけど)、女性の生涯未婚率14%(“50歳まで未婚”っていう、この50歳の根拠はなんだ?)の時代に、正社員じゃなくて、結婚していないのは変、ってずいぶん時代錯誤な発想をする人がいまだに多いのか?と不思議に思った。
ちなみに、この主人公が美人だったら、ずいぶん、話が違っただろうな。この小説の主人公美人ヴァージョンが、大ヒットドラマの『逃げるは恥だが役に立つ』ではないかと思ったりもした。こちらは原作マンガがあるみたいだけど。機会があったら読んでみたいな。


『八日目の蝉』角田光代


エッセイストの長谷川たかこさんが、「江草さん、こういう本、好きなんじゃないかと思って、エンターテイメントだけど」と言って貸してくれた。角田光代は『空中庭園』が面白かったのだけど、次に読んだ本がつまらんかったので、(書名も覚えておらず)、その後は読んでいなかったけど、この本は、はい、おっしゃるとおり、私の好みで、借りたその帰りの電車で読みはじめ、翌日には読了した。
不倫相手の男性とその妻の間に生まれた赤ちゃんを誘拐し、3年ほど自分の子どものように育てた女性が主人公。その不倫相手の子どもを妊娠していたが、堕胎すれば結婚できると不倫相手当人にそそのかされ、その子につけるはずだった名前で誘拐した子どもを呼んでいたという。このエピソードで大半の読者は主人公に肩入れするのではないかと。そういえば、少し前に、アメリカで誘拐した新生児を18年間、実の子として育てていた女性が逮捕された事件があったっけ。そんなに長い間、よくばれなかったな。事実は小説より奇なり、ってやつ。
エンタメと純文学の違いは、分からんが、エンタメなら、出所した主人公と成人したその子(不倫相手の子どもを妊娠中)が一緒に住んで、赤ん坊を育てることにしました、めでたしめでたし。と二流ドラマっぽい終わり方にしてほしかったかも。別にエンタメだからハッピーエンドってこともないか。


『ヘヴン』川上未映子

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もう一冊、長谷川さんが貸してくれたのが、この本。川上未映子は、『乳と卵』が、つまらなくて途中で投げ出したので、それ以降、読もうと思わなかったが、この『ヘヴン』は、面白かった。でも、一気読み、はできず、というのもイジメのシーンで、つらくなったので。イジメにあっている中学生男子の主人公と、同じくイジメの対象のクラスメイトの女子の交流を描いている。主人公は斜視で、それがイジメの原因だと思い込んでいたが、いじめっ子自身から、それはいじめの決定的要因ではない、と言われる。確かに、ジャン・ポール・サルトルなんて、斜視で醜男だったけど、その知性で人を惹きつけ、ずいぶんな女たらしだったというし。それでも、主人公が最後に斜視を直す手術を受け、見えた光は、希望の光だよね、なので、読後感はよかった。ついでにコジマが、髪の毛を切り、清潔な恰好をしたら、じつは、すごい美人だった、なんて安っぽい少女漫画的なオチをつけたら、どうなるだろう、なんて想像してしまうが。そうなると、ヘヴンは存在しないことになってしまうのか?

勢いにのって(?)他の日本人女性作家の小説を読みたいと思うが、パリでは、簡単に日本の本は手に入らぬ。ブックオフ・パリ店がつぶれたのは、実に悲しい。息子の通う天理日本語教室には日本図書館があるのだが、ちょうど読む本が切れた時が、学校休みの時期。去年の夏に実家から持って来た本の中に、これを見つける。


『閑人生生 平成雑記帳2007-2009』高村薫


本当は小説が読みたかったし、2011年3月以前の時事エッセイってあまり読む気がしないなぁ、と思いつつ、でも高村薫だし、と読み始める。
高村本は最後に読んだのが、福島の原発事故を予言したともいわれている『神の火』。すんばらしい作品で(私が読んだのは文庫版)、登場人物の中で、江口という好事家のおっさんになんか魅かれた。

で、『閑人生生』は、ざざっと読むが、著者はすでに10年前に日本の貧困問題を憂いていたんだなぁ、と・・。最近の時評も読みたくなり、アマゾンをチェックしたら、『作家的時評集2008-2013』も出てるし、今年になって、『作家的覚書』なるものも出版されている。岩波の「図書」(あの書店のレジの前とかに積んでいる)で連載していたエッセイらしい。夏に日本に帰国する時に買うべし。

作家的時評集2008-2013
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『やさしい訴え』小川洋子



久しぶりに、息子の付き添いで天理日本語学校に行く。ここの図書館では今まで、マンガしか借りてなかったので、今回、初めて本を借りた。同時に、萩尾望都の『海のアリア』も借りたけど。逗子・鎌倉が舞台の漫画。



『やさしい訴え』の主人公瑠璃子は、暴力をふるい、愛人のいる夫との暮らしに耐え兼ね、子どもの頃を過ごした山間の別荘(彼女の両親の持ち物ってこと)に一人で住み始める。カリグラファーである瑠璃子はそこで、仕事に打ち込みながら、近くに住む、チェンバロ製作者の男性とその助手である若い女性と親しくなる。
小川作品はけっこう好きで、数冊読んでいるけど、カリグラフィー、チェンバロ、山間の別荘・・、実に心地よい小川ワールドに浸れます。結局、離婚が決まり、新しい恋は実らず、思い出の別荘も人手に渡る、でも、自分の好きな仕事で生計が立てられるめどがつく、つまり一番必要かつ確かなものが残ったんだから、いい結末じゃない?と私は思ってしまったが。
今、NHKドラマ『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語』を楽しみに見てるけど(動画無料配信で。いい時代になったよ)、カリグラファーにしても代書屋にしても、文字を書く仕事って、なんか趣があっていいな。パソコン使って、文字を“打つ”我らライターとは、似て非なる職業だわ。


『真鶴』川上弘美

真鶴 (文春文庫)
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『やさしい訴え』を返して、代わりに借りたのがこの本。同著者の『センセイの鞄』は、ユーモラスな感じだったのに、なんか、のっけから重くて、ちょっと気味の悪い作品だわ。真鶴って実家の近くじゃん、なんて思いながら借りたんだけど。でも、すらすら文字も追えるしということで、今、この本を読んでいる最中。

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怒涛の四月は、展示会が2度もあって、締め太鼓も叩いて、モン・サン・ミシェルにも出かけた


またまた、ブログ更新が遅れてしまったので、4月にあったことをまとめて書く、手抜き(?)ぶり。

3月の最終週から、日本人女性クリエーター集団izumiの展示会に参加して、こけしの展示販売。

こけしだな

日本から参加した、あみぐるみクリエーターのHABUJUNさん。

FChabujunnさん

メナードの日本人エステティシャンが、同僚のディスプレイ担当のフランス人女性と一緒に来て、こけしを購入して下さる。後日、オペラのメナード・フラッグ・ショップのウィンドーに展示してあるこけしたちを撮影。このルージュとこけしの組み合わせが素敵。フランス人ならではの感性?

FCディスプレイ

FCディスプレイ2
(パリのメナードのウィンドーに飾られた、こけしたち)


展示会の最中、土曜午後にパリ17区の区役所で行われた、和太鼓・真の生徒発表会に参加(そう、生徒なんです)。今回は、締め太鼓を叩く。ただの生徒発表会なのに、広めのホールに立見が出るほどの、観客が来て、へたな演奏で申し訳ない、という気持ちに。ただ、先生の演奏もあるので、これを聞けるだけでも、来てよかったと、観客は思うはず、そもそも客のほとんどが、生徒の友人、家族だろうし。しかし、演奏中、足がぶるぶる震えちゃったよ。発表会は、気が付いたら、7回目だけど、こんなこと初めて・・。展示会場から区役所に直行し、自分の演奏が終わると、すぐにまた展示会に戻るという慌ただしさで、先生の演奏を見ることもできず。リハーサルの時に、しっかり見たけど。


(発表会の様子は写真に撮っておらず。締め太鼓とはこんな太鼓)



2週目初日は、5月に行われる、パリ日本人会主催のバザー希望祭の実行委員ミーティングに参加。場所が当日会場となる、14区のシテ・ユニヴェルシテの日本館にて。うちから、距離的には遠い。ミーティングの後、シテ内のスペイン館のカフェテリアでランチ。学食風で、安くて、味もまあまあ。

FCスペイン館のカフェテリア


性懲りもなく、ビズのフリーペーパーを出すことにしたので、その制作に集中。で、いつものごとく、スポンサー探しに一苦労。ニュースダイジェストがつぶれて、広告を取りやすくなるかと思ったら、さにあらず。「もう、次号は出せないだろう」と言い続けて、今、準備しているのが、通算64号目。よく続いてるなぁ、と他人事のように関心。

表紙撮影は、シテユニヴェルシテの真正面にある、モンスーリ公園にて。滅多に来ない地域なのに、ここのところ縁がある。

FC表紙撮影
(分かりにくいかもしれないけど、写真左端にカメラマンさん、右端にモデルさん)


3週目は、去年の夏から企画・準備していた、広島の筆リンパドレナージュ・セラピスト小笠原実穂さん主催のパリツアーご一行が到着。
参加者に自分と年齢の近い人が多かったこともあり、仕事というよりは、一緒に楽しませてもらった感じだったな。

FCブログ乾杯
(撮ったのが私だから、自分は写ってないけど、一緒に乾杯もしたし)

モン・サン・ミシェルツアーは、ビズの広告営業をしなければならないので同行しないつもりだった。ミニバスの運転手さんは日本人だし、小笠原さんは、ツアーガイドができるくらい、モン・サン・ミシェルに詳しいし。ところが、小笠原さんから「一緒に行きましょう。その日は、きっと広告取れません。それなら、モンサンに言っておけばよかったと後悔しますよ」と誘われる。小笠原さんの言うことは恐ろしくよく当たるので、「じゃあ、行くか」と準備していたら、モン・サン行きの前日に、新規スポンサーが見つかり、大手を振って(?)モン・サン・ツアーに参加。

前回(って何年前だ?)行った時は、天気が悪かったけど、今回は、パリを出る時は曇っていたが、モンサンに着いたとたんに、青空が広がる。大天使ミカエルのおかげ?なら、いつも晴れてるはずか。

FCブログモンサン

ツアーのメイン・イベントを日曜日に無事に終え、任務終了。

翌週、一行が帰った後も残った小笠原さんと、サン・ジェルマンのカフェ・ドゥ・マゴで待ち合わせて、ツアー第二弾の相談。カフェ・クレームを頼んだんだけど、なぜか、ワインコルクが付いてきた。スプーン置き代わり?後から来た小笠原さんのお盆には、コルクは載っていなかったので、私のは、単なる置き忘れ?

FCドゥマゴ
(水の入ったコップの横になぜか、ワインのコルクが)


ノルマンディ在住のライター仲間の知子さんが、ガイドブック取材のため、パリ5区にあるキャバレー、パラディ・ラタンのディナー付きショーに招待され、お供させてもらうことに。役得!ただ、その日は、私がいつも使っている郊外線が、夜間工事で、22時で終わってしまうことが分かり、知子さんが友人から借りている、サンラザール駅近くのアパルトマンに、一緒に泊めてもらうことにする。アパルトマンと言っても、女中部屋と呼ばれる、屋根裏部屋でトイレ、シャワー、キッチンはちゃんと付いているけど、寝具はマットレスがあるだけなので、寝袋を持って行くことに。知子さんは「華やかなキャバレー・ショーの後で、寝袋っていうのは、申し訳ないけど」と気にかけてくれたが、「そのギャップが面白くて、いいじゃん」と答えておく。とは言いつつ、キャバレーに寝袋を持って行くのは憚られるので、最初にアパルトマンに行き、寝袋を置いてから、

元和太鼓仲間の青木千映さんのマレのオフィス兼ブティックオープン記念アペロ(アペリティフ)に参加して、

FC青木さんのオープニング

そのすぐご近所さんのギャラリーハヤサキに、日本刺繍の展示会を観に行ってから、

FCギャラリーハヤサキ

パラディ・ラタンに向かう。
ギュスターヴ・エッフェルが設計した劇場だったのね、知らなかった。パリのキャバレーは、ムーラン・ルージュとクレージー・ホースは行ったけど、パラディ・ラタンは初めて。リドはまだ、行ったことがないし。

FCパラディラタン

楽しくショーを見て、アパルトマンに戻った頃に、知子さんの彼から電話があって、シャンゼリゼで銃撃事件があったことを知る。リドのすぐそばで。夫からも「シャンゼリゼには近づくな」とメッセージが。なんか、ン年ぶりの朝帰り夜遊びの日に近くで、そんな事件が起こるとは。


その週の日曜日は、オペラにある、日本語学院の第一回アジア・フェスティヴァルの展示販売コーナーに参加。月~土曜日には授業が行われている教室を使って、展示販売、それから組みひも、和菓子作り、マンガの書き方などのワークショップが行われた。
新しくて、きれいな建物で、地上階と地下階に分かれて、15ほどの教室がある広い会場だった。しかし・・、いかんせん、来場者が少なかった。こけしが一体も売れなかったのは、初めての経験。予約制のワークショップは、そこそこ人が集まっていて、参加者が、その後、展示販売会場を回って、お買い物をするという、よくあるイベントのパターンなんだけど・・。展示販売目当ての来場者が、ほとんどいなかったのではないか、と思う。
大統領選挙と重なったし、日曜一日だけの開催だったので、やはり集客が難しかったか。主催側も初めての試みで、宣伝も不十分だった感が。

FCアジアフェス

顔見知りの出展者(というか、出展者のほとんどが知っている顔ばかりであったが)が、「サロン・イデ・ジャポン(毎年オペラで行われている日本をテーマにしたイベント。毎年盛況で、2015年の12月は入場規制まであった)も、初めの頃は、人が少なかったよ~。集客力なんて、簡単につくもんじゃないし」と話していた。
このアジア・フェスティヴァルも、スタッフの人たちの頑張っている感は、しっかり伝わって来たし、今後が機体できるかも。

ちなみに、会場にすっごくかわいいポメラニアンが遊びに来て(もちろん、犬が勝手に来たのではなく、飼い主に連れられて)なでなでするために、しゃがんだのがよくなかったのか?その後、腰が急に痛くなる。何とか、家まで運転して帰ったものの、その夜から、寝返りをうったり、しゃがんだりしただけで、激痛が。腰痛なんてあまり縁がなかったのに・・。

まあ、今月は自分にとってはずいぶん、忙しく動き回っていたので、体が少し静かにしていなさい、と言っているのかも。ということで、5週目は、最低限の用事だけこなして、なるべく無理のないように過ごしている。

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オペラにて、カウンターで一人飲みできる、和食屋さんTaeko


パリに住んでいる日本人女性が、「私、飲食店、やりたいんだよね~」と言うのを聞くたびに(そういう、夢を持っている人、けっこういます)、「女性がカウンターで、一人飲みできるような、店にしなよ。カウンターの他に、テーブルが二つくらいのこじんまりした店、絶対、流行るよ~」と無責任に言って来た。私自身は、家飲みが好きだし(すぐ酔ってしまうので)、自由業で、郊外暮らしなので、仕事帰りに一人で一杯、なんて生活には縁がないのだが、そういう需要、きっとあるよなぁ、と思っていたのだ。パリでばりばり働く日本人女性、フランス人の同僚たちにうんざりし、フランス人夫の待つ家に帰りたくない・・、で、一人、野菜中心で、心も胃袋も癒される和系つまみを味わいながら、日本酒を一杯・・。

ここTaekoは、まさにそんなお店です。

Taekoさん
(Taekoさん)

実は前から来よう来ようと思っていたけど、夜だけのお店なので、なかなかチャンスがなく、一度、夜の女子会があり、女子3人で行こう!と張り切っていたら、その日は定休日。で、今回、なぜかまた、別のメンツだけど、女子3人で、やっと来ることができて、カウンターではなく、おしゃべりしやすいテーブル席へ。

メニューがこんな感じ。月並みな表現だけど、おふくろの味、ってやつ。全部、食べたくなります。

メニュー

量もちょうどいい。3人だったので、たくさん頼んだけど、一人で来て、2,3皿ってのもありだな。

なす

きんぴらとか

もやし

二皿


我らが店に着いた時は、カウンターで男性が一人飲みしていたが、他のテーブルは、女子だけの集まりで、その後、カウンターを埋めたのは、男女混合のグループで、残念ながら(?)女の一人飲みはいなかった。まあ、別にそこにこだわらないけど。

カウンター

そういえば、お客は日本人だけだった。黒板メニュも日本語(ひょとしたら、仏人客用にフランス語メニュもあるのかもしれないが)。お店のスタッフはTaekoさんと日本人女性で、パリにいることを忘れるような、和的癒し空間である。

次は誰か、パリの真ん中に温泉を作ってくれ~、というのは、無理だから、せめて、お湯の中で足が伸ばせる銭湯とか。大気汚染のひどいパリで高い煙突はむりか。あ、昨今の銭湯は、煙突は必要ないんだっけ。

この日は、来る前に、展示会のヴェルニサージュで、ワインを一杯飲んで、Taekoで、まずビールを飲み(と言っても半本)、せっかくなので、柚子酒も頼んだが、すっかり回っていて(お酒に弱い)、残してしまった。
次に来る時には早めに柚子酒を飲み始めよう。

ちなみに、入口脇、ウィンドーの中に飾られたTaekoの書は、書道家Maaya Wakasugiさんの手によるもの。NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」題字を書かれた方です。

店外観
Taeko
4, rue de Port Mahon 75002 Paris
火曜~金曜 19時~(料理がなくなり次第、閉店)

今回は、短いブログが書けたぞ!

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パリのメナードで、アンチ・エイジング・エステ


ン年ぶりに、エステに行った。オペラ座からヴァンドーム広場に続く、カルチェ、ピアジェなどの高級ブランド店が並ぶラ・ペ通りにある、メナード・パリ店内のエステティック・サロンである。高級感あふれる店構えで、なんだか、店に一歩入っただけで、リッチな気分に。

メナード店内
(きらびやかな店内)

子どものいる人はみんな、そうだろうけど、仕事、家事、子育てが生活の中心になって、自分自身に使える時間やお金は、限られるわけで(不景気で、収入減ってるし)、私なんぞ、特に美容の類は後回しで、美容院だって、年に3回しか行かないのだから、エステなんて、ほんと、ご無沙汰であった。

この歳になれば、やっぱりアンチエイジングだよね、で、フェイシャル・エステのコースAzami 。副題(?)は、une jeunesse retrouvée となっている。日本語に訳すれば、“見出された若さ”かな。
メナードのスキンケアラインの中でも最高級のエンベリエ・シリーズを使って施術するコースなのだ。

メナードエンベリエ商品集合写真
(エンベリエシリーズは、大人の女の雰囲気)

ツボ押しから始まり、クレンジング、キッシング、スクラブ、マッサージ(デコルテと顔)、最後にコラーゲンパック。そして仕上げに、リキッド(化粧水と乳液が一緒になったもの)とクリームで、約1時間半。
キッシング以外は、ハンドケアであるが、やっぱりエステティシャンは、日本人に限る!と思う。気配りが素晴らしいのはもちろん、マッサージの指の押し具合というか、感触がフランス人に比べて柔らかく、心地よい気がする。その昔、ゴッドハンドの持ち主と呼ばれるようなフランス人エステティシャンの施術も受けたこともあって、そのうち一人は、大女優クラウディア・カルディナーレ(若い人は知らない?)やジェーン・バーキンが顧客にいて、しかもフランス人とは思えない、たいへん感じのいい人であったが、それでも、なんか、指の押しがぐっ!て感じだったのよね。まあ、好みの問題かもしれないし、日仏エステティシャン比較をするほど、エステに行ってるわけじゃないから。

エステを受けている最中、気持ちがリラックスして、心なしか体も軽くなってくるような気がする。スクラブクリームに入っているアロマハーブの影響か、それともツボ押し効果だろうか?そういえば、リンパドレナージュセラピストの小笠原さんが、彼女の施術は、熊野筆で顔をそっとなぜるだけなのだが、体全身に効果が出るので、施術を受けた人はみんな驚くのだと言ってた。顔ってたくさんの神経が集まっているらしいから、フェイシャルエステは、体にもいいってことか。

メナードエステルーム
(清潔で、気分の落ち着くエステルーム)

施術の最中、エステティシャンから、「皮膚が薄いですね」と言われる。“面の皮が厚い”の反対なんだから、褒め言葉かな、と思って喜んでいたら、皮膚が薄いとシワが出やすいのだと言われ、がっかり。逆に厚い皮膚は、脂分が多いので、シワにはなりにくいが、若い頃には、にきびが出やすいそうだ。そういえば、若い頃、それほどニキビに悩まされることはなかったな。一長一短ということか。

と言いつつ、30歳の頃に、吹き出物(もうニキビとは言わない年齢)が出た時期があって、まさに、メナードの薬用ビューネをその“薬用”の文字に惹かれ、普段使っていたローションより、値段が高めだったにも関わらず、使ってみて、おかげで吹き出物が改善されたことがあったっけ。当時の薬用ビューネのテレビCMが、確か、一人暮らしのOLが、疲れて家に戻ってぐったり。でも「ビューネしよう!」の一言で、立ち上がり、また明日も頑張って働くぞ、てな感じだったかと。それが、「しば漬け食べたい」のCM(山口美江さん、若くして亡くなってしまったが)と、セットになって、頭に残っているんだよね。雇用均等法世代ならではの悲哀・・分かる人だけ、分かってくださいまし・・。まあ、今思えば好景気のいい時代だったのか。
そういえば、ビューネくんなるイケメンが出ているCMもあったよなぁ、とググったら、このCMが始まったのは、99年で、初代ビューネくんは藤木直人♥、ってことは、私がフランスに来た後だ。なんで覚えているかというと、たぶん、当時、日本のドラマのビデオ(の時代だ、まだ)が、在仏日本人の間で回っていて(オペラに貸しビデオ屋もあったし)、きっとドラマの途中のCMで見たのだろう。で、イケメンだからもちろん、忘れるわけがない。

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メナードでは、エステの後に日本茶まで出してくれ、何だか、すっかりいい気分になる。

お茶を飲みながら、エステティシャンの方と少し話をする。メナード製品=効果あり=でも、ちょっと高い、というイメージがあったが、つき華シリーズは、手頃な値段で、ここでも、20代のパリジェンヌたちが買いに来るのだという。それから、コースAzamiはスクラブだけは、エンベリエシリーズではない、ハーブマスクというアロマハーブ入りのクリームで、こちらも、それほど高くない。
つき華シリーズのローションやクリームとハーブマスクを日常使いにして、たま~に、エンベリエを使ったエステ、というのが、働くママの懐具合に、優しい選択かも。

メナードつき華商品集合写真
(つき華シリーズ)

メナードハーブマスク商品単体写真2
(アロマ効果ありのハーブマスク)

翌日は、肌の色が明るくなり、すべすべして、おまけに気分のよさも持続したので、ブログに書こう!と思ったが、エステを受けた日は、仕事モードではなく、カメラも持っておらず、もちろん、エステ中に写真なんか撮れず(そんなことしてたら、くつろげないもんね)。で、ブログに書きたい旨、メナードさんに伝えると、快く、写真を送って下さった。
なので、今回のブログは、プロの撮った写真。私のカメラの腕が、急に上達したのではない。

今、エステのリラクゼーションコースSumiréが、20%オフのキャンペーン中だそうだ。
デコルテマッサージが長めだというから、夏に向けてちょうどいいかも。
Sumiré の20%オフキャンペーンは、5月13日まで。

メナード店正面入り口

メナード・パリ
21, rue de la Paix 75001 Paris
+33 1 42 65 58 08
営業時間:10:00-19:00
休日:日曜、フランスの祝日
http://www.menard.fr/jp/index.html(日本語サイト)


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発達障害の息子の高校見学


アスペルガー症候群と診断されている14歳の息子は、今年が中学校の最終学年。ここまでは、学区内の公立校に通い、アシスタントがついて、なんとか普通クラスに在籍している。
今年の9月に、リセに進学するので(落第しなければ)、普通リセかリセ・テクニック(工業高校のようなもの)、または、職業リセなどから、選ぶことになる。

息子は、言語コミュニケーションの障害があり、人の話していることも少し複雑になると理解できない。文章の理解力がなく、音読は、日本語もフランス語もすらすらとできるが、内容がよく把握できない。学校の授業でも、板書はできるが、先生が説明していることをノートすることができず、アシスタントに手伝ってもらっている。

普通リセで授業についていくのは、難しいだろう。特に哲学の授業なんて、とうてい理解できると思えない。まあ、人文系には、間違っても進まない(進めない)だろうが。
また、若者の失業率の高さが深刻なフランスでは、大学を出ても、簡単に仕事が見つからない(日本も同じかもしれないけど)。ノーマルな人(ノーマルの定義なんぞを考えてると、話がそれてしまうので、それはさて置き)でさえ、仕事が見つからないのに、まして、障害を抱えている息子は一体、どうなってしまうのか。障害者雇用枠のことも視野に入れてはいるが、法律もころころ変わるので、息子が社会に出る頃にどういう条件になっているか分からない(景気だってどうなることやら)。とりあえず、今の段階では、科学技術系の専門技術を身につけるためのテクノロジー・バカロレアを目指す、リセ・テクニックに進めればいいな、と思っている。

3月最初の土曜に、中学校で、進学説明会が開かれた。親が説明会に出ている間、子どもたちは、校舎内のカフェテリアで行われる、職業エキスポ(とでも訳しましょうか、Carrefour des métiers)に参加した。

高校見学中学の前
(進学説明会の日は雨)

説明会は、進路選択の目安、各リセの特色、その後の進路などなどについて、校長と進路指導担当がスライドを使って、説明する。1年目は普通リセで、2年目からリセ・テクニックに移ることも可能だということが分かる。

説明会が終わって、職業エキスポ会場へ。子どもたちが、興味のある職業のブース(と言ってもテーブルが置いてあるだけ)を訪れ、その道のプロ(たぶん、市内の企業・団体の人間が中心)に色々と質問をする。息子は、コンピュータ技術者二人と話をしたという。何を聞いたの?と尋ねると、「苦手なものは何ですか、って聞いたら、スポーツだって」。そんなレベルである。
その他に、自動車教習所の教官にも話を聞き、「何歳から運転できますか、って尋ねたら、15歳からだって。他の子は、どんな車に乗るんですか?って質問していた」。訪れた子ども全員が教習所のカードを渡されたそうだ。なるほど、いい宣伝だわ。
高校自動車教習所

(妙に担当者が多い、自動車教習所のブース)

他にも、警察官、消防士、看護アシスタントなどがいた。住宅施工会社の社長(?)は熱心にパネルなんか使いながら、子どもたちに説明をしている。息子は以前、大工になりたいと言っていたので、そのブースにも行ってみようと誘ったが「夢が、変わった」の一言。今は、漫画家かユーチューバ―になりたいらしい。

高校消防士
(消防士は人気職業の一つ)

ブースを訪ねるとそこで、サインをもらい、それを月曜日に、担任に提出することになっている。もう一つくらい回ろう、(きっと多いほど評価が上がるだろうから)ときょろきょろすると、マウンテンバイク専門誌Velo Vertのブースがあり、編集長本人が来ていた。

息子は2年ほど、毎週土曜にマウンテンバイク教室に通っていたが、参加者が少なく、指導者と生徒は息子一人だけ、なんて日もあり、教室が成り立たなくなってしまった。本人もさほど情熱がなく、「自転車はケツが痛くなるから、もういい」の一言で二度と乗らなくなってしまった。
自転車はもちろん、編集の仕事にも興味のない息子に変わって、私が色々質問し(発行部数とか、編集部員の数とか、ありきたりなことを)それでも息子は横で、一応メモらしきものをとっていた。
自分は編集者だけど、息子は、本当は編集には全く興味がなくて、と話すと、編集長氏曰く、「僕も若い頃はアートの勉強をしていたんだけれど、自分には合わないと思って、その後、営業マンとして働くことにしたんだ。この雑誌が、広告営業マンを募集していたから行ってみたら、そこで心の父とも呼べる人に出会って、一から編集のことを学んだ。やりたいことなんて、この年齢じゃ分からないし、決めていたとしても、これから変わるだろうし」。
確かに・・。

高校velo-vert
(編集長と一緒に写真を撮ってもらえばよかったのに、すっかり忘れたので、雑誌Velo vertの表紙)

息子の場合は、障害のせいで、できることが限られているし、やりたいことしかやらないという性格(これも障害のせい?)もあるので、やりたいことで、それに適性があって収入に繋がる何かを見つけてほしいのだが・・。

翌週の土曜日は、学区内のリセ・テクニックの学校見学の日。
校名は、リセ・シャルル・ドゴールなんだけど、住所が、テクノパークとなっている。え?テーマパークの一種?とググってみると、・・要するに企業団地みたいなものなのね。ナビに住所を入れて、我が家から車で15分。

こんな建物であった。

高校見学剣

門を入ると、保護者会のメンバーからチラシを渡され、「分からないことがあったら、何でも質問してね」と言われたので、さっそく、バス路線について聞いてみると、我が家の近くの駅からリセ近くの停留所まで、直通バスがあるはず、と教えられる(家に帰ってwebでチェックしたら、それは隣駅からのバスだったが)。

リセの建物に入ると構内図を渡される。
まずは、息子が興味を持ちそうな、工業技術科学課程の教室に入る。スケートボードにブレーキを付ける研究開発を生徒たちが行っているとかで、技術屋って感じの教師がそれを講義でもするごとく、スライドを見せながら妙に熱く語っていた。一応、息子も何やら、メモを取る。

高校見学剣メモ

次に、数学の教室に入ると、殺人現場に残されていた髪の毛から、犯人を割り出すのに数学を用いる方法なんてものをスライドを使って説明していた。面白そうだけど、実際、授業でこんなことをするのだろうか?息子は、よく分からなかったのか、「あんまり面白くない」と一言。

最後に情報デジタル科学の教室に入ると、数台のパソコンがあって、どうやらプログラミング体験ができるようなのだが、どう見ても小学生にしか見えない子どもが、パソコンに向かっていた。きっと、土曜日なので、教師の誰かが、預ける人がいなくて連れて来たのだろう。一度、役場のカウンター内に小さな子どもがいて、職員が「今日、急に学校が休みで預け先がなくて」と言っているのを聞いたことがあるし。歯医者の予約時間の寸前に秘書から「急に先生が奥様の代わりに子どもを幼稚園に迎えに行くことになったので、30分、予約の時間を遅らせて下さい」なんて電話があったことも。フランスって働く親に寛大な国なのである。結局、パソコンは全部埋まっていたので、プログラミング体験もできず。
見学アンケートを書いて、退散。

高校見学剣建物

家に帰って、資料を見ると、どうやらこのリセでも、科学系と経済・社会系の普通バカロレアは受けられるらしく(人文系はなし)、特にテクノロジー・バカロレアを目指すための高校ではないということが分かる。

しかし、フランスの面倒な教育カリキュラムは、時々、制度も変わるし、日本人の親としては理解するのに一苦労。息子の場合は、発達障害の問題もあるので、さらに複雑になってしまうのであった。

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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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