フランス人のティーンでいっぱい、のパリManga市

土曜日に7歳の息子を連れて、パリのポルト・シャンペレ見本市会場で開かれた“Paris・Manga&Sci-Fi show”に行って来た。取材とマーケティングを兼ねているので、人の少ない午前中に一人でさっと行こうと思っていたが、WEBで下調べをしていたら、息子がそれを見て「NARUTOの人形がほしい」、と言いだす。“8歳以下入場無料”とあったので(入場料は大人子ども関係なく一人9euros)、連れていくことにする。

manga列
(この列!)

息子は土曜の午前中はハンドボール教室なので、昼ご飯を食べて出かけたら、会場に着いたのは14時半近くで、驚くような列ができている。この会場、他の見本市を訪れたことが2度あるが、こんな列は見たことがない。土曜なので、親子連れも多いが、ほとんどがティーンだ。ちなみに日本人らしき人は一人も見なかった。幸い、あまり寒くなく、曇っていたが、雨も降らない中、1時間近く並んで、それほど広くない会場に入ると案の状、イモ洗い状態であった。

さて、この“Paris・Manga&Sci-Fi ショー”はジャパンエクスポの簡易版とでも言おうか(って主催者は怒るか?)、コミケ会場に、マージャン、囲碁、折り紙、空手実演などのコーナー+Sci-Fi(スター・ウォーズのコーナーがあったりする)といった具合の日本のマンガ文化を中心としたごった煮見本市というところ。出展スタンドは同人誌の他に、コスプレ衣装、フィギュア、トトロやピカチュウのぬいぐるみ、刀、コミック類、それに正規輸入したとは思えない日本のお菓子などなど。

manga場内
(アニメのDVDも売っている)

さて、我が息子であるが、発達障害児は人込みが苦手、と言われるが、案外けろっとして、「大きなお祭りだね」。フィギュアや日本のお菓子類など興味あるものがたくさん並んでいるので、人など目に入らないのかもしれない。この大群衆の中、迷子になられたらたいへん、と左手で息子の手をしっかり持ち、右手でカメラをもってスタンドやコスプレ・コンテストの様子、そして、ゴスロリやアニメ主人公のコスプレ姿のフランス人ティーンたちをパチパチととらえる。みんなカメラを向けると笑ってポーズをとってくれるのだ。子ども連れだから警戒されないのかしら、と思ったが、あやしげなフランス人ムッシューの向けるカメラにもちゃんとポーズをとっている。そう、張り切ったコスプレ姿、注目してほしいのだな、みんな。

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(ポーズをとってくれたティーンたち)

息子が怪しげな店で森永ハイチュウを買いたい、と言いだしたので、「この前、食べ過ぎて吐いたじゃない」と止める。すると、「じゃ、チョコボール」と手を出したので、見ると息子のきらいなホワイト・チョコなので、「白いチョコは嫌いでしょ」とこれもダメ出しをすると、思い切り不機嫌になってしまう。ここでパニックを起こしでもしたらたいへん、と思っていたら、ダンスダンスレボリューションコーナーにさしかかり、画面に目が釘付け。「踊ってみたら?」と勧めるも「見るだけ」と、それでも楽しそうに床でステップを踏んでいた。楽しそうなので、「誕生日にパパにねだれば?」と勧めてみる、私もやれるし。

最後にフィギュアの店に寄り、息子が選んだのはなんと、懐かしのドクタースランプのフィギュアセット。フランスで放映されているのは見たことないし、日本のビデオやDVDで、息子に見せた記憶もない。なんで?と思っていたら、中にタイムくんという時計のかたちをした登場人物のフィギュアが入っていたから。息子は数字フェチなので。

帰りに近くのマクドナルドに寄ったら、Manga市帰りのティーンたちがたくさん。コスプレの小道具で持っていた槍を入口で没収されている子もいた。彼らの親は「何が楽しくてこんな変な格好をするのか」と嘆いているかもしれない。しかし、友達ができず、孤立している息子を見ると、ティーンになった時、コスプレ・チームでも、JAPANおたく仲間でもいいから、一緒に楽しむ友達ができていたらいいな、と、隣のテーブルで7月に行われるJAPANEXPOの話で盛り上がっているフランス人ティーンたちに囲まれて、息子とチョコレート・サンデーを食べながら、思ったのであった。

泣きっ面に蜂、風邪+メールのトラブル

去年の冬は風邪らしい風邪をひかなかったのに、先週末に突然ひいた風邪は長引いている。剣道の稽古を3回ほど続けて休んだツケだ、と反省している。そう、剣道を週2回定期的に稽古するようになってから、冷え性がなおり、風邪も引かない、健康体になっていた。そういえば、同じ時期に運動不足のせいか、4〜5日ほどよく眠れない日が続いたし、いつもは枕に頭が付く前に寝入っている私が・・。

さらに、ここに来て、bisouのメールにトラブルが発生。フランスのプロバイダを使っているのだが、ここ2日ほどメールが少ないな、と思って、プロバイダのサイトで確認してみると、ほとんどのメールにSPAMがついて、サイトの迷惑メールボックスに入ってしまい、Outlookに落ちて来ない。さらにはこちらから送ったメールも数通、送り先に届いていないことが判明。知り合いに訳を話して、添付あり、添付なし、件名をフランス語のみ、日本語入りなど色々と試しに送ってみる。ちなみに以前bisouが使っていた別のフランスのプロバイダのメルアドも生きているので、そちらでも同じように実験。
結果、件名に日本語が入っていると、SPAM扱いになったり、届かないことが分かる。届かないうえに、戻っても来ない、これって、とても厄介だ。以前のbisouのアドレスには件名が日本語のものもちゃんと届く。フランスのプロバイダ同士だから??しかし、ある知人には件名が日本語のものが届かない、他の私と同じプロバイダを使っている人には件名日本語でも届く・・。うー、何が何だか・・。
メール送った後に、電話で「届きましたか?」なんて、これじゃメールを使う意味がない。
『開封確認』機能を使う、って手もあるけど、なんか、あれ、感じ悪い気がするんだよね。
他のプロバイダのアドレスにちゃんと届くかをもっと詳しく確認しよう、と最近人気のGメールに登録することに。日本語googleのサイトで登録したのに、居住地フランス、と出てきて(かしこい)なぜか最後の利用規約はフランス語になっていた。すぐに登録できたが、何となく、画面の動きが鈍い気がするんだけど・・。

一応、フランスのプロバイダのテクニカル・サービスに電話をすると、なかなかつながらない。5分くらい待たされて、状況を説明。「自分で、自分のアドレスに試しにメールを送ってください」。え?そんなことできるの?「こちらからテスト送信します、届きましたか?」両方とも問題なく届く。Outlookを閉じてみて、サイト上のメールボックスに届くかどうかも試すが、全て問題なく届く。一応「知人に送ってみたら、日本語で件名を書いたものが届かないのですが」と言うと、「その場合、少し遅れて届くかもしれませんね」
そんなことありか?
 
 新しいGメールのアドレスには、bisouのアドレスからのメールは、件名を日本語にすると届かず、アルファベットにすると届く。ところが、同じプロバイダの個人で使っているアドレスだと件名を日本語にしても届く。
 一体、どういうことじゃ〜!
 
 風邪が長引き、頭がぼーっとしている。その上、こういう頭の痛い問題が起こって・・。
 
もうすぐ中殺界があける・・、そうだ、これは中殺界の災い力の最後のあがきなのだ、と思いたい。

メゾン・エ・オブジェ見本市に出かける

 この土曜日に家具とインテリア用品の見本市、メゾン・エ・オブジェMaison et Objetに出かけた。出展者数が3000近く、会期5日間で来場者数は8万人ほどの、インテリア関連ではヨーロッパ最大級と言われる展示即売会だ。
今回は、皮膚科医の岩本麻奈先生のご紹介で、同見本市に出展中のフェイス・ブラシなどのブラシ類を中心とした道具・小物類のメーカー、Sou Akadaを取材することになったのだ。実は、10年ほど前、この見本市で、フランス企業のブースでバイトをしたことがある。その時は昼の休憩時間に近辺のブースをちらっとのぞいた程度で、いつかゆっくりこの見本市を訪れてみたいな、と思いつつ、月日が過ぎてしまった。

駅から人の流れについて会場にたどりつくも、パビリオンがいくつもあって、まごまごする。受付に迎えに来てくださったSou Akadaの城崎社長と一緒に、館内に入ると、人の多さに圧倒される。土曜日なので、バイヤー以外に一般客も多いのだろう。
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まずは麻奈先生推薦のフェイス・ブラシについて取材。動物の毛と合成繊維を組み合わせ、それぞれの特徴をいかすことによって、肌の汚れを落としながらも、皮脂を取りすぎないように石鹸がうまく泡立つように作られている。社長自ら、泡だてを実践してくださったが、チューブからちょこっ、と出した、指先程度の洗顔ソープがみるみるうちに、夏ミカンくらいの大きさのメレンゲ状の泡に膨れ上がり、びっくり!
Sou Akadaは他にも野菜洗い用ブラシなどを作っていて、これは、野菜をきれいに洗って皮ごと食べられるように、というコンセプトに基づいている。野菜の皮は栄養価が高いし、皮を食べてしまえば、ごみも減る。ただ、化学肥料も皮に蓄積されるので、オーガニック野菜に限るが。その他、洋服ブラシ、料理用はけなども、毛の部分と本体が解体できるしくみになっている。これも、消耗しやすい毛の部分だけを取り換えれば、長く使えるし、最終的に捨てる時もごみの分別がしやすいから。そう、各製品ともエコへのこだわりがあると同時にデザインがスタイリッシュ。社長の考え方に共感する。
取材が終わった後も、同社の女性スタッフたちが私と同年代で、思わずおしゃべりしてしまい、気がついたら、12時半を回っていた。

城崎社長
(Sou AKADAのブースに立つ、城崎社長)

慌ててお昼を食べて、会場内のブースをのぞいて回る。実は、この大不況、特に日本の広告・出版界の低迷ぶりのせいで、末端労働者の私たちの仕事が大幅に減っている。何か新しい分野でビジネスを始めようか、始めるとしたら、今年しかない!なぜなら六星占術によれば、今年から3年は好運期なのだ!と、ない知恵をしぼりながら、今、起業準備、特に情報収集に励んでいる。犬も歩けば棒に当たるではないが、ビジネスのヒントがないかなぁ、と思いながら、インテリア小物、おもちゃ、テーブルウェアのブースが並ぶ界隈をうろうろする。誰もが一度は考えるであろう、フレンチ・グッズの日本への輸出。ただ、子ども用グッズでかわいいなぁ、なんて思った店で、「日本に取引先は?」と聞くとたいてい、「ありますよ」との返事がかえってくる。「日本語のインターネットページもあるよ」なんて会社も。そう、私みたいな素人が、これ、日本で売れるかも、なんて思うものは日本にすでに入っている、と考えて、間違いない。

パビリオンの一番奥の壁際の小さなブースで、石鹸オブジェなるものを作っている若い女性アーティストが、声をかけてきたので、何となくおしゃべり。香りのいい石鹸に人形を載せたり、ブラスチックや木の素材でデコレーションしたりしている。「石鹸の匂いが服の虫よけにも役立つのよ」なんて彼女が言えば、「まさに、最近、セーターに穴があいていて、がっかりしていたところなのよね」なんてたわいもない話をしていたら、最後に、「一つ好きなものを持って行って」、なんて優しいことを言ってくれたので、もちろん、ありがたく、いただく。
石鹸アート
(石鹸アーティストのナタリー)

実は家に戻って、彼女のサイトにアクセスしたら、なんと私の住む町、コンフランに彼女のオフィス(兼自宅かな?)もあることが分かり、びっくり!何か縁があるかも・・。 

この見本市、7つの会場に分かれていたが、私は一つ見ただけで、へとへと。電車の混まないうちに、と4時半に駅に向かう。
夜にはどっと疲れが出たうえ、のどが痛み始める。翌朝にNHKラジオの『地球ラジオ』のワールドテレホンネットワークで話をすることになっていたのだ、しかも生中継で。ま、まずい!とティッシュにティートゥリーとラヴァンサラの精油を一滴づつたらし、(のどの痛みに効く)それを鼻の上に載せて、22時過ぎにはさっさと布団に入ったのであった。

小林繁の死

いつものようにYahoo!ニュースのトピックスのタイトルを見ていたら、“小林氏急死”、
“江川氏「申し訳ない気持ち」”の文字が目に飛び込んで来る。江川が「申し訳ない」、ってことは、まさか、小林繁?でも、江川が他の小林さんにも迷惑をかけていた可能性もある、とわずかな期待をもって、クリックするが、やはり、我が小林繁であった・・。

 私が阪神ファンになったのは、彼のおかげ。それまでは恥ずかしながら、巨人ファンであった。しかし、79年の小林―江川の電撃トレードで、何の未練もなく、私は(小林とともに)巨人を離れたのであった。
 あの日、NHKの朝のニュースで、トレード決定直後の記者会見の様子が映し出され、小林の目がうるうるしていたのを見て、私も鼻の後ろがツーンとした。学校に着くと、私が小林ファンだと知る、あほ男子たちにからかわれ、思わず泣き出してしまい、クラス一の美人、律子ちゃんが慰めてくれたのだ。多感な中学時代のせつない思い出である。
 
思えば、巨人のことはファンってほど、好きではなかった。一方、阪神にはのめりこんだね。さっそく月刊タイガースを購読し、タイガースカレンダーを部屋に飾り、毎日、新聞の試合結果をスクラップし、選手年鑑を繰り返し眺めるうちに選手全員の奥さんの名前まで覚えちゃったし・・。
また、隣人夫婦がトラキチだったので、私が阪神ファンになったと聞いて大喜びし、神宮や横浜スタジアムの阪神戦によく連れて行ってくれた。朝、挨拶代わりに、私が「佐野が昨日で10試合連続安打ですよね」。なんて言うと、「ゆかちゃんはファン1年目とは思えないほど、研究熱心(?)だ!」なんてほめてくれたっけ。
ただ、私たちが球場に足を運ぶと、阪神は必ず負けた、というかその夫婦が行くと、だったのか?79年、阪神は8月の死のロードを勝ち越して甲子園に戻って来たが、なんとその後、甲子園で0点負けが6試合ほど続き、優勝戦線からすっかり脱落してしまった。そう、その時、お隣のご夫婦ははるばる甲子園球場まで泊りがけで出かけていたのである。
 
小林は阪神に移籍した年、22勝で沢村賞を受賞し、巨人戦は負けなしの8勝。
一度、不覚にも巨人阪神戦があるのを忘れていた、ある金曜の夜。偶然テレビをつけると、小林がマウンドに立っていて、1死満塁!まずはバッター・ボックスの打者を内野フライに抑え、2死になった時のバッターは、確か山本功児だったと思う。2ストライク3ボールから、小林が投げたのは、ストレート、真ん中、はっきりと分かる高めのボール。これにつられて、山本は見事に三振。すごい度胸!と乙女心がしびれたねぇ。

その翌年、運よく、隣人夫婦に連れて行ってもらった神宮球場の試合で小林が投げ、通算100勝をマークした。ウィニング・ボールをかっこよく、バックスタンドに投げ入れた姿が思い出される。

現役引退した後に、事業で失敗して破産した、なんて話も聞いたが、野球は続けていたのね。今年から日本ハムの1軍投手コーチになる予定だった、と訃報記事で知った・・。57歳だって、早すぎるよね・・。

フランス好きが集まるSNS、C’est moiセ・モワ

知人が、フランス地域SNSを立ち上げて、その宣伝、メンバー集めに協力している。

SNSの代表的な存在といえば、MIXI。ところが、最近、海外在住者は入会できないらしい。何でも、日本の携帯電話(番号)を持っていないと入れないそうだ。私は幸い、そんな制限のない時代に入会した。と、言っても今じゃほとんどログインしていないけど。
 MIXI内にフランス関連コミュニティはたくさんあるが、フランスに住んでいて、この入会制限規定ができる前に登録していなかった人は、アクセスできない。そこで、生まれたのが、セ・モワというわけ。メンバーは在仏日本人、フランスに興味のある在日日本人(って変な日本語だけど)、さらにフランス人の会員も少数ながらいる(みんな、日本語が上手)。
さて、コミュニティは、“パリの自転車生活”、“セ・モワ猛虎会(つまりフランスに住む阪神ファンのコミュ)”、“オペラでランチ”、“バー・カクテル同好会 ”なんていうフランス在住日本人の同好会的な要素の強いものから、旅行者にも役立ちそうな“パリのレストラン”、 “パリのマルシェ”、さらにフランスで働きたいと考えている人に心強い“フランスでおしごと”、“滞在許可証”など。

現在、会員は400名に満たず、まだ和気あいあいと言った感じで、メンバー全員を対象にした飲み会なんかも開かれている(残念ながら一度も顔を出したことがないが、けっこう盛況らしい)。

 ちなみに私が入っているコミュニティは、“映画好きのコミュニティ” ,
“売ります・買います マーケット” 、“発達障害児の子育て in France”、手前みそな “Bisou応援団”、そして当ブログにコメントを書いてくださっているMelody021さんを巻き込んで、“Christoeph Willem好き!”などなど。

興味のある方、入会を希望される方は
http://cest-moi.fr/?m=portal&a=page_user_top
<個人会員用招待状申請フォーム>をクリックしてください。

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プロフィール

Author:江草由香
編集者・ライター。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、エコロジー、ロハス、自然派健康法などをテーマにした『ビズ・ビアンエートル』http://www.bisoupfj.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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