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花見とアースデイ東京

19日の土曜日は、パリ郊外にある桜の名所ソー公園でお花見、の予定であった。この日は午前中にブーローニュでペアレント・トレーニングのワークショップ(後日、このブログにも詳細を書く予定)に参加し、その後、ソー公園に向かうつもりで、いなりずしにウィンナー、ミニトマトなどなどの花見用弁当を車に積んで、朝の9時に家を出た。ところが、ブーローニュに向かう高速で雨が降り始め、ワークショップの最中も、雨模様。イギリス旅行に引き続き・・、やっぱり私は雨女、とお弁当持参で、ブーローニュ近くに住むママ友達の家に遊びに行く。ところが彼女がそこから別のママ友達に電話をすると、なんとソー公園で花見の最中。・・今更、車を飛ばすのも面倒くさいし、曇り空の下で花見もなぁ、地面も濡れていそうだし、と結局、行かずじまい。

その翌日、ビズ・ジャポン代表の横澤氏から、代々木公園で18,19日に行われたアースデイ東京についての報告メールが届く。その出だしが「好天(5月上旬の陽気)に恵まれ」とあったので、ちくしょー、天気が悪かったのはパリだけか!そういえば、私たちがロンドンにいた時はパリの天気がよかった、って聞いたし、と腹立たしくなる。

アースデイ会場内の、たくさんのNGOの資料が平積みされたテーブルの上に我らが『ビズ・ビアンエートル』も置いたのだが、横澤氏いわく、「1~2時間でなくなりました」。さらに「実際に目のあたりにすると、かなり気持ちいいですよ。自分が制作に携わった冊子が飛ぶように、捌けていく光景は!」とあったので、思わず、「パリでは配布中に『一部ください!』とみんなが手を伸ばして来ます」とメールを返す。こんなところで競い合っていても仕方ないのだが。

と、フランスの桜の代わりに今回はアースデイの写真を掲載します。

アースデイ
アースデイ会場にて、ビズを手に取る人々

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13年ぶりのロンドン

イギリス南西部に、蒸気機関車が走る、全長10マイル、4駅のみのミッドハンツレイルウェイという鉄道がある。ここで、毎年イースター休暇に、本物の蒸気機関車大の『きかんしゃトーマス』の登場機関車(人物ならぬ)が線路の上を走るイベントDAY OUTWITH THOMASが行われる。
このイベントにからめて、11日土曜日から2泊3日でロンドンに夫と息子と3人で行ってきた。私にとっては13年ぶりのロンドン!なので、服装は年甲斐もなく、黒の革ジャン(合成皮革だけど)に同じく黒革のジッパーのたくさんついた斜めがけショルダーバッグ、Gパン(これはユニクロ)に黒のリーボックハイカット。IPODにはロバート・プラント&アリソン・クライスの『レイジング・サンド』を入れ(クライスはアメリカ人だけど)、本は、イギリス人作家なんて読まないので、ロンドンに縁ある夏目漱石の『虞美人草』(ほとんどこじつけ)の文庫本をトートバッグに入れ、旅の気分を盛り上げる。

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土曜の朝、フランスはいい天気だったのに、ユーロスターがトンネルを抜けると、そこにはどんよりと曇り空が。フランス国鉄SNCFで、「ウォータールー駅の目の前」と大ウソを言われたホテルメルキュールは、駅から歩いて15分ほどのところにあった。ただ、普段、安ホテルしか泊まらないので、「わ~、電気ポットと、お菓子まである!」、「シャンプーとバスソルトもあるぞ」、「薄型テレビだ~」と家族ではしゃぎ、目の前にはバス停もあったので、ロケーションの悪さは全く気にならなくなった。ウォータールー駅に戻って、翌日のイベント会場までのチケットを買い、その後、ピカデリーサーカスへ。フォートナムメイソンで紅茶(日本人旅行者の定番土産!)を、観光客用土産物屋で息子にロンドンバスとロンドンタクシーのミニカーを買い、中華街へ。ロンドン在住日本人の個人ブログで「店員の態度にはびっくりするが、おいしくて、安い」と紹介されていたWong Keiへ。店員の態度は期待ほどには(?)悪くなく、値段は驚きの安さで、味もまあまあ。
夜、夫がカメラを持って撮影に出かけている間に、息子とバスソルトをたっぷり入れたお風呂にのんびり入ろうとしたら、お湯を入れすぎ、栓が抜けなくなり、しかもシャワーが止まらなくなって、あわや洪水に。「英語でなんて説明すればいいんだろう?」と心配しながらフロントに駆け込むと、運よくフランス人女性のスタッフがいたので、「お湯が止まらないんです!」と言うと、すぐに他の男性スタッフに声をかけてくれる。その人が一緒に部屋まで走り、お湯が溢れ出る寸前で、シャワーを止め(レバーが固くて、閉め方にコツがいる)、栓はナイフではずしてくれた。さらに先ほどのフランス人女性もタオルを持って駆け付けてくれる(いいホテルは対応が素早い)。息子は素っ裸で、飛び跳ねながら、みんなが慌てている様子を楽しげに見ていた。

デイジー

日曜日は朝7時半にホテルを出て、ウォータールー駅へ向かう。曇り空、しかも寒くて、冬用コートを着てこなかったことを後悔。ウォータールーからミッドハンツ鉄道の始発駅アルトンまでは電車で1時間半ほど。アルトンで、そこに前日から泊まっていた、たまよさん家族と合流。ご子息ともゆきくんは、うちの子と同じ年で、二人ともトーマスが大好きなので、このイベントに来る計画を一緒に立てたのであった。子どもたちは、はしゃいで、ディーゼルの運転室や、トーマスの引く客車に乗る。広場で滑り台や遊具(トーマスとは関係ないが)で遊び、ショップで、トーマスグッズをおねだりして、ご満悦の様子。この日に飛行機でパリに戻るたまよさんたちと、途中駅でさよならして、我が家は再びロンドンへ。寒空の下、ビッグベンとウェストミンスター教会を見て、それからクィーンズウェイにある、ビズのメンバー、さなえさんに教えてもらったパキスタン料理の店Khan’sへ。ここも安くておいしかった。アルコール飲料がいっさい置いていない、っていうのが驚きだったが(カレーにはやっぱりビールだよね?)。クィーンズウェイにも土産物屋が並ぶが、ピカデリーサーカスよりも安めで、ロンドンポリスの制服を着たくまのぬいぐるみ(自分用)とサッカーユニフォーム(息子用)を買う。

最終日はホテルでイングリッシュ・ブレックファーストを味わう。小雨模様の中、大英博物館へ。雨の日の博物館は混んでいて、あまりの人の多さと疲れで、息子は泣き出す。しかたなく、半分も見ずに出てくる。まあ、タダだからいいけど。博物館を出ると、青空が出ていたので、バスでトラファルガー広場へ。そこに書店があったので、ふと、ウィリアム・ブレイクの詩集でも買おうか、と思い立ち、夫が息子を獅子像の前に立たせて写真を撮っている間に、“Songs of innocence and of experience”を買う。

blake

ボリュームたっぷりの朝食をとったせいで、お昼を過ぎても、おなかがあまり空いていなかったので、ピカデリーのジャパンセンターで、のりまきを買って食べる。近くの土産物屋で義父母へのおみやげにクッキーを買って、ロンドンブリッジに行き、タワーブリッジを眺めて、ホテルに戻る。そこからウォータールー駅に向かうバスが急ブレーキを踏んだせいで、夫が、いすに胸を打ちつけ、「肋骨を骨折した!ぶつかった瞬間、バキっていう音がした」と訴える。ユーロスターの発車時刻が近付いていたので、痛みをこらえながらも、なんとかサンパンクラス駅にたどり着き、ぎりぎり列車に間に合う。じっとしていると何ともないが、かがんだり、咳をしたりするたびに叫び声を上げて痛がる。翌日医者に行き、レントゲンをとったが、骨はきれいに並んでいたので、「折れてないじゃない」と言ったら、「君に何が分かる!すごく痛いんだぞ」と機嫌が悪くなった。

天気が悪く、けがもしたけど(別に私じゃないからいいけど)、また行きたい、今度はゆっくり美術館巡りしたい、と思わせる、楽しい旅行であった。

年をとればとるほど

4月8日はお釈迦様の誕生日=私の4×才の誕生日だった。今更、お誕生日がうれしい年齢でもなく、「また一つ、年喰っちまった」って気持ちだ。それでも、おめでとうと言われたり、お祝いメールをもらったりすると、やっぱりうれしい・・なぜだか。
8日当日は、子どもが毎週水曜日に通うエベイユ学園の近くに住むママ友の家で食事会。1~2か月に1回、5~6人のママ友達で集まり、ランチをするのだが、たまたまそれが8日だったので、フランス式に誕生日を迎える私本人がケーキを持参。シャンパンを持って来てくれた人がいて、しかも、最後は花束までみんなからプレゼントしてもらい、感激。家に帰ってさっそく花瓶にさし、「愛人からもらった」と言うも、夫はにこにこして、「それはよかったね」!と、つゆほども疑わず、ちと不愉快だった。夫には前の土曜日に16区のレストランSUSHI MARCHEでお祝いをしてもらう。料理もおいしかったが、帰り際に店長さん(だと思うが)に、「私はビズを1号から全部とってあります」と言われ、誕生プレゼントにうれしい気持ちになる言葉をもらった気持ちになる(こじつけか?)。

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パリ在住イラストレーターMeikoさんのフェルトワーク

一つ年が増えることが「また大人に近づいた!」なんてうれしいのは何歳くらいまでだろう?文字通り成人とみなされる20歳くらいまでか?それ以降は「また一つ年を取ってしまったなぁ」って気持ちの方が強いよね。大学生の頃、ボーヴォワールが自伝に『40歳になったショックから立ち直れないうちに50歳になってしまった』なんて書いているのを読んで、年を取るってことは人間にとって(特に女性にとって?)、つらいことなのかぁ、と思った。ところが、大学卒業してすぐ、近所の小さなフランス語会話教室に通っていた時のこと、何かの折に同じクラスの30代半ばの女性が「30歳過ぎると人生、ラクになるわよ」と言い、40歳過ぎの女性が「あら、40歳過ぎるともっともっとラクよ!」と得意げに(?)返した。その時は、「それは怖いもの知らず、恥知らずになるって意味じゃないの?」なんて同世代の友人の意見に、それは言えるかも、と思ったっけ。
 それで、40歳を過ぎた今、私は“ラク”の方に一票を入れる。というのも、20代の頃に感じた人生への漠然とした不安、恐怖感というものが確かに薄らいでいる。つまり、考えても仕方ない、なるようになるし、この40年間なるようになってきた、という経験が自信につながり(開き直り、とも言えるが)、生きていくことの支えになるのだな、たぶん。

 少し前のことだが、私より少し年上の女性たち3人と食事に行った時のこと、一人が隣のテーブルに運ばれたデザートを見て「あれ、おいしそう。・・でも食べすぎちゃったし、次に来た時にするわ」とつぶやくやいなや、「食べなよ。今度なんていつ来られるか分からないし」、「明日死ぬかもしれないんだよ、後悔するよ」と口々に脅し(そそのかし?)、結局、そのデザートを注文してみんなでつついた。おいしかった。

 そう、年をとればとるほど、残り少ない人生を楽しまなければ!という意識が強くなり、その結果、人生はより楽しく、豊かになるはず?

ビズ最新号は「自然に優しい服や小物」特集

この、水・木曜にパリで配布しました!ビズ・ビアンエートル最新号は『自然に優しい服や小物』特集。
単に、オーガニックの服や小物、それを扱っている店の紹介をするだけじゃつまらないな、と思って、“服飾業界に浸透するエティック(倫理道徳)の概念とは”なんて小難しいテーマでインタビューをしたり、また、環境に“かっこよく”関わっているフランスのブランドを紹介したり、と面白くまとまった(自己満足!)。

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さて、ビズ・ビアンエートルは3号から表紙にちゃんとスタイリストをつけているのだ。それ以降、「マガジンハウスの雑誌みたいにおしゃれ!」なんてうれしいことを言われるようになった。今号も配布する先で「きれいな表紙ですねぇ」とお褒めの声も。しかし、よく考えると今回の表紙、特集内容とはちょっとミスマッチだったかも。ピンクのギンガムチェックが広がる(春っぽい!)表紙をめくると、蝶ネクタイをしたまじめな顔のおじさまが「エティックの概念とは」なんて語るのだから。
表紙イメージは特集テーマが決まるとすぐにスタイリストさんに知らせ、その後イメージラフをあげていただく。しかし、この特集ページっていうのが、進行していくうちに、取材先を変更したり、当初の企画とは違う内容になったり(面白い、と思った方向にどんどんシフトしていく)で、何が出来上がるかは作っている側にとってもお楽しみになったりするのだ。それで、今回、ちゃんと表紙とのすり合わせを途中でせずに(動き始めると怒涛の仕事量になるし)、ズレが出てきてしまった。と言い訳めいたことを書いたが、表紙は相変わらず評判がよく、「ミスマッチな感じも面白いじゃないですか」と好意的にとらえてくれた人も。そう、表紙がきれいで手に取る、って人もいるだろう。ただ、お裁縫のイメージに男の人はちょっと照れるか?まあ、その時は「妻に」とか「彼女に」と言い訳して取ってくだされ。

ちなみに、今回、文字が擦れて読みにくいところがあるのを発見し、すぐに印刷会社に文句のメールを送る。印刷会社の事務所でプリントアウトして最終チェックした時には問題なかったのだ。予定日に配達されなかったり、印刷部数を間違えられたり、ということが今までも時々あって、手元に届くまでにどんなサプライズが待っているか分からん。
これもフリーペーパー作りの醍醐味?フランスならではの問題、という気もするけど。


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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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