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これにて終刊、ビズ・ビアンエートル

今週、配布予定の第10号を持ちまして、『ビズ・ビアンエートル』は終刊となります。創刊以来11年間、「次の号で終わりかも」と狼少年のごとく言い続け、「またまた~」と笑われ続けてきたけれど、今度こそ、正真正銘の終刊。
日本人留学生を対象にした初代『ビズ』が30号、子どものいる日仏家族や在仏日日家族を対象にした『ビズ・ファミーユ』が20号まで、そしてこの『ビズ・ビアンエートル』は10号までとキリもいいし、合わせて60号なんて還暦じゃん(それは60年か)、ときっぱり終わりにすることに。

終刊号
(最終号は“眠り”の特集)

実はこのいつ終わるとも知れない大不況で、スポンサー探しがますます難しくなった。ご存知のようにビズはボランティア体制、つまり人件費は0ユーロで、しかも各スタッフが自宅で編集作業をしているので、事務所代も必要ない。にもかかわらず、存続が難しくなったのだ、って単に私の営業力のなさが問題なのかもしれないが。

ただ、日本でフリーの編集ライターをしていた頃、大手出版社が時間とお金をたっぷりかけて創刊準備した雑誌に関わり、それが1年もしないうちに休刊、なんて経験を何度もしたので、60号まで続いたなんてあっぱれだ(と自画自賛)。
出版大不況下に、日本でも有名雑誌の休刊が相次ぎ(『マリー・クレール』、『スタジオ・ボイス』、『小学六年生』も消えたし)、大手テレビ局まで赤字を出す時代、「広告料でメディアを運営する時代は終わりかも」と先日、一緒に食事をした有名代理店の広告マンがつぶやいたのが、印象的であった。「メディアはどこへ行くのだろうか?」なんて考えるのは本流にいる人や評論家に任せて、とりあえずは一休みするべし。

と言っても、次なるプロジェクトはすでに動いていて、かつてない日本ブームに沸くフランスで、日本に興味のあるフランス人をターゲットにした情報サイトとして夏にリニューアル・オープンする予定。詳細は追ってお知らせします。お楽しみに!
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草刈正雄!

先日、知人から紹介された東京在住の男性Aさんのご家族が来仏した際に、アテンド通訳ガイドを務めさせていただいた。その前にAさんとスケジュールなどについてメールで何度か打ち合わせを行ったのだが、ところどころ、関西弁が入っていたせいか、私は勝手に板東栄治の顔をAさんにあてはめていたのであった。
Aさんはフランスにいらっしゃらず、お目もじする機会はなかったのだが、どうやら、ご家族によるとAさんは草刈正雄に似ているとよく言われるイケメン男性らしい。「太田幸司の方が近いかしら」とAさんの叔母さま。いずれにしても板東栄治とは程遠い美男らしい。

草刈正雄!実は子どもの頃、私は彼のファンで、小学校6年の時は交換日記で草刈正子というペンネームを使っていた。
好きだった役柄は大河ドラマ『風と雲と虹と』の藤原玄明役。長髪をひっつめにして、韋駄天のように走り回る不思議な役で、子ども心に勝手にフリーの忍者か何かだと思っていたのだが(イケメンなので忍者頭巾で顔を隠さないのだろう、と勝手に解釈していた)、実在の豪族らしい。脚本では、戦場で殺される予定だったのに、ファンの猛反対で、他のメインキャストたちがどんどん殺される中、最後まで生き残った、と聞いた記憶が。
もう一つ、印象に残っているのは橋田壽賀子ドラマ『ほんとうに』。せんべい屋の次男という地味な役どころだけど、なかなか素敵だった。母が京塚昌子、兄が関口宏って、似てない親子だったが。ちなみに恋人は大竹しのぶ。別に魔性の女ではなく、田舎から出てきた明るいまじめな女の子の役柄であった。
それから、『華麗なる刑事』ね。ストーリーは全然覚えていないけど、草刈正雄が歌っていたエンディング曲「こおっそくど~ろを~、ゆ~る~やかに~、ひと~つきせつが~、すぎーてゆ~ぅく~」は今でも時々口ずさんでいる。インターネットで検索したら、タイトルは『センチメンタル・シティ』。You tube検索で見つけたら、画像は確かに高速道路なんだけど、スマートが走っている、これ、30年以上前のドラマなんだけど・・。

kusakari

70年代当時、草刈正雄ってイケメン俳優の代名詞みたいな存在だったが(当時はイケメンなんて言葉はなかったから、“二枚目俳優”か)、最近の日本では、キムタクを始め(まだ一線で活躍してるよね?)、しょうゆ顔の二枚目が主流らしい。草刈正雄みたいなバタ臭い顔(ハーフだから正真正銘バタ臭い。あ、今はソース顔って言うのか)ってあまり流行らないのだろうか?

アルプ・オート・ド・プロヴァンス県のスキー場プラ・ループ

フランスの貸し別荘やホテルはたいてい1週間単位の予約で土曜日の夕方チェック・インで、翌土曜の朝にチェック・アウトだ。フランス南西アルプ・オート・ド・プロヴァンス県スキー場プラ・ループまで我が家から約800km。この時期の土曜日、アルプス方面に向かう道は渋滞するので、金曜の夕方に出発し、中間地点ヴィエンヌのホテルに一泊する。アルプスが近づくにつれ、車の屋根にスキーを載せた車が増えてくる。尾根に雪をいただく山が見えてくると、スキーに関心はなくても、なんとなく気持ちがうきうきした。

ナビの指示に従ったら変な山道に入り込み、道路が凍っていたため引き返したりで、結局、宿に着いたのは16時頃。
まずは、息子のスキー・スクールの登録証をもらいに行く。午前中のスクールを申し込んだはずが、「一杯なので午後にしてくれ」と言われる。ここらへんのいい加減さはフランスならでは。また、スクールの行われるゲレンデまではゴンドラで上らなければならず、息子は1週間有効のゴンドラ+リフト券、夫が付き添いようの1週間有効のゴンドラ券を買う。これで、毎日午後は私一人、宿に残ってゆっくり原稿書きができるのだ!とほくそえむ。
翌日、日曜午後から息子はスキー・スクールに参加。戻ってくるなり「疲れた」とベッドに倒れこむが、「楽しかった」と一言。夫も「ちゃんとほかの子と同じようにやってたし、上手に滑っていた(親ばか?)」と満足げな様子。初日、夫はビデオカメラでスクールの様子を撮影し、それをさっそく見せてもらうと、なんだか息子はインストラクターのアンヌにいつもぴったりくっついている・・、まあ、一人、みんなから離れているよりはいいか」
3日目の火曜日は天気がよかったので、プラスチック製の橇を買って、昼前から私も一緒にゴンドラでゲレンデに上がり、橇遊びをした後、そこのカフェテリアでランチを食べる。
スクールの始まる前に息子はスキーをはき、初心者向けのゆるい坂をベルトコンベアで上っていく。転ばないかと不安で見ていると、まっすぐに滑り降りてきて、転ばないし、ストックなしでちゃんと上手に止まれる(初心者コースはストックを使わない)。子どもだから上達が早いのか?私がスクールに参加しても3日目でこれだけ滑れるようになるとは思えない。

スクールが始まり、息子にカメラを向けていると、インストラクターのアンヌが「あなたはスキーしないの?」、「しません」、「じゃ、Kenが教えてくれるようになるわよ」!
スクール終了の時間までカフェテリアのテラス席で過ごすことに。しかし、スキー場は寒いもの、と思っていたが、太陽が出て、風がないと暑い!日差しがあまりにも強かったのでカフェの中に入ろうとしたら、フランス人はみんなここぞ、とばかりにテラスに出て寝椅子に寝そべって日光浴をし、屋内には誰一人おらず、掃除のために椅子がテーブルの上にのっけられている。そういえば、以前、公園でピクニックをしていた時、太陽が顔を出したとたん、日本人ママグループは日陰に逃げ込み、フランス人パパや周りのフランス人グループは日なたに残り、日光浴していたっけ。日焼けを恐れた私はもちろん、日焼け止めクリームを塗り、さらに手袋をして、帽子を目深にかぶって、過ごした。

スキー教室

最終日の金曜日は午前中に親子3人でかんじきツアーに参加しようと思ったら、参加者が定員に達していないということで、お流れ。青空が出ていたので、午後は息子がどのくらい上達したかを見るために、私もゲレンデに上る。太陽はさんさんと輝いていたものの、風があったので、けっこう寒く、お尻の下にホカロンまで敷いていたが、隣にいたフランス人の若者はビールなんぞ飲んでいた。体感温度が違うのだ。
息子たちのグループはリフトに乗って、はるか山のかなた(に私には思えた)まで、上っていき少しづつ降りてきた。最後の斜面をすいすいと他の子どもたちと降りてくる姿を夫はビデオカメラに私はカメラに収める。いやー、1週間でここまで上手になるんだ、と感激。
最後にアンヌが、「また、来年ね!Kenはスキーが気に入ったみたいよ」!

実はカフェテリアで夫と来年もまたスキーをやりたいと言ったらどうしよう?と話をしていたところであった。この1週間、午前中は買出し、プール、アパルトマンの近くで雪遊びをした。問題は午後、シャトルバスでゴンドラ乗り場まで行き、ゴンドラでゲレンデまで上がり、夫はそこで2時間半続くスクールの間、ずっと待っていなければならない。別に降りてきてもいいのだが、二往復して、残った時間でたいしたことはできない、とぶつぶつ言っていた。私は二人のいない間にゆっくり原稿書きに集中できて、満足だったが。
次回は子どもだけのスキー旅行に送り込むか(来年はまだ8歳で、何しろ障害があるので一人で送り出していいものかどうか、心配)・・。それとも、宿とゲレンデまで歩ける距離で、プールはもちろん、他のアクティヴィティができて、息子がスクールの間、夫も有意義にすごせるようなスキー場を探すか?もしくは夫もスキー教室に入れる、という方法もあるぞ。

フランスで初雪山

フランスで初滑り、ではない。私はスキーが嫌いである。幼稚園と小学校の時、何回か親に連れられて行き、懲りた。うちの親は子どものことは三の次、というタイプで勝手にスキーを楽しんでいる間、私は百円玉1枚渡され、スキー場の売店兼喫茶室に放って置かれたことも。現代フランスなら警察に通報されているところだ。リフトから落ちたこともあるし、・・とにかくいい思い出がなく、その後もスキーをやりたいとは一度も思わなかった。寒いのは嫌いだし。「せっかくフランスにいるのに、スキーしないなんて、もったいない」なんて言われたことも何度かあるが、幸いにもフランス人の夫もスキーが大嫌いなので(初めてスキーをした日に尻餅をつき、数週間お尻が痛くて懲りたそうな)、今日までスキー場とは縁なく過ごせた。
フランスの学校には2月に冬休み、別称スキー・ヴァカンスが2週間ほどあるが、我が家は縁がなく、たいてい夫はこの時期に夏のヴァカンスを過ごす南仏の貸し別荘を予約し、「早く夏が来ないかな~」なんて言いながら、パリで過ごしていたのだ。

 ところが、息子が「スキーをやりたい」と言い出し、夫と顔を見合わせる。そして、親の都合(というか好み)で、子どもの可能性を殺すのはよくないし、人並みのことを経験させてやりたいし・・、と2月末から1週間、スキーに出かける決心をした。
私も夫もスキーをやる気はさらさらなく、子どもはスキー・スクールに入れ、その間に別のアクティヴィティができるところを探そうということになる。つまり、温水プールとか(日本みたいに温泉がないのは残念)、せっかく雪山に行くのだから、かんじきツアーくらいは参加してもいいし。まあ、私はノートパソコンと本を数冊持って行けば、どこでも退屈せずに過ごせるのだが。
と、決めたものの、南仏の貸し別荘は4ヶ月前に予約する夫が、スキー場選びに関しては腰が重く(気が進まないのだ、要するに)、12月中頃に「まだ予約してないの?」と毎冬スキーに出かける友人に呆れられる。”
 
結局、1月になってから、近所のスーパーで“冬のヴァカンス・カタログ”をもらってきて、自炊のできるアパルトマンで、温水プールが近くにあり、料金的にあまり高くないことを条件に2箇所ほど目星をつける(つまり、サヴォワだのシャモニだの場所へのこだわりはまったくなし)。「両方とも一杯だったら、有休はとってあるし、チュニジアかスペインに行かないか?」。まさか、雪山に行きたくないがために、だらだら予約を伸ばしていたのか?ところが、カウンターで「両方とも空いてますよ」!不況でヴァカンスに出かけるのを見合わせる人が増えているのかもしれない。結局値段的に安い方を選び、後で場所を地図で確認して、他の有名スキー場に比べると、かなり辺鄙なところにある(というかパリから恐ろしく遠い)ことが分かる。

雪山

 
 宿が取れてしまったので、いくらスキーをやらないとはいえ、私たちもそれなりの服装準備をしなければならない。宿とガソリン代だけでも十分高いのに、この上、服にかける金なんぞない!とケチ夫の機嫌が悪くなる。まあ、好きでもないことにお金をかけたくないのは私も同じだが。
息子のスキーウェアは日本人向けフリマで、2ユーロで調達。以前、男の子のいるママ友からもらったお古の登山靴とゴム長もある。私もありがたいことに友人から着なくなったスキー用ヤッケとズボンをもらう。持つべきものは、友達?夫はブルターニュに住む兄にスキーウェアと靴を貸してもらうことに。毎冬、スキーに出かける兄夫婦が、今冬はタイに行く、とクリスマスに話していたのを夫は忘れていなかったのだ。
 後はチェーンのお手ごろ価格のスポーツ用品店に出かけ、私の冬山用トレッキングシューズに3人それぞれ手袋、靴下、帽子、フリースシャツを買い、準備万端となる。

仕上げは息子の6日間のスキー・スクールの申し込み。発達障害の息子が、一日目に癇癪を起こし、「もう、やらない」と言ったらどうしよう?「高いお金を払ってスキー場に行き、スクールまで申し込んだんだから、一日で止めるなんて、許さないぞ!」と夫は実にストレートに息子に申し渡し、息子は、怒った顔で「分かってる!」と答えたのだった。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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