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近所のフリマに出かける

7月にオデオン近くにあるブティックを会場に、日本人女性イラストレーターのプチ展示会を開く準備を進めている。展示に利用するための小さな家具・小物類を蚤の市に探しに行こうか、とふと思い立つ。ただ、新ビズのサイト制作、ジャパン・エクスポ出展準備などなどで超多忙な日々を送っているので、パリまで足を伸ばしている時間はない。近くで蚤の市の予定はないか?、とネットサーフしていると、なんと、日曜日にうちの近くのスーパーの屋外駐車場で、ライオンズクラブ主催のフリマが開かれる!こりゃ、奇跡に近いタイミング!と出かけることに。開場直後に行って掘り出し物をみつけるか、閉場直前の叩き売りタイムに行くか?今回は近いから、2往復してもいいな、と思いつつ、まずは8時の開場直後に出向くことにする、つもりが、ここのところの睡眠不足で、早起きできず、家から車で3分のところにもかかわらず、着いたのは8時40分。駐車場に一つ残っていた空きスペースに車をとめ、会場に向かうと、すでに戦利品を抱えて戻って来る人とすれ違う。

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晴天の気温が30度近くまで上がりそうな日だったので、日焼け止めをたっぷり塗り、帽子もかぶって、会場に突入。広い駐車場に出展者数は、と眺め渡すと、百を超えていそうだ。古着、アンティーク小物、家具類、おもちゃ、食器類、CDなどなどがテーブルの上に無造作に積んであったり、地面に置かれた段ボールの中であふれかえっていたり。中には子どもの服をきちんと畳んで、年齢別に並べている几帳面な出展者も。

入口近くで、すぐ目についたのが、クラシックなデザインの木製椅子。元の色はゴールドでその上に白いペンキを荒く塗った、ブリュットな感じがとてもいい。しかも3ユーロ、安い。お金を渡してマダムに「あとで引き取りに来ます」、「じゃ、後ろの方に置いておくわね」。それから会場を一周りし、木製の白いスツール、未使用の額縁などプチ展示会に使えるかもしれないモノを確保。それから、息子のズボン類(あっという間に膝に穴をあけてしまうので古着で十分)を一枚50サンチームで7枚(一枚1ユーロだけど、「3枚以上買ったら、一枚50サンチームにしてあげる」と言われた)、自分には安ものだけど、顔が気に入ったビスク・ドール(10ユーロと言われたけど、鼻の上の青い汚れが気になるなぁ、と言ったら、8ユーロにまけてくれた)、額縁タイプのドールハウス(天蓋ベッドだけのあまり上手とはいえない出来だったけど、何となく手に取ってしまった)後は、未使用のペアのティーカップを買う。

炎天下の中、気がついたら1時間半くらい、会場をうろうろしていたせいで、日焼け止めを塗っていたにもかかわらず、手の甲がひりひりした。
そういえば、パリで日本人コミュニティのフリマはよく行くけど、フランス現地の(?)フリマってほとんど足を運んでいない。アンティーク小物や古いおもちゃの蚤の市、とか面白そうなものがあるから、これからは情報集めて通ってみようか?夫はがらくたが増える、と嫌がるだろうけど。

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この椅子、3ユーロはお得

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かご、ランチョンマット付きで4ユーロ
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さくらんぼのジャムを作る


 我が家の台所の窓から、隣の庭に聳える大きな桜桃の木が見える。今年はさくらんぼが豊作だなぁ、と思っていたら、隣のムッシューが水曜の夕方に、大量のさくらんぼを持って来てくれた。

 我が家は3人家族、しかも息子はさくらんぼが嫌い。もう一日早ければ、息子の通う日本人幼稚園に持って行けたのになぁ、と勝手なことを思い、傷みやすいさくらんぼをどうしようか、と考え、ジャムを作ろう!と(平凡だが)思いつく。
 今、7月オープン予定の新しいビズ・サイトのコンテンツ制作で、忙しい。睡眠時間も削り、剣道の稽古も週1回のみにして働いている私に、ジャムをのんびり作っている時間はない。しかし、採りたてで無農薬のさくらんぼは、ジャムにしてもおいしいだろうなぁ、と、誘惑(?)に負ける。

さくらんぼ

日本で買って来た鼓童のベストアルバム『Heart beat』を聞きながら、ナイフで一つ一つ種をとっていく(種取り器なんて気のきいたものは持っていません)。不器用な私はたぶん、人よりずっと作業が遅いと思うが、アルバムが終わったところで、もういいや、と種取りの済んださくらんぼを量ってみると、1.4キロもあった。
 
ジャムは果実と砂糖を同量で煮込むよう勧める本が多いが、それだと甘すぎるので、私は果実の7割にする。あまり少ないと、砂糖は保存料の役目も果たすので、カビが生えやすくなるのだ。
鍋にさくらんぼと砂糖を入れて、1時間ほど置く。それから、ぐつぐつと煮て時々アクを取り除く。煮ているうちにどんどん水気が出て来て、それが少なくなるまで、気がつくと2時間も火にかけて、鍋の3分の2を満たしていたさくらんぼが、いつのまにかその半分くらいの量になっていた。
それを他の鍋で煮沸消毒したジャムの瓶(市販のジャムが入っていたもの)に移し、ふたをゆるめに閉めて、10分ほど湯煎する。終わったら、ふたをきっちり閉めて、冷ます。瓶3つ分になったので、一つはすぐ食べ始められるよう、冷蔵庫に入れ、後の二つはラベルに『さくらんぼ 2010年6月』と記し、地下のワイン用カーブに、去年作ったリンゴジャム、桑の実ジャムと並べて保存する。

さくらんぼジャム・地下室

さくらんぼジャムは初めて作ったが、ほどよい甘さと触感で、ヨーグルトに入れて食べるとおいしい。

我が家の庭に生えているルバーブがかなり大きくなってきたので、これもそろそろ刈り取ってジャムにしなければ。種取りの必要がないので、(皮をざっと剥ぐ作業はちょっと面倒だが)、さくらんぼよりは楽に作れるはずだ。

サン・マロ海岸で剣道合宿

週末にブルターニュ地方、サンマロの海岸で剣道合宿に親子3人で参加した。(と言っても息子は剣道はせず、ただ、海に行けるので大はしゃぎ)。この海辺の合宿、実はうちの夫が自分の所属する剣道クラブのために企画したもので、86年から不定期に開かれ、今年で9回目だ(ちなみに私が参加するのは2度目)。合宿と言っても太陽の下、海を見ながら砂浜で剣道をするという、森田健作の世界である。
 
今回は講師に福岡から、八段範士角正武先生をお招きし(ウクライナ、ギリシャに指導に行かれるついでに立ち寄っていただいた)、40名を超えるフランス人剣道家が近くのバンガローに泊まりながら、土曜終日、日曜午前に砂浜で竹刀と木刀を振った。私にとって幸いなことに、今年剣道を始めたばかりという初心者が何人もいたので、稽古内容もゆるいものであった。稽古着の下にビキニを着て来て、休憩時間に泳いでいる女の子もいたし。
 土曜日の稽古後には“合戦”と称し、参加希望者を二つのチームに分け、額につけた小麦粉入りの小さな紙の袋を竹刀で打ち、破られると“死者”になり、全滅した方が負け、なんていう、少し乱暴なゲームもした。もちろん、私はあっという間に討ち死に。日曜の稽古の後にも再度合戦が行われたが、参加者は土曜日よりも少なく、私もパスした。
サンマロ合戦
(砂上の合戦)

息子と同年代の子どもが他にも4人ほどいて、みんな剣道はせずに、砂浜でボール遊びをしたり、水に足をつけたり。発達障害の息子も時々、思いついたように彼らに近づき、コミュニケーションを図るべく努力していたが、たいていは一人で水遊びを楽しんでいた。  
土曜の午後、天気はよかったが、風が強く、剣道着に防具をつけていても寒いくらい。水温は14度、とすれ違ったダイバーが言っていたが、海が大好きな息子は何のその、で水に入って遊んでは、砂の上に寝転がり、また水の中へ、を繰り返していた。夕方、背中が痛い、とべそをかきそうな息子の真っ赤になった背中を見て、びっくり。そう、体感温度が涼しいので、つい油断したが、日差しは強かったのである。自分の顔と手、そして息子の顔にも日焼け止めは塗っていたが、背中はすっかり忘れていたのだ。フランス人剣道家たちは男性も女性も日焼け止めなど塗らず、ちょうど、午後の日差しの強い時間に面、小手をはずしての剣道形の練習をしたので、夕食時にはおでこと鼻が真っ赤な人がたくさんいた。でも、それを気にする様子などなく、日焼けに敏感な日本人とは大違い。
 
 防具は砂だらけになるし、海風で手ぬぐいを頭につけるのに苦労したり、何より足場が悪く砂浜は剣道の稽古には不向きなのだが、要するにヴァカンス前哨戦、とでも言いましょうか、7・8月の長いヴァカンスモードに入る前の海辺の小イベント、という感じでみんな楽しんでいた。

自家製納豆マシン

1ヶ月ほど前だったか?納豆が大好きな息子に、「納豆買って来たよ」と言うと、「わーい、やったー、納豆だ!」と目を輝かせて、「たくさん食べてもいい?」と遠慮がちに尋ねてきた。・・たかが、納豆ごときで、となんだか息子が不憫に。
そう、フランスでは、納豆は高級食品である。日本からの輸入品なので、値段は日本の3倍くらいするし、しかも、オペラや15区などにある日本食品店、一部の韓国・中華食材店など、限られたところでしか手に入らない。
 在仏の知人で、自家製納豆作りに挑戦している人もいる。オーガニック・ショップで買った乾燥大豆を蒸して、それをプラスチック容器に入れ、発泡スチロールの箱に45度のお湯を入れたペットボトルを数本重ね、その間に入れ・・、と作り方を聞いて、ものぐさな私には絶対できない、と諦めた。

 便利グッズ大国の日本なら、家庭用・納豆製造機なんてものがあるかも、とネット検索して見つけたのが、この“ヨーグルト工房Naturia”(なんで、アルファベット名なんだ?)。名称から分かる通り、ヨーグルト・メーカーなのだが、納豆も作れるという優れものだ。まあ、どちらも発酵食品なので。納豆嫌いの夫は「納豆と同じ機械で作ったヨーグルトなんて食えるか!」と言ったが、ちゃんと内容器が二つあり、使い分けができるのだ。
 今回、帰国の際に、フランスからネットで注文し、品川区に住む姉のところに配送してもらった。しかし、配送時間を14-16時なんて細かく指定できるのはさすが日本。フランスなんて、指定した日に届かないことだって、よくあるのだ。このヨーグルト・メーカー、軽量コンパクトで、問題なく、スーツケースに入れて、フランスに持ち帰った。

手作り納豆
(こんな風に納豆ができあがり)


 まずは、ヨーグルトを作ってみる。牛乳と生クリームにヨーグルトの種(市販のヨーグルト)を入れて、温度と時間を設定するだけ。6時間で簡単にクリーム状のヨーグルトができて、夫も「おいしい!」と気に入った様子。
 そして、いよいよ近所のオーガニック・ショップで乾燥大豆を買ってきて、納豆作りに挑戦。大豆を12時間、水に浸して、その後30分ほど、蒸したものをマシンに放り込み、タイマーを45度、24時間にセットするだけ。
 蓋をあけて、ねばねばと糸をひく納豆を目にした時には感動!蒸し時間が短かったらしく、少々固めであったが、息子は「おいしい!」。「よく噛んで食べるんだよ」なんて小津映画の笠智衆みたいな台詞を言いながら、私も手作り納豆をしっかりと噛んで味わった。一回に300gの大豆を発酵させられるので、毎日、納豆を食べるわけではない我が家なら、これだけ作れば2~3週間はもつだろう。
 これで、納豆は遠くまで買いにいかずに済むし、納豆のプラスチック容器を捨てる必要がなくなるので、ゴミ減らしにもなる。それはヨーグルトも同じで、こちらは毎朝食べているので、かなりゴミが減るかも。ただ、材料となる牛乳の容器がプラスチッなので(フランスは紙パック入り牛乳が珍しい)、微妙なところか。

初めて利用した、ドバイ経由のエミレーツ航空

5月20日から9日間、日本に一人で帰国。この時期、飛行機は混んでいないだろうな、なんて勝手に思い込んでいて、さらに4月の火山騒ぎもあったので、5月に入ってから、パリの旅行代理店に行ったところ、ANA,JALはもちろん、大韓やルフトハンザもすでに満席で慌てた。フランスの旅行サイトOPODで検索し、希望する日(往復とも)に空席があって、一番安かったのがエミレーツだった(この時期はアエロフロートよりも安かったし)。
行き19時間(ドバイで約3時間待ち)、帰り23時間(ドバイで約4時間待ち)っていうのはつらいが、手荷物が30キロまでOKというのは、魅力的である。

日本への帰国当日、パリのチェック・インカウンターはガラガラで、ドバイまでの機内では、3人席を一人でのびのび使えた。また、スチュワートが妙に感じよくて、客一人一人にこんなに愛想よくしていたら、疲れないかな、と心配になるほど。それとも乗客数が少ないので、この日は特別だったのか?夕食に選んだマトンカレーはおいしかったし、映画チャンネルに日本語吹き替え版はもちろん、邦画まであった。音楽チャンネルも充実していて、ミュージシャン別メニューはヒットパレードなんぞではなく、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、ボブ・ディランなどなどの複数のアルバムが全曲通して聴ける。スチュワートに勧められたワインを飲みながら、『20世紀少年 最終章』、『アマルフィー女神の報酬—』を見て、デヴィッド・ボウイの『ハンキー・ドーリー』、ツェッペリンの4などを聴いていたら、あっと言う間にドバイに着いた。

待ち時間が3時間半もあり、免税店や土産物屋を覗くも、ブランド品や宝飾品はもともと興味がないし、チョコレートなんか、フランス製の方がずっとおいしそうだ。ピスタチオが売っていたが、フランスのスーパーの方がずっと安いし・・。ミントティが飲める店がないかな、と探したが、マクドナルドやスタバ、ハーゲンダッツがあるばかりで、カフェらしきものが見つからなかった。
ドバイから成田に向かう便はJALとの共同便で、お客の大半が日本人(ツアー客らしき中年層が多かった)、軽食にはおそばが出た。客室乗務員はなぜか大半が女性で、忙しいからか、ドバイまでの機内のスチュワートたちほどには感じがよくなかった。


 さて、行きよりも時間のかかるパリに向かう便は、成田―ドバイはほぼ、満席。夕食は肉料理を頼んだのに、魚料理を出される(隣のムッシューも同様であったが、文句を言わずに食べていた)。ドバイでは、機内持ち込み荷物が重かったし、眠かったので、搭乗口前のベンチで本を読みながらうとうとする。パリ行き便、搭乗手続きのところで、男性係員がパスポートを見て笑いながら、「ユカサン?コンニチハ」。どうも、スチュワートをはじめ、男性社員が感じいいのだな、エミレーツは。
ドバイーパリ便の機内は中国人(かな?)の若いカップルがたくさん乗っていて、膝枕したり、指圧しあったり、とやたらべたべたしていた(新婚旅行ツアーか?)。到着直前に出たタンドリー・チキンのサンドウィッチはそれまでの食事に比べるとマトンカレー以来のおいしさであった。
イスラム系の航空会社を利用したのは初めてだけど、このエミレーツってけっこう評判がいいらしい。料金は安いし、サービスも悪くないし、食事もマトンカレーとタンドリーチキン・サンドウィッチはまた食べたい、と思えるほど。ただ、直行便に慣れた身にとっては特に帰りの成田―パリ23時間は、つらかった。年のせいもあるだろうけど。

ところが、いつもなら、日本から戻って来た後は時差ボケで数日間は朝の5時頃に目が覚めていたのが、今回は、戻って来たその日からちゃんと7時までぐっすり。翌日も0時に寝付いて7時に目が覚める、という通常の睡眠サイクルになっていた。滞在期間が短かったこともあるけれど、ひょっとして23時間飛行の疲れが、体にうまく作用した、ってことかも。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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