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震災後のイベント自粛は・・

日本各地で色々なイベントが中止になっていると聞く。被災地で開催が難しくなったものに限らず、被災者への“配慮”から中止する、“自粛”というやつも少なくないらしい。
確かに東京は、節電も考えなきゃいけないだろうし、放射能の心配もあるから外出したくない、という人もいるかもしれない。でも、関西、中部でもイベント取りやめ、っていうのはねぇ。大阪の防衛・防災フェスティバルが中止、と聞いて、こういう時こそ必要じゃないの、と思ったが、その理由が「地震により、関係団体・部署の災害派遣の可能性があるため」とあり、納得。

 フランスにいる自分でさえ、今回の震災、それに続く原発事故はかなりこたえ、パリの街を歩いていてもウィンドウショッピングもする気にならないし、映画を見たい、展覧会に行きたい、という気持ちも、驚くほど消え失せた。まして日本にいる人は出かける気分にならないんだろうな。
 ただ、イベントって、時間やお金をかけて準備するので、それが中止になった時の損失を考えると・・、と言っている矢先に、イベント会社が震災の影響で倒産、というニュースが。しかも福岡にある会社?リーマン・ショックの不況の後、震災が追い打ちをかけた、というところか?
もう、すでにブログやツィッターで過度の自粛は止めよう、の声が上がっているようだが、単純に 個人の消費活動→経済が回り、お上に税金が入る→震災復興費用が増える、という図式が成り立つ。浪費をする必要はもちろんないが、金銭的余裕があれば、義援金を出して、被災者援助につながるボランティアにも自分のできる範囲で時間を費やすことができたら、後は個人消費の自粛などせず、どんどんイベントなどに出かけよう。震災でショックを受けた心も癒されるし。

ちなみにパリでは大小様々な震災チャリティ・イベントの企画がどんどん立ちあがっている。大きいものでは、
4月3日にオペラのAAAで行われる、日本人有志主催のバザーや美容講座などのチャリティ・イベント。
それから4月11日にシャンゼリゼで歌手のマイア・バルーが企画するチャリティ・コンサート。こちらはジェーン・バーキン、フランシス・レイ、ピエール・バルーなど大物ミュージシャンが登場する。
パリ近郊在住の皆さん!被災地から遠く離れたパリで、震災チャリティイベントをどんどん盛り上げ、気持ちを明るくし、義援金を日本にどんどん送りましょう!

近所の桜
(子どもの通学路途中で見つけた桜)
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非常時に役に立っている、ツィッター情報

地震第一報は、近所に住む香港出身の女性からの電話。朝、7時半過ぎに、「日本で大地震、テレビを見て」と電話が。慌てて、NHKワールドをつけるが、なぜか、東京の梅並木の映像?ラジオでも「日本で地震発生」というが詳しいことには触れていない。Yahoo Japanを見ても、大きな地震が起こったことは分かったが、まだ詳細は書かれていない。子どもを学校に送り、戻って来ると、東京の友人から「大きな地震があって怖かった。夫は今日は帰りが遅いから一人で心細い」なんてメールが。その時点ではYahooにも詳しい情報はのっておらず、ニュージーランドの地震よりは規模が小さいのかな、とその時、何を根拠にそんなことを思ったのか知らないが、パリに出て、取材前にのんびり映画True Gritを見に行く。取材先近くで行われる、服のプライベート・セールに出かけると、その招待状を送ってくれたデザイナーの友人である日本人の知人に会う。その時も「地震があったみたいね」なんて軽く挨拶。取材はクリエーターの集まる展示販売会。そこで、日本が好き、という日本調の服のデザインをしている人にも「大きな地震があったみたいだね」と言われる。

そして、家に戻り、現実を知る。

まずは、日本の家族、友人等にメール、電話、ツィッターのダイレクトメッセージを使って無事を確認、フランスにいる東北出身の知人にも苦手なSMSを送って、ご両親が無事かどうかを尋ねる。それから、日本のテレビ局数社がインターネットを通じて動画配信を始めたことが分かり、それを見ながら、ツィッター、ニュースサイトなどで情報チェックし、もちろん、フランスのテレビニュースも見る。

ツィッターは、一度はまって、眼精疲労を起こしたので、最近は個人アカウントはあまり使っていなかったが、今回、とても役に立っている。日本にいる人たちの生の声が聞こえるのはもちろん、雑多な情報の中に、役に立つものがたくさんあるのだ。インターネットで日本のテレビが見られることがいち早く分かったのも、ツイッター情報だし、在仏日本人から同じ情報がメールで届いたのは、翌々日くらい。ユニクロ柳井さんの10億円寄付とか、4年前にすでに共産党議員が、“チリ地震レベルの津波が来た場合の福島原発の安全性への危惧”について東京電力に意見書を送っていたこと、など、へー、なるほどな情報も次々入って来る。
 
情けないことに、自分はフランスにいるにも関わらず、地震発生以来、あまり眠れず、眠りについても何度も目が覚めてしまう、まるで余震をおそれるがごとく。特に原発の問題が浮上してからは、強い無力感を感じ、本を読みたいとか映画を見たいという気持ちも全くなくなり、ぼーっと日本のテレビを見ながら涙をぼろぼろ流したり。ものが手につかないし、なんかボケたマネを繰り返している。紅茶に砂糖を入れようとしたら、夫に、さっき入れてたぞ、と注意されたり、ハンドクリームを足に塗ったり、子どものために炊いたごはんを食卓に出すのをすっかり忘れていたり(つけあわせのスパゲティがあったので、子どもも催促しなかったし、と言い訳だけど)、書きかけのメールを消しちゃったり。どうやら、被災地の人の気持ちに共感することから来る、共感疲労という症状らしい、と、これもツィッターから得た知識、まあボケの方は老人性痴ほう症が始まっているのかもしれないけど。

月曜くらいから少し、気持ちが落ち着き、ここにいて、何か日本のためにできることをささやかなことでもいいから、やってみよう、なんて思い始める。ビズのサイトでフランス赤十字の義援金受付について情報を流したり、それから、在仏日本人の間で、チャリティ・バザーやコンサートの企画も始まっているので、それをできるだけ手伝うつもり。独りよがりの行動をしてはいけない、現地にいなくても、ここにいることをいかして出来る何かがあるはず。やはり、まずは義援金を集めるための活動だろうな、特にフランス人を対象に。《遠くからでもできること、すべきでないこと 被災地の方に迷惑をかけず助けとなる行動法まとめ》というサイトがあって、基本的には日本国内にいる人向けに書かれたものだが、タイトル通りの行動法が簡潔にまとめられている、とこれも誰かのツィートから発見したもの。
 
 ただ、ツィッターは、がせネタ、不愉快な発言、間違った情報などもあるので、情報をどう判断するかは各個人の責任なんだけれど、でも、それは新聞、テレビをはじめ、全てのメディアにいえること。
しかし、フランスのテレビは「カタストロフ」を繰り返し、あと、日本にいるフランス人男性が、パニックして泣きながらスカイプしている様子を何度も映し出したり・・。まあ、これを見て、日本に義援金を出そう、と考えるフランス人が増えてくれれば、それはそれでありがたいけど。

遠くにいてできること

http://gigazine.net/news/20110312_how_to_help_your_loved_ones_from_afar/
<遠くからでもできること>のサイト

やっぱり悪徳業者だった

案の状、家の工事を頼んだ職人は悪徳業者で、ついに工事を放棄される。年末の雪で工事が中断し、1月に電話したところ、交通事故で入院しているから退院したら行く、と言ったまま音沙汰なし。2月にまた電話したが、来るという約束を2度すっぽかされ、2月末、再び、「交通事故でけがをして、もう続けられないから、他の業者に続きを頼んでくれ」と電話をかけてきた。2回続けて交通事故?もちろん全くあり得ない話ではないが、ただ、この輩、たびたび工事を中断し、そのたびに、「両親とも癌で」、とか「妹が病気で」、と言い訳をしたのだ。

 外壁を塗り直すだけ、だったはずの工事はいつの間にか、屋根を葺きなおし、瓦も総取り換えする大がかりな工事となり、確かに、見たところ、8割方は終わっているのだけど、必要の倍近く買ったんじゃないかと思われる瓦、屋根用の材木は駐車場に置きっ放し。おかげで車を置けない。はしごも3台放置したまま。しかも、一度、別の業者が、「私の貸したはしごを返してくれ」とやって来て、「3台とも私のではないが、お困りなら私が工事を引き継ぎましょうか」と言った。何だか怪しい。
 屋根の工事が原因で、天井裏の窓と壁の間には、すきまが空いてしまい、屋根裏の物置の壁は一部が落ちて、地下室への傾斜部分の壁が破壊され、花壇の石枠に塗ったペンキはすでにはげかかり、木片や瓦は散らかしっぱなし・・、ってこれ、欠陥工事以外の何物でもない。
破壊外
破壊内側
こんな風に、壊されました

工事雑
3か月でペンキは剥げちゃったし、




しかも、夫がうかつなことにちゃんとした見積書や請求書をもらわないうちにお金を払ってしまい、それを指摘したら、大喧嘩になる(フランス人は自分の非を認めない)。

どーんと落ち込んで、自暴自棄になりかけたが、何事にも真っすぐな友人が「もちろん、訴訟するでしょ」!でも、あほだんなが請求書なしにお金払っちゃったし~、とぶつぶつ私が言っうと「でも、その業者がいい加減な工事をしたのは事実だよ」と、その通りなのである。
 そうだ、こんなことをされて、何もせずに泣き寝入りは悔しい。夫は、「どうせ、裁判なんかしても無駄だ」と、この人、「どうせ無駄だ」が口癖の、文句だけ言って何かをする前からさっさと諦める人である。って、ことは私が行動しなければならない。
 
市役所の無料法律相談に行き、保険会社に出向き、インターネットで弁護士を探してアポをとり、公証人に仕事を依頼し、工事を終わらせるための新しい業者を探したり、を、一人で全てフランス語でやってるんだから、自分でも感心する。
 また、こうやって色々と動いているうちに、何だか気持ちも晴れて来た。たとえ、悪徳業者からお金を返してもらえなくても、法に訴えることで、向こうに抗議の意を表すことができて(悪徳、見逃さんぞ!って)あと、これを機会に仏法律用語に強くなるかな、なんて思っている。

剣道二段審査会

剣道音痴で、初段を取るのに12年かかった私が、初段取得後2年で、二段審査に挑戦することになった。
同じ剣道クラブのメンバーの中で、私より後に初段を取った人が、すいすい二段に合格していく。他人と自分を比較してはいけない、私なりのペースで剣道をやればいいのだ(要するに人にはついていけない)、と言い聞かせ、地道に稽古をしてきたつもり。

去年末に我がクラブの指導者で、フランス・ナショナル・チームのコーチもしている七段のラバイユ先生に「あの~、二段を受けようと思うんですけど」と恐る恐る言ってみたところ、「ああ、大丈夫、受かるよ」とあっさり。剣道に関してはいい加減なことを言う人ではないが、念のため「本当に受かるでしょうか?」と再度聞くと、「キミは受かるよ」!!それだったら、そっちから「そろそろ二段を受けたらどうだ?」って提案しろよ、と腹が立つが、まあ、自分はクラブの中で、高段を目指したり、全国大会に出るような中心メンバーからは、遠いところにいるので、仕方ない。

 それで、2月の最終日曜日に、パリ郊外のルヴァロワで行われたオープン・ド・フランス大会の審査会で二段に挑戦することにした。
 審査会は試合の後、夕方5時から始まる。夫は試合には参加しないが、見学したいから、と朝から車で出かけたので、私の防具だけ、持って行ってもらい、14時頃に、息子と二人で家を出て電車に乗って会場に向かう。
 初段は二度目の挑戦で受かったので、それより難しい二段は一度で受からずとも恥ずかしくない、なんて思っていたはずなのだが、前日は眠れず、食欲までなくなり、頭と肩と腰も痛くなる。ベストコンディションだって受かるかどうか分からないのに、この体じゃなぁ・・。
会場には15時過ぎに着き、少し、クラブのメンバーの試合など見ていたが、落ち着かず、早めに着替えて、会場の廊下でストレッチを始める。

 試合は時間どおり終わり、表彰式は5時少し前に行われる。そして審査会だ。
この日は、二~五段の審査が行われたが、受験者は少なく、二段はたった7人。年齢順に受けるので、私は最後の207番。206番の受験者は、30歳は過ぎてるかな?程度の若者。二段なんて、みんな剣道を始めて、4,5年目にさっさと取ってしまうものなのだ。三段受験者には一人、どうみても私より年上のムッシューがいたが。
 審査時には、名前入りの垂れゼッケンをはずし(審査員が身内びいきをしないように)、代わりに受験番号を貼る。ラバイユ先生は四,五段の審査員であったが、二,三段の審査員の中にクラブのもう一人の指導者、六段のモタル先生がいらっしゃったので、面をかぶる前に、207と大きく書かれたシールを貼った垂れを先生の方に振って見せると、口に指をあてながら、先生はこちらをにらむ。そう、審査会は神聖かつ厳正に行われなければならないのだ。
 さて、審査が始まると他の受験者がみんなずいぶん、上手に見えて、自分の番が近づくと、情けないほどに心臓がどきどきし、足まで震えて来て、ちゃんと歩けるだろうか、と不安になる。
 自分の番号を呼ばれたとたん、頭の中は真っ白になり、「大きな声で気合を入れれば、それだけでもポイント稼げるから」と言われたことだけ思いだし、切り返しという基本技を披露する前に、喉が痛くなるほどに力いっぱい「やー」と叫んだことだけは覚えている。引き続き、相手を変えて二度の実技を行うが、じたばたしているうちに終わった感じ。どうかなぁ、と観客席にいた夫の方をちらっと見ると、何と隣の四段、五段審査の方を見ているではないか!まもなく、審査会の取りまとめ役がこちらに寄って来て、「二段受験者は全員、剣道形の準備をしなさい」。剣道形は剣道の実技に合格したものが行う、ってことは、え?全員合格?そう合格したのだ。
 剣道形も無事、終わり、二段は初挑戦で合格!信じられないことに。

審査員の中にいた、フランス・ナショナル・チームの前々キャプテンのラブリュー先生が、「出鼻面がとてもよかった」と褒めてくださる。出鼻面とは、相手が技を起こそうとする瞬間を捕まえて先に打つ(つまり出鼻をくじく、というやつだ)非常に高度な技である。「そんなもの打ちましたっけ?」と聞くと「覚えてないの?」と驚かれる。私の審査はちゃんと見ていたらしい夫が「一度目の実技はイマイチで、合格は難しいと思ったが、二度目がよかったな。面もちゃんと決まったし」と言ったので、「出鼻面だよね?」とさりげなく聞くと、「そう、それだ」。大会や講習会でよくビデオカメラを回す夫も、今回の私の審査は撮影していなかったので(そういえば、初段の時も撮影しなかったし)、その幻の出鼻面を確かめることはできない、残念。
無心から出た、技だったのか?まあ、たまたま私が面を打とうと試した時に、偶然相手が少し早く手を動かした、ってところかもしれない。でも、それなら、なんて運がよかったのだろう。高度な技ができると思われたのだから。

 会場に残っていた何人もの人たちから「おめでとう」と声をかけられ、実に気分がいい。二段!これで人にも堂々と「趣味は剣道」と言えるのだ。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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