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大杉栄はパリにいた、「へ~」な雑学が増えるツィッター

パソコンの使い過ぎで、ひどい肩こりなのに、今年はついにfacebookに手を出し、前からやっているツィッターもぼちぼち続けている。Facebookはまだうまく活用できていないせいか、相変わらず、ツィッターの方が面白い情報に遭遇する。まあ、Facebookは友達が少ないから当然、情報量も少ないわけだけど。
ツィッターの面白い点は、特に有益ではない、実生活にはそれほど役に立たないけれど、「そうなんだぁ」、「へ~、知らなかったなぁ」てな情報、要するに雑学的知識が増えることだ。頻繁にログインするわけではないので、たまたま覗いたその時間にツイートされた偶然の情報ってやつだけど。
最近のヒットは、ある人のつぶやきで、大杉栄がパリに住んでいたことが分かったこと。ね、どうでもいいけど、「へ~、知らなかったなぁ」な情報でしょ?

大杉栄といえば、吉田喜重の『エロス+虐殺』の細川俊之を連想するわけで、1920年代のパリのカフェに座っている細川俊之が、あの色っぽいまなざしで、そしてあの美声で、「ボンソワール、マダム」なんて声をかけたら、“フランス女だって、いーちーころーよ~♪”(と『魔女っ子メグ』調で)なんて夢想(妄想)して一人で楽しんだり(あほか)。しかし、なんでマルクス、ホーチミン、ポル・ポトまで共産主義者はみんなパリが好きなのかね?あ、大杉栄は無政府主義者か。
しかも、そのツイートを見て、細川俊之ってどうしてるのかな?なんて検索して、実は1月に亡くなっていたことを知る。あと小川真由美と結婚してた、ってのも知らなかったよ。こうやって、雑学とも言えない情報が頭の中に蓄積されていくのである。

一方、facebookは、いまだに構造も使い方もよく分からず、知り合いの近況が分かり、時々、会話がはずむ井戸端会議みたいな感じ。拙著『夢は待ってくれる』の日本の販売元、東京文献センターの社長、初澤さんが、「ツィッターはちらしで、facebookは雑誌」と例えていたが。ツィッターは個人とbisoujaponの両方のアカウントを持っているけど、facebookは個人のみ。“雑誌”ならむしろ、bisoujaponの方が活用できそうだが、フランス語で全部書くのが、面倒くさい。でも、なんやかんや言っても2012年には始めるんだろうな。

大杉栄
(写真 “悪魔のようなあいつ”にも出てたのね。そういえば、沢田研二と似てる?って思わせるのは単に鼻横のほくろのせいか?)
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カリスマ・イラストレーター、今井キラさんが来る(裏話 その2)

 11月の展示販売会、イデ・ジャポンのビズのコーナーのタイトルは『大正ロマン・少女画』展。大正ロマン派の有名な画家といえば、竹久夢二である。前回、日本に帰国した際に弥生美術館・竹久夢二美術館に行き、この企画の説明をして、夢二や華宵(同じく大正ロマン派の画家の一人)のポストカードやクリアファイルを買いつけて来たのだ。それでほとんどこじつけだが、少女画の流れを汲む、現代アーティストとして、素敵な少女画で有名なイラストレーター、今井キラさんの作品を展示し、ポスターやポストカードも販売、しかも、わざわざご本人にパリまで来てもらい、サイン会を開くことになったのだ。

 去年の夏、ビズは3人の日本人女性イラストレーター展という小さな展示会を開き、その時もキラさんは来て下さったが、それほど宣伝しなかったにも関わらず、フランスのロリータ少女たちがたくさんやって来た。(ロリータ界で超有名なイラストレーター、フランソワ・アモレッティさんがブログで宣伝してくれたのが大きいと思う)。その時、フランスでのキラさんの人気ぶりを認識したのである。

 今回は、まず、夏のジャパンエキスポで、ビズジャポン特別号に「11月に今井キラ作品展&サイン会」と宣伝を載せ、ロリータ少女たち目がけて投げつけ!ではなく渡しまくり、そして展示会の約1カ月前にビズのサイトで、『キラさんのイラスト集とカレンダーを先行予約すると、サイン会にご招待!』と告知する。すると、翌日からあれよあれよと、予約が入ったのだ、フランス人のロリータ少女たちから(ちなみに日本人の予約は一人もなかった)。へ~、ビズのサイトにはこんなにロリータ娘たちの読者がいるんだ~、と驚く。まあ、彼女たちのコミュニティがあるらしいから、口コミで広がったのだろう。その後、アモレッティさんがまたまた、ブログで紹介してくれたし。

 キラさんには6日間の会期中、水、金、土と来てもらうことになり、水・土は先行予約者向け。金曜は一般公開(ってパンダみたいだが)サイン会に。土曜は満員御礼で、水曜は平日なので、やや少なめ。問題は金曜のサイン会で、ショーウィンドーに張り紙などするも、誰か来てくれるかなぁ、とちょっと不安であった。
 と、火曜日に50代後半から60代前半くらいかなぁ?というフランス人ムッシューの二人連れがビズのコーナーにやって来て、特に一人のサイケな服をおめしのムッシューがキラさんのポストカードに見入り、時間をかけて3枚のカードを選び、買ってくれた。そういえば、キラさんのポストカードを買った男性って初めてかも・・、と思いながら、「金曜日にサイン会がありますから、よかったらどうぞ」というと、「来ます!」とうれしそうに答える。まあ、そう言っても来ない人も多いが、「お待ちしています」と言っておく。
 ところが、サイケなムッシューが一人で木曜日に再びやって来る。客が他にいなかったこともあり、ムッシュー(J氏と名前を名乗る)と少しおしゃべりをする。J氏はアルザスに住んでいるが、今、パリに遊びに来ているところ。先日一緒に来た友人が、ヌイイー市に住んでいて(リッチな人かもしれん)、そこに泊めてもらっている。今は、引退の身だが(ってことは60歳は過ぎてるんだな)、以前、アルザスの中学で、日本文化について研究するクラブを指導していたのだという。中学校の先生でクラブの顧問みたいなものかなぁ?と思いつつ、面倒なので質問せず、「そうなんですか~」と相槌を打っておく。最後に「金曜のサイン会は来るから(本当に来そうだな)、例の友人とその奥さんも一緒に来る予定です(あ、ホモカップルじゃなかったんだ)」と言ったので、今度はちゃんと心をこめて「お待ちしています」と返す。

 さて金曜日、J氏とその友人と奥さまは、地下イベント会場で行われたサイン会に一番乗り。この日は人があまり多くなかったこともあり、キラさんとテーブルを囲み、30分近くおしゃべりをする。キラさんはここだけの話(って言うほど大袈裟なことではないが)、とても気さくな方で、ファンを大事にし、前回のサイン会の時も一人一人のファンと話をして(むろん、通訳付きで)、写真を一緒に撮ったり。J氏はキラさんのブライスをいたく気に入り、「これ、フランスでも買えるかな」なんて尋ね、人形が好きで、日本のこけしも持っているんだ、と自慢げ。ちなみにJ氏に比べると口数の少ないヌイイーのお友達は税務署に、奥さまは、フランス文化省にお勤めという固めのカップルで、サイケなJ氏(サイン会の時は地味なグレーのトレーナー姿であった)との組み合わせが不思議。
 最後に、みんなでキラさんと一緒に写真を撮り(ビズジャポンのサイト、“特集”ページに載っています)、J氏は「あなたと知り合うことができて、たいへん光栄です」とキラさんに言って、満足げに帰って行った。

 土曜日のサイン会は、一階、ビズ・コーナーで開催。予約時間の1時間前から待っているファンがいたり、彼氏連れで来た二人組ロリータちゃん(ロリータ娘たちは二人、三人とチーム?を組んでいることが多い)は、なぜか彼氏たちも律儀に列に並んでいたりして、30分に4人と余裕をもって予約を入れたつもりが、あまり広くないビズ・コーナーに人があふれかえった。フランス人ロリータちゃんたちは礼儀正しいので、待たされてもいらいらしたり、怒りだしたりすることもなく、キラさんに自作のイラストを見せたりするかわいい子もいて、楽しい雰囲気の中、無事に終わった。

 何人かのロリータちゃんたちに「このサイン会のこと、どうやって知りました?」と尋ねたところ、「ジャパンエキスポ会場でもらったビズで」、「ビズのサイトで」という答えだったので、ロリータちゃん読者が増えたところで、何かロリータ企画を立てようかなぁ、なんて思案しているところだ。
kiraさんと
(キラさんとツーショット)

オペラの展示会イデ・ジャポン出展、裏話

11月21~26日にオペラのパッサージュ内で行われた、展示販売会“イデ・ジャポン”に、去年に引き続き、ビズ・ジャポン・コーナーを設けた。と、後でよく考えたら、展示会場内のどこにもビズのビの字も書かなかった、これって大ボケを通り越して・・。

開催場所は去年と同じギャラリーだが、地下会場から地上へ、ビズ・コーナーも去年の4m2から、16m2へとグレードアップ(単に面積が広くなっただけではなく、展示内容のクオリティもUPした!つもり)。開場入ってすぐ左側の目立つスペースをショーウィンドーごと借りたのだ!
 このウィンドー、今回、日本の有名デパートに勤め、ディスプレイなどを手掛けていた方にお願いした。なーんて言うとカッコいいが、彼女、大学の先輩で、ご自身もクリエーターとしてこの展示販売会に参加していた。私が無造作に作品を並べたディスプレイの出来(のひどさ)を見て(見かねて、だな)、「・・やってあげようか」と言ってくれたのだ。それで、結果はまあ、雲泥の差、というのはこのことですね。しかも、ウィンドー越しに見えるビズ・コーナーの展示テーブルの配置まで変えてくれて、それで、確かにお客の入りが変わったのだ。勉強になります。
「ありがとうございました」と頭を下げると、「御礼に、お弁当を作って来てもらおうかしらん」!!この展示会初日から(いや、搬入日からすでに)私は弁当持参。一番の理由は昼飯代の節約だけれど、日本に帰った時に買ったかわいい2つの弁当箱を人に見せびらかしたい気持ちもあったし(一つはモノコムサのオレンジと黒のおにぎり用弁当箱で超オシャレなのだ)、お弁当はスタッフ控室で食べていたのだが、そこでテイクアウトしたお弁当を食べる参加者も多く、給湯室の会話じゃないけど、こういうところでこそ、生の情報(人様の本音など)が収集できる。なんて書いたら、もう誰も私と控室でお弁当を一緒に食べてくれないか。
私は料理が得意ではない。家ではたいてい夫が食事を作るし。自分と息子以外の誰かのために、お弁当なんて久しく作っていない。ディスプレイの御礼に、美的感覚の優れた方に一体どんなお弁当を作ってさしあげれば・・、と悩んで翌日、おかずの配色に気を配り、卵焼きはもちろん真ん中の見栄えのいいところを、先輩のお弁当箱に入れ(端っこは自分の弁当箱に)、スペアリブのトマトソース煮にプチトマトじゃトマトが重なってるじゃん、なんてぼやきながら、遅刻までして作ったおかずを、もちろん、モノコムサの弁当箱に入れ、おにぎりは3種類のふりかけを使う。「スペアリブの骨にお気をつけ下さい」なんて言って渡し、アスパラのかつおぶし煮の味が薄かったかなぁ、などと心配していたら、彼女、「とてもおいしかったわよ」と、なんと私の作ったお弁当を写真にとって、みんなに見せて回っている。私のセンスが認められたのだ(一体何のセンスじゃ~)

ビズ・コーナーには日本からの企業出展者が数名。去年はアマチュア・クリエーター(クリエーター業だけで生活しているのではない人たち、とでも定義しましょうか)が中心だったので、プロフェッショナル感が増したような。
皮小物・かばんのブランドを手掛けるA社は社長が社員さん2名を引き連れてビズ・コーナーに参加。お客の少ない時などに、彼らにもディスプレイのコツをしっかり教わる。
会場内、各展示者のブースを見て回り、ディスプレイの工夫なんぞをチェック。隣り合って同じような品を置いているブースの一つはおしゃれに見えて、もう一つはイマイチ。「この印象の違いはどこから来るのでしょうかねぇ?」なんてA社のショップマネージャーさんに尋ねて、説明を受ける。イマイチさんの耳に入ったら、はったおされるかも。

出展者の一人、ベテラン・クリエーターのSさんは、「“売れオーラ”っていうのがあってね、昨日は○○さんの店にやけに人が集まっていて、今日はほら、△△さんのところからオーラが出てるのよ」と、目をやると△△さんとはイマイチさんのことではないか。売っている物は昨日と変わらず、人寄せに何か特別のこと(皿回しとか?)をしているわけでもないのに、妙に人だかりが。ディスプレイの良しあしは関係ないのか?Sさん続けて、「自分の店でもね、昨日は一個も売れなかったモノが今日はばんばん出る、とか、モノ自体が“売れオーラ”を発することも多いのよね」。なるほど、して、その“売れオーラ”とやらを自分の店や売り物に引き寄せる方法はあるのでしょうか?と聞くと、Sさんもそれは知らない、とのこと。だよね、そんなものが分かっていたら、ひと財産築いているわな。

 展示会プロデューサーとしての仕事歴がまだまだ浅い私には、会場を歩きまわり、ベテラン出展者の方々にお話を聞くことで、学ぶことがいっぱいあるのだ。
(続く)

イデジャポンウィンドー


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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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