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パリに長居(?)した土曜日

以前も書いたが、オペラまで電車で30分もかかるパリ郊外に住んでいるので、一度パリに出るとなると、少なくとも3つは用事を作るようにして(映画1本見るのも用事一つに数えるけど)、なるべく移動に無駄がないようにする。
この土曜は、パリの14,15区にうまく用事をまとめたぜ~、と人から見たら、それがどうした?な、段取りに自己満足。

まずは、旅行者向けサイト用に、14区で毎週土曜日に行われるオーガニック市場の取材。パリ市のサイトには100%オーガニック、なんてあったけど、魚屋が出ていたぞ。全部養殖って、あり得る?

それから、15区の見本市会場、ポルト・ド・ベルサイユに。所属している大江戸助六流和太鼓真の精鋭メンバーが、旅行見本市の日本ブースで演奏するので、私はそのお手伝い。約束の時間まで、間があったので、朝作って持ってきたサンドウィッチを会場外で食べる。高くてまずいサンドウィッチをしかも並んで買う、という事態を避けるため、人とランチの約束がない時はたいてい、お弁当持参で出かけるのだ。紅茶入りポットとか、パック入りジュースなんかも持ち歩くので、荷物が重くなり、腰痛の原因になる、っていうデメリットもあるが。
日本ブースで、和太鼓教室のロゴ入りTシャツに着替え、セッティングを手伝っていると、和太鼓の美しさに魅かれるのか、みるみる人だかりが。演奏が始まり、メンバーの名前の声掛けをしようと思ったのだが、いつの間にか舞台奥に入ってしまい、人だかりのせいで出られなくなり、奥から声掛けも変だよな、と諦める。演奏が終わり、メンバーが一礼したところで、客が散る前にと慌てて教室案内のビラを配る。と、心配するまでもなく、たくさんの人が、「ちょうだい、ちょうだい!」と手をのばしてきて、中には、「稽古場所はどこ?時間はいつ?」と熱心に質問して来る人までいた。

その後、同じ見本市会場の他のパビリオンで行われているブック・フェアへ。午後15時近いのに、入口には列ができていた。活字離れと言われつつ、老いも若きもたくさんの人がブック・フェアに来る様子を見て、少しうれしくなる。ま、漫画やコスプレショー目当ての若者も中にはいるだろうけど。
今年は日本人作家がかなり招待されていて、日本コーナーが会場奥に広く用意されており、<コミック>、<文学>という具合にテーマ別に本が積まれていた。仏語翻訳本に混じって、原語版(つまり日本語の本)も置いてあり、「お!」と手に取るも、円の定価を見ると、シールで貼られているユーロの定価は3倍近い・・。日本に戻った時に買おう、荷物も重くなるし、と諦める。

サロン・デュ・リーブル
<サロン・デュ・リーブル会場>

お目当ての萩尾望都先生の講演会は、その前に同じ会場でコスプレ・ショーが行われ、それが長引き、なかなか始まらない。講演会はポンピドー・センターの合同インタビューで同席した、アニメランド誌の編集長Olivier Fallaixが司会進行役。マンガおたくで(職業柄当然か)、上手に話の流れを導いていた。前日に行われたフランス人SF漫画家メジエールと萩尾先生の対談にも興味があったが、行けなかったのだが、それを見た人が、「司会が下手で、面白くなかった」!司会者の役割ってけっこう、大事なんだわ。同時通訳の人、萩尾先生が『トーマの心臓』のヒントになったと仰ったフランス映画『寄宿舎(悲しみの天使)』(ジャン・ドラノワ監督 64年)の原題Les amitiés particulièresを知っていて、驚く。すごい映画通?事前打ち合わせしていた可能性もあるけど。
さて、ここに来れば買える!と思っていた、単行本の最新刊『なのはな』は、売っておらず、ただ、萩尾先生の本を買うと、サインしてもらえる上に、短編『なのはな』の仏訳がプレゼントされるとのこと。しかし、置いてあった作品は、全て、私がすでに持っている物だった(ファンですから)。日本語版を読まないうちに仏訳を読むのもイヤだし、これも日本に帰った時に購入しよう、と何も買わなかった。サインは前回、いただいているし。

締めくくりは、日仏家族の会のママ食事会への出席。同じ15区にありながらも、見本市会場から遠く、地下鉄を乗り継ぎ、たどり着いた韓国料理屋は、食事をするとカラオケが1時間無料になるという、最近できたらしい店。ママ8人集まって、韓国ビールを飲みながら、けっこうな量の食事を頼み(全てたいらげた)、それにしては会計は安かったね、とみんな満足げ。カラオケは「アニメソングがないじゃん!」と腹が立つが、『なごり雪』とか『恋の季節』とか『イエスタディワンスモア』とか懐メロを歌ってまあ、満足。若いママたちは、嵐の曲とか、最近のものをよく知っていて、驚いた。YouTubeのおかげね。

夜は郊外電車の数が減るので、店を割りと早い時間に出たにも関わらず、帰宅したのは0時少し前、朝、家を出たのが、11時前だったから、ずいぶんパリに長居(?)した日であった。
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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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