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住みたいと思うほど気に入った、北海道旅行記 後編

翌日は富良野へ。旭川在住で、フランス人ポップス歌手クリストフ・ウィレム(歌がめちゃくちゃうまいです、ってベタな表現ですが)のファンサイトを運営している、メロディさんと待ち合わせ。彼女がパリにクリストフのコンサートを観に来た時、会って一緒にコンサートに行った仲なのだ。旭川で福祉施設に勤めていらっしゃるが、お休みを取って会いに来てくれた(感謝!)。
夫が、ジンギスカンが食べたいと言ったので、さっそくネット検索をして、テラス席からの風景が素晴らしい、と書かれていたレストラン“ひつじの丘”に行く。人気店なので、13時過ぎに着いたら、満席で、予約名簿に名前を書くように言われる。私たちの前に十数人が待っているが、なんせ、丘の上の一軒家(一軒店)で、他の店をすぐに探すというわけにもいかない。広い敷地にキャンプ場を併設し、ウサギ牧場(柵の中にたくさんのウサギが)もあるので、時間つぶしにだんなはカメラを持って撮影、息子はウサギを観たり、だんなについて周辺を歩いたり。メロディさんと私は木陰に入って、ずっとおしゃべりしていたので、あっという間に時が過ぎた。それで、ジンギスカンであるが、待った甲斐あり、のおいしさで、しかも、“空腹は最高のスパイス”なので、よけい美味に感じたかも。フランスでは羊肉を絶対に口にしなかった息子まで、うまい!と喜んで食べる。
 その後、ラベンダーで有名な農園、富田ファームへ向かったら大渋滞に。そう、土曜日だったのだ。夫いわく、「南仏に行けばいくらでも見られる」。・・仰る通りです。予定を変更し、ふくだメロン農園でメロンを食べ、そこでメロディさんとお別れし、近くの小さなラベンダー農園に行き、ラベンダー味のソフトクリームを食べる。
 
 さて、富良野といえば、TVドラマ『北の国から』であるが、私は、倉本聰は好きだけれど、このシリーズは特別編を何本か見ただけ。というのも、純くんの顔がダメなのだ。だから、『Dr.コトー診療所』も面白いからと、貸してくれた人がいたが、(パリ在住日本人の間で、ドラマのDVDを貸し合っていた時期に。今は、みんなネットの無料動画で見ている)、やはり吉岡秀隆の顔のせいで、第一話でアウトであった。という話を以前、同じ年の友人にしたら、「私、大ファンで、ファンレターも書いたのよ」と憤慨された。人の好みはそれぞれなのだ。
倉本聰の北海道を舞台にしたドラマで、まず思い浮かぶのは、東芝日曜劇場の『幻の町』だ。笠智衆と田中絹代のキスシーンがあるという、ファン(誰のだ?)涙ものの作品である。北島三郎と桃井かおりが夫婦という設定もちょっと面白い。舞台は、小樽で、今回は行かなかったので、また次回に(とまた、北海道に行く気、満々)。もう一つ、印象に残っているのが、日曜劇場の『うちのホンカン』シリーズ(全部は見てないけど)。倉本作品常連の大滝秀治が、警察官の役で、自分をホンカンと呼ぶ。妻が八千草薫で、娘が仁科明子。あと、『昨日、悲別で』は、使われていた曲が、『22才の別れ』とCATSの『メモリー』(ピアノ曲)だったのをよく覚えている。ぐっと最近(と言っても8年前か)では、『優しい時間』(原案は倉本だけど、4人の脚本家が書いている)で、二宮くんって、いいな~、と。実は嵐のメンバーで顔が分かるのは二宮くんだけ。
 
20代の頃に富良野塾(倉本聡が、私財で設立した脚本家養成塾)に入るって選択もあったな。2年間富良野に住めて、脚本の勉強ができるなんて(実は大学4年の時、一時、YMCAの脚本家養成講座に通っていた)、夢のようじゃないか!当時は、厳寒の北海道で農作業しながら共同生活をするなんてとてもじゃない、と思っていたが、今なら、喜んで入塾する。ま、そんなことを今更言っても、どうしようもないが。



 富良野に来たらオムカレーだ、と夜は、宿から徒歩圏にあった、民宿の一階にある店に食べに行く。富良野オムカレーは、基本的に富良野産の食材(米、卵、野菜など。北海道産ならOKとしているらしいが)を使い、必ず富良野産牛乳がついてきて、税込値段が千円以下、という規定のある、地産地消メニューなのだ。けっこうボリュームがあって、昼ごはんが遅かったせいもあり、やっとの思いでたいらげた(食べ物を残すのは、きらい)。
 
 翌日、美瑛に出かけるも、夫は退屈し、「フランスにいるみたい」。確かに。昼は、富良野に戻って、割り子そばを食べる。(これはフランスじゃ、滅多に食べられないだろう)。
その後、最終目的地、釧路に向かう。少し遠いので、高速道路に乗ってみたところ、片側一車線でしかも制限速度70キロだったので、びっくり。こんなところで、スピード違反で捕まったら大変、と70キロで走っていたら、観光バスにびゅんびゅん追い抜かれたので、バスの後を同じスピードで着いて行くことにする。

釧路の宿は、台氏(誰?と思った方は、前篇を読んで下さい)のご両親が経営するライダーズハウス兼民宿銀鱗荘。
風呂、トイレ、洗面所共同の昔ながらの民宿であるが、そのたたずまいから何だか大学時代、同じ音楽サークルにいた岡山出身の男子の下宿が思い出され、懐かしく感じる。
ライダーズハウスと聞いて、若い人ばかりが泊まっているのかなと思っていたが、食堂で、夕食のテーブルを一緒に囲んだのは、私と同年代の40~50代の方たち。福島から来たライダー夫婦は、奥さまがナナハン、だんなさまは1100に乗っていて、二人の娘さんはすでに成人しているので、夫婦二人で北海道ツーリングを楽しんでいるという。他に車で北海道を回っている一人旅の男性、釣りに来ている男性、そこに台氏の父上と、料理を作って、運びながら母上が会話に混ざる。地元でとれた新鮮な魚介類を中心に、“これぞ日本の(北海道の?)家庭料理!”な副菜の数々。魚介の食べられない息子には、肉料理も用意して下さる。こうやって、たまたま同じ宿に泊まった人たちと、北海道の幸を食べながら、北海道旅行について語り、情報交換しあう(どこそこの道路は、パトカーが脇道に隠れてスピード違反を取り締まっているから注意!なんて、お役立ち情報も)って、まさに旅情を感じるぜ!夫も話の内容をほとんど理解できないながらも、雰囲気(ともちろん料理)を楽しんでいる様子であった。
 
翌朝は、7時に起きたにも関わらず、食堂に行くと、他の客はもうすでに出発した後だった。魚、卵料理、のりに納豆・・の日本の朝ごはんで、息子は朝から納豆が食べられるので大喜び。
まずは釧路湿原の細岡展望台に。その後、摩周湖に向かう。正午過ぎに摩周湖に着いた時には晴天で、パーキングの売店の人に、「ツイてますね~」と言われる。その摩周湖であるが、この世のものとは思えない美しさで、アイヌの人々が、神の湖と名付けたのもうなずける。でも、霧の摩周湖って言うくらいだから、霧がかかっている姿も見たかったかも。

摩周湖
(摩周湖)

その後、クッチャロ湖に行くも、だだっ広い湖で、摩周湖の後ゆえか、大した感慨も覚えず、さっさとマリモで有名な阿寒湖に向かう。昔、TVドラマの『キイハンター』で、盗んだダイヤモンドをマリモの中に隠す、っていうエピソードがあった覚えが。それで、阿寒湖であるが、湖にすっかり飽きてしまったらしい夫は、湖畔へと続く道にずらりと並ぶ、土産物屋を端から覗き始める。木彫りの熊がたくさん置いてある店のオヤジさんが、熊は頭が左側にあるものがほとんどで、右側にあるものはかなりの腕前の彫り師しか作れないのだと説明してくれた。そういえば、私は子どもの頃、マンガ家を目指していたのだが、確か、横顔は左向きを描く方が楽だったので、それと関係あるのか?自分用にミニチュアの熊(体長2センチくらい)を買い、また、私に滅多にモノなど買ってくれることのない夫が、アイヌの少女の顔を彫ったペンダントをプレゼントしてくれ、雪でも降るのでは、と心配になる。北海道なら7月の雪もあり得・・ないか。
宿へ戻る道中、霧が発生し、しかもガソリンがほとんど残っていないことに気付き、青ざめる。まもなく市街に入り、霧に浮かぶガソリンスタンドの看板を見つけ、ほっと胸をなでおろす。
銀鱗荘では昨日に続き、夕食には魚介類が並ぶ。活きのいい旬の魚介をわさびじょうゆで食べる、って実に贅沢だよな、と北海道最後の夜に、しみじみと感じた。

雨男の夫が一緒だったにも関わらず、登別以外は晴天で、風景は時に涙が出るほど美しく、食べ物はおいしく、夫がプレゼントまでくれて、何かこの後、とてつもなく悪い出来事が待っているのではないか?と幸せ慣れしていない私が不安になってしまうほど、北海道旅行は楽しかった。

 神奈川に戻り、北海道は素晴らしい、日本に永住帰国するとしたら、北海道に住みたい、と友人に話すと、「冬の寒い時に、もう一度行ってから考えな」と言われる。確かに・・、じゃ、今度は、札幌雪まつりにあわせて行こうかな。その時期はホテルを予約するのが大変かもしれないけど。

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住みたいと思うほど気に入った、北海道旅行記 前篇

フランス人の夫と結婚して以来、2年おきに日本を旅行している。最初は、京都・奈良(定番!)、その次は、鎌倉・日光、続いて、山陽・四国。息子が生れてからは、親子3人で、東北、続いて九州、さらに沖縄に。それで、今年は北海道に行くことにしたのだ。夏の日本は暑いから涼しいところに行きたい、という夫の要望もあったし。
 それで、結論(?)から言うと、沖縄には二度行って、ちっとも魅かれなかったが(ハマる人、多いですよね)、私は、北海道がおおいに気に入り、日本完全帰国の際には、住もうかと、考え始めたほどである。

 7月のちょうど真ん中、死ぬほど暑い東京駅で新幹線に乗り、新青森で、スーパー白鳥に乗って、函館へ。本当は船で行きたかったのだが(『函館の女』や『津軽海峡冬景色』のイメージ)、青函連絡船って、とうの昔になくなっていたのだ。

函館駅では、足圧式リンパドレナージュ(整流道)の施術士、けいこさんがお母さまとともに出迎えてくれる。けいこさんは去年まで2年ほどパリに住んでいて、よくマッサージをお願いしていたのだ。今でも時々、フランスにいらっしゃるが、今後は、この整流道をヨーロッパに広めるべく、パリで、養成講座を開くことを計画されている。さて、けいこさんに五稜郭に連れて行ってもらい、一緒にタワーに上り、ソフトクリームを食べ、その後、城内を散策する。
五稜郭、函館戦争と言えば、山田太一の『獅子の時代』を思い出す、NHK大河ドラマで私が唯一、全編通して観た作品で、山田作品の傑作の一つだと思う。(主演は菅原文太で、挿入歌、ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギバンドの“Our history again”がいいんだよ。ピアノのイントロがかっこよくて耳コピしたし、ギターソロがストレートで、“日々の暮らしは晴れた日ばかりじゃないが、明日が雲間に見え隠れ”って歌詞が当時、高校生だった私に染みたのだ)。


夜はラーメン(北海道と言えばラーメン!)を食べて、バスで函館山に100万ドルの夜景を観に行くも、ひどい霧であった。夫と日本を旅行すると天気に恵まれない時が多い。

翌日は、朝市に出かけ、日高昆布を買い、ベイエリアを散策し、定番、海鮮丼を食べる。その後、レンタカーを借りて、登別温泉へ向かう。途中、洞爺湖の湖畔に車を止めた頃は天気がよく、湖が実に美しかったのだが、登別に着いた頃は大雨。メインの温泉街から離れた露天風呂のある宿を予約していたが、夜も小雨が降り続き、風呂から満天の星空を見る夢は果たせず。周りに宿がなく、他の泊まり客もいない様子で、夜は恐ろしく静かだった。
朝食の後、宿の温泉に浸かってから、地獄谷温泉を観に行く。登別ではクマ牧場が有名らしいが、11歳の息子は興味を持たず、白老のアイヌ民族館ポロトコタンへ(こっちは夫が興味を持った)。ただ、ここでも息子はスタンプ&ラリークイズをさっさと終えると退屈してしまい、美しいポロト湖に向かって、小石投げを始めた。その間に、私と夫はアイヌの舞踊公演を見学したのだが、その時に使われたのが、子どもの頃観ていた、NHK(がまた出てくるけど、回し者ではありません)ドラマ『天下御免』(山口崇演じる平賀源内が主役のコメディドラマ)の1エピソードで、アイヌ人女性が奏でていたムックリという名前の口琴。実物を見たうれしさで、思わず1つ買ってしまった、500円なり。ちなみに、『天下御免』の脚本は、井上ひさしだとずっと思いこんでいたが、ウィキでチェックしたら、早坂暁だった。また、源内が助けたアイヌ首長シャクシャインを演じていたのは、片岡孝夫であることも発見。雪で湿って使えなくなった、弾丸をスルメか干し魚の上にのせてあぶって乾かす、まじめなような、ふざけたようなシーンがあった記憶が。
ショップで、串田孫一の『北海道の旅』と萱野茂の『アイヌの昔話』を購入。
有名な白老牛のステーキをカントリー調ログハウスのレストラン(ジョン・ウェインの写真が飾ってあった)で堪能してから、札幌へ向かう。
途中、支笏湖に寄り、アイスクリームを食べながら、湖を眺める。天気がよかったので絶景。

札幌では、中心地のビジネスホテルに泊まる。オペラのギャラリーとジャパンエキスポで北海道アーティスト展をプロデュースしたAT-PLAN社代表取締役の台氏と待ち合わせて、カニ食べ放題の店、“えびかに合戦”に行くも満席で入れず、で居酒屋に。ここで海の幸をたらふく食べ、海モノがイクラ以外は一切食べられない息子は、鶏のからあげ(北海道ではザンギと呼ぶ)とフライドポテト(北海道のじゃがいもだあ~)に満足。

札幌

 札幌二日目は台氏が午後から東京出張の忙しい身にもかかわらず、名所を案内してくれる(感謝!)。時計台、赤レンガ庁舎、そして台氏の母校、北大。広いキャンパス内を学生たちは自転車で移動している(ってことは先生も?)。学食でランチするが(日本の学食なんて何十年ぶり?)メニューが実に豊富。カウンターでの注文の他に、定食屋みたいに、おひたし、煮物、納豆などの小鉢類も種類が多い。息子は麻婆豆腐と納豆と大盛りご飯を注文。私もつられて麻婆豆腐と小盛りごはんに青菜のおひたし、あんころもちを食べる。これなら、一人暮らしの学生も、栄養が偏らない食事ができるだろう、まあ、どのメニュー(何の小鉢)を選ぶか、が問題だけど。
構内のおしゃれなカフェで台氏と仕事の打ち合わせをした後に別れ、夫と子どもと一緒に大通り公園を散歩しながら、ソフトクリームを食べる。天気がよくて、日差しが強く、温度は高いが、東京のように蒸し暑くない。空気がカラっとしたヨーロッパのような気候なのだ。さぞや夫も北海道が気に入っただろうと思いきや、「食べ物はおいしいけど、神社仏閣がないからつまらない」。・・確かに異国情緒を求める外国人観光客には不向きか。ビックカメラとユニクロに寄って、ホテルに戻って昼寝をした後に、夫の強い(!)希望で、昨日、行きそびれた、“えびかに合戦”に。私は食べ放題が苦手なのだ、食べるのが遅いし、そもそも食事はゆっくり味わって食べ愛し、小食なので元が取れないのは分かっているし。店員に息子は、エビ、カニ類が一切食べられない旨を伝えて(若い女の店員が上司に何か言われたらしく2度も確認に来た)、イクラ丼を注文し、夫と私は、カニ3種と小えびの天麩羅、えび・かに・えび天握り、茶碗蒸しが食べ放題のコースを注文する。
 お腹一杯になって、夜のすすき野を歩いていると、なんか東京と変わらないじゃん、という気がする。大都会、少し離れると大自然、って理想的だ。住むとしたら、やはり札幌か・・。

クレール・ドニとフランソワ・オゾンの新作

 クレール・ドニの新作“Les Salauds”を観に行く。
テレラマ誌は酷評していたが、なんたって、監督がクレール・ドニで、主演がヴァンサン・ランドン(役者辞めるって宣言は、ウソだったのね)だ。ドニ組の常連、ミシェル・シュボールやグレゴワール・コラン(二人ともアク強!)が出ているのは、うれしいけど、キアラ・マストロヤンニってのが、嫌だ。男顔で(パパそっくりだからそう思えるのか?)、大根で、ちっとも美しいとは思えないが、なぜか美人という設定(?)が多い。(そう、個人的に好きじゃないんです)。しかし、クレール・ドニは、前作“White material”が、あまりにも凄い(としか言いようがない)映画だったので、やはり、“Les Salauds”も見ておこう、と上映館を調べるも、パリでは先週まで、というところがほとんどで、やっとバスティーユのMajestic Bastilleで、一日一回午前11時のみ上映しているのを見つける。

で、一言で言って、「なんじゃ~、こりゃ?」で、“ヴァンサン・ランドン踏んだり蹴ったり”な作品でした。こんな役ばっかりやらされるから、役者も辞めたくなる?

 それで、口直しじゃないけど、その後、今話題になっているオゾンの新作“Jeune et jolie”を観に行ったら、思いの他、いい作品だった。
主人公を演じる元モデルのマリン・ヴァットの美しさ、そして、高校生の売春というセンセーショナルなテーマばかりがクローズアップされ、先週、日本から遊びに来ていた友人も「アパルトマン(を借りていた)の近くで、早朝割引やってる映画館があるんだけど、朝から観るような作品じゃなさそうだし・・」と言っていたのだが・・。

 実際は、美しい南仏の海辺の別荘で、ヴァカンスを過ごすフランスの中流家族の平和で幸せそうなシーン(青空の下、テラスでみんなでランチをした後、各自、涼しい寝室に戻って昼寝タイム、という具合)から始まる。ヴァカンスが終わり、パリでの日常生活が再び始まるが、主人公の17歳の少女は、ひと夏の経験(?)をきっかけに出会い系サイトを通じて売春を始める。売春のシーンはもとより、その事実を知った母の動揺、それ以降の主人公や彼女を取り巻く人々の様子などもわりと淡々と描かれていた。弟のポジションがいまいち中途半端だったのが、残念。

 それで、この映画、何よりも、ラストシーンが素晴らしくて(ネタばれになるけど)、日本なら“特別出演”って扱いになるであろう、シャーロット・ランプリングと主人公が待ち合わせて語り合うシーンが、とてつもなく良いのだ。いい映画にはいい老人が登場する、と言ったのは蓮見重彦であったか?まさにこの数分間のランプリング(老人扱いしてごめんなさい、でも相変わらず美しいです)の登場によって、この映画は単なる“思春期少女とその家族”を描く映画で終わらずに済んだのだ。
日本でも間違いなく上映されるでしょう。佳作!
jeune et lolie
(“Jeune et jolie”)

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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