FC2ブログ

非常時に役に立っている、ツィッター情報

地震第一報は、近所に住む香港出身の女性からの電話。朝、7時半過ぎに、「日本で大地震、テレビを見て」と電話が。慌てて、NHKワールドをつけるが、なぜか、東京の梅並木の映像?ラジオでも「日本で地震発生」というが詳しいことには触れていない。Yahoo Japanを見ても、大きな地震が起こったことは分かったが、まだ詳細は書かれていない。子どもを学校に送り、戻って来ると、東京の友人から「大きな地震があって怖かった。夫は今日は帰りが遅いから一人で心細い」なんてメールが。その時点ではYahooにも詳しい情報はのっておらず、ニュージーランドの地震よりは規模が小さいのかな、とその時、何を根拠にそんなことを思ったのか知らないが、パリに出て、取材前にのんびり映画True Gritを見に行く。取材先近くで行われる、服のプライベート・セールに出かけると、その招待状を送ってくれたデザイナーの友人である日本人の知人に会う。その時も「地震があったみたいね」なんて軽く挨拶。取材はクリエーターの集まる展示販売会。そこで、日本が好き、という日本調の服のデザインをしている人にも「大きな地震があったみたいだね」と言われる。

そして、家に戻り、現実を知る。

まずは、日本の家族、友人等にメール、電話、ツィッターのダイレクトメッセージを使って無事を確認、フランスにいる東北出身の知人にも苦手なSMSを送って、ご両親が無事かどうかを尋ねる。それから、日本のテレビ局数社がインターネットを通じて動画配信を始めたことが分かり、それを見ながら、ツィッター、ニュースサイトなどで情報チェックし、もちろん、フランスのテレビニュースも見る。

ツィッターは、一度はまって、眼精疲労を起こしたので、最近は個人アカウントはあまり使っていなかったが、今回、とても役に立っている。日本にいる人たちの生の声が聞こえるのはもちろん、雑多な情報の中に、役に立つものがたくさんあるのだ。インターネットで日本のテレビが見られることがいち早く分かったのも、ツイッター情報だし、在仏日本人から同じ情報がメールで届いたのは、翌々日くらい。ユニクロ柳井さんの10億円寄付とか、4年前にすでに共産党議員が、“チリ地震レベルの津波が来た場合の福島原発の安全性への危惧”について東京電力に意見書を送っていたこと、など、へー、なるほどな情報も次々入って来る。
 
情けないことに、自分はフランスにいるにも関わらず、地震発生以来、あまり眠れず、眠りについても何度も目が覚めてしまう、まるで余震をおそれるがごとく。特に原発の問題が浮上してからは、強い無力感を感じ、本を読みたいとか映画を見たいという気持ちも全くなくなり、ぼーっと日本のテレビを見ながら涙をぼろぼろ流したり。ものが手につかないし、なんかボケたマネを繰り返している。紅茶に砂糖を入れようとしたら、夫に、さっき入れてたぞ、と注意されたり、ハンドクリームを足に塗ったり、子どものために炊いたごはんを食卓に出すのをすっかり忘れていたり(つけあわせのスパゲティがあったので、子どもも催促しなかったし、と言い訳だけど)、書きかけのメールを消しちゃったり。どうやら、被災地の人の気持ちに共感することから来る、共感疲労という症状らしい、と、これもツィッターから得た知識、まあボケの方は老人性痴ほう症が始まっているのかもしれないけど。

月曜くらいから少し、気持ちが落ち着き、ここにいて、何か日本のためにできることをささやかなことでもいいから、やってみよう、なんて思い始める。ビズのサイトでフランス赤十字の義援金受付について情報を流したり、それから、在仏日本人の間で、チャリティ・バザーやコンサートの企画も始まっているので、それをできるだけ手伝うつもり。独りよがりの行動をしてはいけない、現地にいなくても、ここにいることをいかして出来る何かがあるはず。やはり、まずは義援金を集めるための活動だろうな、特にフランス人を対象に。《遠くからでもできること、すべきでないこと 被災地の方に迷惑をかけず助けとなる行動法まとめ》というサイトがあって、基本的には日本国内にいる人向けに書かれたものだが、タイトル通りの行動法が簡潔にまとめられている、とこれも誰かのツィートから発見したもの。
 
 ただ、ツィッターは、がせネタ、不愉快な発言、間違った情報などもあるので、情報をどう判断するかは各個人の責任なんだけれど、でも、それは新聞、テレビをはじめ、全てのメディアにいえること。
しかし、フランスのテレビは「カタストロフ」を繰り返し、あと、日本にいるフランス人男性が、パニックして泣きながらスカイプしている様子を何度も映し出したり・・。まあ、これを見て、日本に義援金を出そう、と考えるフランス人が増えてくれれば、それはそれでありがたいけど。

遠くにいてできること

http://gigazine.net/news/20110312_how_to_help_your_loved_ones_from_afar/
<遠くからでもできること>のサイト
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

だれかの役にたつかもしれない

のでここに引用しておきます。

火事場泥棒て、どこでもいるんですね。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20110316/263920/?P=1

おすすめ情報

おすすめ情報

プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

最新記事
カテゴリ
AI翻訳
コスメ
コスメ
ワイン
ティー
航空券
レストラン予約
フランス語
アマゾン
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード