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摩訶不思議な偽の偽札体験

スペインの映画監督、ルイス・ブニュエルには“したいのに、○○できない”三部作があり、『皆殺しの天使』は“出られない”、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』は“食べられない”『欲望のあいまいな対象』は“SEXできない”。
この前、私は“ガソリンを入れたいのに入れられない”日を経験したのだが・・。

最初は、昼間に近くのハイパーマーケットのガソリンスタンドに行ったら、珍しく日中なのに列ができていたので、パスした。その日の夜、剣道に行くのに車を使う予定だったが、そこにたどり着くくらいのガソリンは残っていそうなので、帰りにクラブの近くのスタンドに寄ればいいや、と思って。

それで、剣道の帰りに、その近くのスタンドに立ち寄ると、小型トラックが寄って来て、運ちゃんが「もう、人が誰もいなくて、カードしか使えないんだ。僕、カード持っていないから、キミが僕の分を払ってくれないか?現金で返すから」!怪しい・・。家の工事で悪徳業者に引っ掛かってから、以前にまして注意深くなった(疑り深くなった?)私は、とっさに、「え?カードしか使えない?私も現金なんです。残念」と言って、さっさとそのスタンドを離れた。

そして、国道上にある、今まで使ったことのないスタンドに、そろそろガソリンがなくなるかも、と不安になって、寄る。すると、レジのお兄さんが呼ぶので、そこまで行くと、「先に払ってください」!え、そんなのありなの?「いくら分、入れますか、マダム?」と聞かれたので、用心するに越したことはない、と「10ユーロ分」。家までは十分な量のガソリン代である。それで、20ユーロ札を渡して、10ユーロ札を返してもらう。ところが、いざ、ガソリンを入れようとしたら(セルフサービスなので)、再びそのお兄さんが呼ぶので、何じゃ?と戻ると、「マダム、これ偽札ですよ、返すから、さっきの10ユーロを返して下さい」!!もちろん、私が偽札を製造したわけじゃないので、いつの間にか私の財布に紛れ込んだのだ。仕方なく、おつりの10ユーロを返して、偽札を渡してもらう。すると、財布に他にも10ユーロ札があったことに気付き、それを渡すと、「OK」と言われ、無事、ちょっとのガソリンを入れて、家に戻ることができた。

まてよ~、詐欺にあってないか~?昔、日本で、タバコ屋に5千円札を持って行って、「千円札に替えてほしい」、と頼み、おばあちゃんが千円札を5枚渡したところ、「これを一万円に替えてくれ」と、5千円をだまし取る詐欺の手口を聞いたことがある。
でも・・、私、お金、損してないし。偽札を他の20ユーロ札と比べても、透かしといい、手触りといい、同じだ。まさか、両方偽札?

翌々日、大型書店でDVDを買う時、その偽札を恐る恐る出してみたが、何も言われなかった、というかどうも偽札じゃないらしい。本物の札を渡したら、偽札を渡された、と言って偽札を返される、という詐欺は考えられる。しかし、戻って来た20ユーロ札も本物みたいだし。あのお兄さん、何の得があったんだろう?考えても、さっぱり分からん。
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フランスでは

偽札は日常茶飯事なんでしょうか?

フランスは好きだけけど、こうゆうこと聞くとビビルナ。

あと日本政府がしぶしぶだしたという、福島原発で飛び散ったヨウ素131の分布図のURLを置いときます。

http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-49.html

フランスも愈々、発展途上国に堕ちたのか?

江草さま
 日記を拝見。江草さんの随筆は、この体験記事の掲載サイトの前身に当たる「国際電話会社の各国現地報告特集サイト」より、拝見しております。そして、そうした時代には、この種の「偽札騒動」は、常に、東南アジアか中国などの発展途上国に限定された話しでした。
 それが、とうとう、日本に原発技術も提供しているフランス共和国の首都で発生したとは、真贋の程はともかく、そうした「発生の事実そのもの」が、驚きですね。
 ひょっとして、これも、フランス国内の景気悪化を反映したものでしょうか?ともあれ、難を逃れて良かったですね。お元気で。

No title

Ushizakaさん、こんにちは。

500ユーロ札は拒否されたりするし、けっこう偽札は出回っているのでは?
要素分布図は信ぴょう性があるのでしょうかね?

No title

YOZAKURAさん、こんにちは。

けっこう昔からフランスでは偽札が出回っているようで、確か偽札チェッカーなるものもあったはず。日本はこういった事件はないのでしょうか?

日本では偽札検知器なんて、聞いたことも無いですね

江草由香 さま

 お手紙を拝見しました。迅速な返信に驚きました。
 「フランスでは、結構昔から偽札が出回っていて、偽札チェッカーまであった筈----」との由、これは初耳です。貴重な情報の提供、有難うございます。

 しかし、偽札チェッカーと云えば、江草さん、それは中国ですよ。
 日本のデパートや大きな駅の窓口などでも、或いは、街角の小売商店でも、ついぞ、そんな無粋な代物は見かけたことはありません。フランスでも、偽札検知体制が整備されているとの由、矢張り、フランスは、この方面では「昔から発展途上国であった」訳ですね?驚きです。

 で、この種のイチャモンに慣れていらっしゃる江草さんが、Yozakuraの書き込みに直ちに反応されて発した反問が「日本は、こう云った事件は無いのでしょうか?」とは、この種の論争において、江草さんが蓄積なさった経験の厚みを感じました。

  日本で10年ほど前に聞いた「偽札事件」とは、聖徳太子の旧1万円札の偽札が香港筋から持ち込まれ、関西方面で発見されたとか、
 同じく数年前に、旧1万円札の偽物が北海道の人口希薄な東部地帯のコンビニ等で、狙い撃ち的に使用された----等の事実です。
 最近では、地域を問わず、パソコンで画像を取り込み、それをプリンタで印刷した「直ぐに分かる偽物」が、ときどき自販機などで使用され発覚した----と云うニュースぐらいです。

 江草さんの今回の記事は「偽札の流通」だけでなく、現金の持ち合わせだけしかない運転手から、初対面の江草氏に対して「貴方がカードを代理使用して、替わりに払ってくれれば、その分を現金で払い戻します」などと云った勧誘があるなど、如何にも----と云った、古典的な手口ですね。
 そうした「首都郊外のアヤシイ雰囲気」全体を踏まえ、yozakuraは、景気悪化に伴い世間の規範意識が緩み、犯罪に寛容な土壌が成し崩し的に形成されていく社会的な気配を感じた、投稿した次第です。

 また、お時間ありましたら、この種の体験報告を上梓掲載して下さい。お元気で。 

神奈川県では、お茶が

出荷停止となりました。基準値以上のセシウムが検出されて。実際のところ関西か海外に移ればいいのですが。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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