子ども部屋の模様替え、壁紙張りに挑戦

 息子はこの新学期から、CM1に進級。CM1は、Cours Moyen 1 の略、日本語に訳すると、小学校中級過程・第一学年となり、日本でいえば、小学4年生。
今まで宿題は食卓でやっていたが、子ども部屋に置く勉強机を買うことになり、ついでに、壁紙を張り替えよう、ということに。この家に引っ越した時に、リヴィング、寝室、私の書斎(兼客間)の壁紙は替えたが、当時4歳だった息子の部屋には、元々、動物柄のかわいい壁紙が貼ってあり、どうせ、クレヨンで落書きなんかして汚すに違いないから、もう少し大きくなってから、張り替えればいい、とそのままにしておいたのだ。息子は、落書きはしなかったが、ベッド脇の壁紙をべりべりとはがしてしまった。

 さて、壁紙張りであるが、外壁工事で、悪徳業者にひっかかったばかりだし(思い出しただけで、腸が煮えくりかえる)、壁紙を糊で張っていくだけなので、そんなに難しくないはずだから、自分たちでやろう、と夫が言いだす。義父は器用で、壁紙だけでなく、バスルームのタイル張りまでしたそうだが、夫は、風呂のドアにバスローブかけを付けるのに2時間以上かかり、しかも出来上がりはぐらぐらで、「かかれば、いいだろう」と開き直る人間だが。

 まずは、これをいい機会に、小さくなった服、壊れたおもちゃ、読まなくなった(嫌いで読まない)本などを選び、人にあげるもの、寄付するもの、捨てるものに分類。
 本棚、洋服ダンスの中身を段ボールに入れ、書斎、寝室、屋根裏部屋などに移動。空っぽになった家具、ベッドを部屋の真ん中に寄せる。
 次に古い壁紙をべりべりとはがし、息子にも思う存分はがしていいよ、と手伝ってもらう。糊で壁にしっかりとくっ付いている層には霧吹きで水をかけ、へらできれいにとっていく。

壁紙張り

壁紙は、柄合わせが面倒なので、できれば無地にしたいな、と思いつつ、一応、部屋の主である、息子に、「どんな模様の壁紙がいい?」と聞くと、即座に「パワーレンジャーサムライ(『シンケンジャー』のフランス語バージョン(USA版?)!」と答える。そ、それは柄合わせが・・、「模様のない紙にして、そこにパワーレンジャーサムライや車のポスターを貼ろうね」と親の都合で納得してもらう。
 まず、壁紙専門店に行き、息子は濃いめの水色の無地の壁紙を気に入るが、「もう一件くらい見てみよう」と、近くのチェーンの大型日曜大工店にも行ってみる。そこで息子が選んだのは、雲の模様の壁紙(ドイツ製、だそうだ)。薄い水色の空に白い雲がふわふわと浮かんでいるのだ。面白い、いいかも!最初に選んだ無地のものより高かったので、けちな夫は「高いし、柄合わせがなぁ・・」と言いだす。シンケンジャーよりは、柄合わせに失敗しても目立たなさそうだし、壁紙くらい気に入ったものを買ってあげようよ、と雲柄の壁紙7ロール分(1ロールは幅53センチ、長さ10.5メートル)、専用糊とはけを購入。
 
 日曜日に早起きし、9時過ぎから夫と二人で壁紙張りを開始する。はけでのりを紙の裏に塗り、それを壁にぴったりと、空気が入らないように気をつけながら張っていく。柄合わせをしながら、2枚目を張り終えたところで、絵柄が逆さま、ということに気付くが、まあ、雲に上も下もないか、とそのまま続ける。電気コンセントの部分はカッターで穴をあけたり、ドアや窓枠の周りは切り込みを入れたり、と細かい作業に時間がかかり、正午を過ぎ、息子が「お腹すいたよ~」と言いだした時には、まだ、1面しか終わっておらず。
 スパゲティの軽い昼飯を済ませ、さっそく第2面にかかるも、暖房用ラジエーターがあるため、その周りの処理に苦労したり、で、ここが終わったのがなんと4時近く。電気コンセントのカバーをはずしてあるので、何かのはずみに電線に触れて感電したらたいへん、と電気のブレーカーを落としてあるので、何とか日没までに仕上げなければならん。
幸い第三面は広く上半分に窓があるので、張る面積も少ないし、それに我らもずいぶん、作業に慣れて来た。それでも、夫も疲れが見え始め、いらいらしてきたところに、裏の家が庭でパーティを始め、子ども連れの家族が数組集まっているらしく、子どもたちが歓声をあげながら走り回り、喧嘩をしたらしい子どもが泣き出し、親がそれを叱りつけ、と何だか落ち着かない。
第四面に取り掛かった時には7時をまわり、「今日、何食べるの?」と聞きに来た息子に、夫は「お前の部屋をきれいにしてやってるんだ!」と怒鳴り散らす始末。息子は何にも悪くないのに。幸い、まだ日が長く、作業は無事、日の落ちる前、8時半過ぎに前に最後の一枚を張り終え、途中、カモ肉をフルーツとオリーブオイルと一緒に鍋に放り込み、ぐつぐつと煮ておいたので、(モロッコ料理のタジンもどき)作業終了後、すぐにごはんにもありつけた。
ドアの壁紙は間に合わなかったが、どうせいつも開けっ放しで見えないし、いつでも張れるから、とそのまんま。
 
目立った失敗はないし、素人が始めて張ったにしちゃ、上出来だぞ、と自画自賛し、何より息子が、「きれい~!」と喜んでくれたので、満足。

壁紙張り2

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素敵な壁紙ですね。

江草さん、こんにちは。

Kenちゃんの部屋の壁紙、素敵ですね。
Kenちゃんが喜んだ顔が目に浮かびます。(^^)
苦労して張り替えた甲斐がありましたね。
お疲れ様です。

No title

マダムかおりんさん、こんにちは。

とても居心地のいい空間になったので、私も日中、パソコンで目が疲れた時に、この部屋のベッドでぼーっと横になったりしております。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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