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年をとればとるほど

4月8日はお釈迦様の誕生日=私の4×才の誕生日だった。今更、お誕生日がうれしい年齢でもなく、「また一つ、年喰っちまった」って気持ちだ。それでも、おめでとうと言われたり、お祝いメールをもらったりすると、やっぱりうれしい・・なぜだか。
8日当日は、子どもが毎週水曜日に通うエベイユ学園の近くに住むママ友の家で食事会。1~2か月に1回、5~6人のママ友達で集まり、ランチをするのだが、たまたまそれが8日だったので、フランス式に誕生日を迎える私本人がケーキを持参。シャンパンを持って来てくれた人がいて、しかも、最後は花束までみんなからプレゼントしてもらい、感激。家に帰ってさっそく花瓶にさし、「愛人からもらった」と言うも、夫はにこにこして、「それはよかったね」!と、つゆほども疑わず、ちと不愉快だった。夫には前の土曜日に16区のレストランSUSHI MARCHEでお祝いをしてもらう。料理もおいしかったが、帰り際に店長さん(だと思うが)に、「私はビズを1号から全部とってあります」と言われ、誕生プレゼントにうれしい気持ちになる言葉をもらった気持ちになる(こじつけか?)。

meikosan.jpg
パリ在住イラストレーターMeikoさんのフェルトワーク

一つ年が増えることが「また大人に近づいた!」なんてうれしいのは何歳くらいまでだろう?文字通り成人とみなされる20歳くらいまでか?それ以降は「また一つ年を取ってしまったなぁ」って気持ちの方が強いよね。大学生の頃、ボーヴォワールが自伝に『40歳になったショックから立ち直れないうちに50歳になってしまった』なんて書いているのを読んで、年を取るってことは人間にとって(特に女性にとって?)、つらいことなのかぁ、と思った。ところが、大学卒業してすぐ、近所の小さなフランス語会話教室に通っていた時のこと、何かの折に同じクラスの30代半ばの女性が「30歳過ぎると人生、ラクになるわよ」と言い、40歳過ぎの女性が「あら、40歳過ぎるともっともっとラクよ!」と得意げに(?)返した。その時は、「それは怖いもの知らず、恥知らずになるって意味じゃないの?」なんて同世代の友人の意見に、それは言えるかも、と思ったっけ。
 それで、40歳を過ぎた今、私は“ラク”の方に一票を入れる。というのも、20代の頃に感じた人生への漠然とした不安、恐怖感というものが確かに薄らいでいる。つまり、考えても仕方ない、なるようになるし、この40年間なるようになってきた、という経験が自信につながり(開き直り、とも言えるが)、生きていくことの支えになるのだな、たぶん。

 少し前のことだが、私より少し年上の女性たち3人と食事に行った時のこと、一人が隣のテーブルに運ばれたデザートを見て「あれ、おいしそう。・・でも食べすぎちゃったし、次に来た時にするわ」とつぶやくやいなや、「食べなよ。今度なんていつ来られるか分からないし」、「明日死ぬかもしれないんだよ、後悔するよ」と口々に脅し(そそのかし?)、結局、そのデザートを注文してみんなでつついた。おいしかった。

 そう、年をとればとるほど、残り少ない人生を楽しまなければ!という意識が強くなり、その結果、人生はより楽しく、豊かになるはず?
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年をとるほど豊か?

長く生きていれば、昔の同僚が亡くなったりするし無常観のほうが強いのかもしれない。これが開き直りということか!
それはそうと、このビズのブログになってから江草さんの筆が進んむように感じられるのは私だけでしょうか。

Bon anniversaire!

江草さん、こんにちは。

4月8日が、お誕生日だったのですね。
遅ればせながら、おめでとうございます。

日本では、最近40代の女性はアラフォーと呼ばれ、いろんな雑誌で話題になってますが、ひと昔前の40代とは生き方も社会進出度も違い、この不況下にありながらも、同年代の男性とは対照的に?すこぶる元気だからなんだそうです。

また、フランスでは、若い子ばかりがもてる日本と違い?40代の大人の女性がもてる?とTVで言ってましたが、本当ですか??

TVに映ったフランス人男性は、「経験のない若い女性は、子供同然であまり興味がない。むしろ、40代の女性の方が人生経験豊かで、酸いも甘いも心得ているからねー。」と語ってました。

もし、そうだとしたら・・・うらやましい限りです。

が、いくら許容範囲が広い?フランス人男性でも?さすがに?フェロモンはいずこへ?という容姿にはなびかないか・・・と。

まずは、容姿も含めての話かも??ですね。

拘束のないブログなので

ushizakaさん、こんにちは。

前のブログはギャラをもらって書いていたけど、こちらは拘束がないので。なんて言っても、前のブログでも好き勝手書かせてもらっていたのですが。

人によりけり、でしょうか

マダムかおりんさん、ありがとうございます。

年齢、容姿に関係なく、もてる女性はもてる、というところでしょうか?これはフランスに限った話ではないでしょうが。ただ、70歳を過ぎたマダムが「私の新しい彼は」なんて話しているのを聞くと、やっぱりフランスだなぁ、と。

ちなみに、うちの夫に「日本では畳と女房は新しい方がいい、って言うけど、フランスではワインと女房は古い方がいい、って言うんでしょ?」と聞いたら、「おれも畳の方(?)がいい」と言っていましたが。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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