オペラの展示会イデ・ジャポン出展、裏話

11月21~26日にオペラのパッサージュ内で行われた、展示販売会“イデ・ジャポン”に、去年に引き続き、ビズ・ジャポン・コーナーを設けた。と、後でよく考えたら、展示会場内のどこにもビズのビの字も書かなかった、これって大ボケを通り越して・・。

開催場所は去年と同じギャラリーだが、地下会場から地上へ、ビズ・コーナーも去年の4m2から、16m2へとグレードアップ(単に面積が広くなっただけではなく、展示内容のクオリティもUPした!つもり)。開場入ってすぐ左側の目立つスペースをショーウィンドーごと借りたのだ!
 このウィンドー、今回、日本の有名デパートに勤め、ディスプレイなどを手掛けていた方にお願いした。なーんて言うとカッコいいが、彼女、大学の先輩で、ご自身もクリエーターとしてこの展示販売会に参加していた。私が無造作に作品を並べたディスプレイの出来(のひどさ)を見て(見かねて、だな)、「・・やってあげようか」と言ってくれたのだ。それで、結果はまあ、雲泥の差、というのはこのことですね。しかも、ウィンドー越しに見えるビズ・コーナーの展示テーブルの配置まで変えてくれて、それで、確かにお客の入りが変わったのだ。勉強になります。
「ありがとうございました」と頭を下げると、「御礼に、お弁当を作って来てもらおうかしらん」!!この展示会初日から(いや、搬入日からすでに)私は弁当持参。一番の理由は昼飯代の節約だけれど、日本に帰った時に買ったかわいい2つの弁当箱を人に見せびらかしたい気持ちもあったし(一つはモノコムサのオレンジと黒のおにぎり用弁当箱で超オシャレなのだ)、お弁当はスタッフ控室で食べていたのだが、そこでテイクアウトしたお弁当を食べる参加者も多く、給湯室の会話じゃないけど、こういうところでこそ、生の情報(人様の本音など)が収集できる。なんて書いたら、もう誰も私と控室でお弁当を一緒に食べてくれないか。
私は料理が得意ではない。家ではたいてい夫が食事を作るし。自分と息子以外の誰かのために、お弁当なんて久しく作っていない。ディスプレイの御礼に、美的感覚の優れた方に一体どんなお弁当を作ってさしあげれば・・、と悩んで翌日、おかずの配色に気を配り、卵焼きはもちろん真ん中の見栄えのいいところを、先輩のお弁当箱に入れ(端っこは自分の弁当箱に)、スペアリブのトマトソース煮にプチトマトじゃトマトが重なってるじゃん、なんてぼやきながら、遅刻までして作ったおかずを、もちろん、モノコムサの弁当箱に入れ、おにぎりは3種類のふりかけを使う。「スペアリブの骨にお気をつけ下さい」なんて言って渡し、アスパラのかつおぶし煮の味が薄かったかなぁ、などと心配していたら、彼女、「とてもおいしかったわよ」と、なんと私の作ったお弁当を写真にとって、みんなに見せて回っている。私のセンスが認められたのだ(一体何のセンスじゃ~)

ビズ・コーナーには日本からの企業出展者が数名。去年はアマチュア・クリエーター(クリエーター業だけで生活しているのではない人たち、とでも定義しましょうか)が中心だったので、プロフェッショナル感が増したような。
皮小物・かばんのブランドを手掛けるA社は社長が社員さん2名を引き連れてビズ・コーナーに参加。お客の少ない時などに、彼らにもディスプレイのコツをしっかり教わる。
会場内、各展示者のブースを見て回り、ディスプレイの工夫なんぞをチェック。隣り合って同じような品を置いているブースの一つはおしゃれに見えて、もう一つはイマイチ。「この印象の違いはどこから来るのでしょうかねぇ?」なんてA社のショップマネージャーさんに尋ねて、説明を受ける。イマイチさんの耳に入ったら、はったおされるかも。

出展者の一人、ベテラン・クリエーターのSさんは、「“売れオーラ”っていうのがあってね、昨日は○○さんの店にやけに人が集まっていて、今日はほら、△△さんのところからオーラが出てるのよ」と、目をやると△△さんとはイマイチさんのことではないか。売っている物は昨日と変わらず、人寄せに何か特別のこと(皿回しとか?)をしているわけでもないのに、妙に人だかりが。ディスプレイの良しあしは関係ないのか?Sさん続けて、「自分の店でもね、昨日は一個も売れなかったモノが今日はばんばん出る、とか、モノ自体が“売れオーラ”を発することも多いのよね」。なるほど、して、その“売れオーラ”とやらを自分の店や売り物に引き寄せる方法はあるのでしょうか?と聞くと、Sさんもそれは知らない、とのこと。だよね、そんなものが分かっていたら、ひと財産築いているわな。

 展示会プロデューサーとしての仕事歴がまだまだ浅い私には、会場を歩きまわり、ベテラン出展者の方々にお話を聞くことで、学ぶことがいっぱいあるのだ。
(続く)

イデジャポンウィンドー


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No title

ごくろうさま~~

売れオーラ、わかるなぁ。
スーパーとかでも「あれ?なにこの人だかりは??」と思ってかき分けてはいっていくと、別にたいしたものじゃなかったりするもん。爆。

お世話になりました!

滞在中は本当にお世話になりました★(特に給湯室トーク・笑)今後ともどうぞ宜しくお願いいたします★
売れオーラ、私もいつも感じています。自分のブースでも1日の中で発生したり。自分に全くオーラが感じられない日は、オーラがあるブースに出向いて浴びて帰ります。効いてるかは?ですが、気休めにはなります(笑)

No title

めなげさん、こんにちは。

それは、人だかりのやらせだったりして。

無事ご帰国されたようで

彦三郎さん

こんにちは。無事ご帰国されたようで、何より。
また、パリにいらっしゃる際にはお声をおかけくださいな。

売れオーラを発しているものを買って、自分のブースに置けば効果があるのかしら?今度試してみよう、っと。

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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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