我が愛しの市川雷蔵様が、パリのスクリーンに登場

我が愛しの市川雷蔵様が、パリのスクリーンに登場

いつも、イベント情報を送ってくださる、パリ日本文化会館のSさんから、去年暮れに届いたのが、この1月17日から始まる、“日本映画黄金時代の名匠たち”特集上映会のお知らせ。第一弾は三隅研次と加藤泰特集。
三隅研次は、私の好きな日本人監督の5本の指に入る、主に時代劇を手掛けた名匠である。特に我が愛しの市川雷蔵様の主演作に素晴らしい映画が多い。今回の特集でも取り上げられる、『斬る』、『剣』、『剣鬼』の剣三部作は、三隅&雷蔵コンビ作品の最高峰だ。その中でも一番素晴らしいのは、やはり『斬る』だな。こちらも私の好きな日本映画の5本の指に入るぞ。強く、気品があって美しく、薄幸、というまさに雷蔵様ならではの、役どころ。もうよだれが出ます(・・なんて品のない私)。
『剣』は三島臭さがぷんぷんスクリーンから漂うのが、ちょっと鼻につくな(文字通り)。しかも、敵役の川津祐介の方がかっこよく見えたりして(私って浮気者だわ)。
『剣鬼』は、私の好きな戸浦六宏がばか殿(気狂い殿か)の役で出ていて、彼もまた素晴らしい、ってでも、もちろん一番すごいのは雷蔵様です(と意味なく取り繕う)。

ところで、今回、この特集をBisouJaponでも告知することになり、Sさんに、「雷蔵様の写っているスチール写真を送ってください」と言ったら、本当にたくさん送ってくださり、御礼メールに「うちのパソコンの壁紙にしようかしら」と添えたらら、「どうぞ、でもクレジット(著作権者名)を入れてください、嘘です」というおちゃめな返信が。
それで、うきうきと眠狂四郎・雷蔵様が円月殺法の構えをしている写真を選び、雷蔵様のお姿が1ミリ四方たりとも隠れないように、アイコンを動かす。すると、パソコン画面の中で狂四郎の愛刀、無想正宗がきらりと光り(光ったような気がした、だけだろうけど)、ふと悪寒に襲われ、その後、何だか小さな悪いことが続いたので(まあ、そんなのはいつものことだが)、仕方なく、壁紙を息子の写真に替えた。パソコン画面の中からも妖気を放つとは、さすが名刀、無想正宗である。

上映が夕方から夜にかけてなので、郊外に住み、小学生の子どものいる私は、残念ながら、雷蔵様のお顔を拝みに行けそうにない。せめて『斬る』だけでも見たいんだけどなぁ。

雷さま

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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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