『華麗なる一族』であるが・・

 フリマで買った山崎豊子の『華麗なる一族』(新潮文庫 上・中・下刊)が、面白くて、クリスマスから読みふけった、我が家の暖炉の前で読むのにぴったりな本だわ~(暖炉がよく出てくるのだ、この小説には)なんて思いながら。しかし、下巻に突入し、文庫カバーに書かれていたあらすじをふと目にしたら、<鉄平は、~自殺をとげる>って、ネタばれじゃん!<それを知った鉄平は・・・。>ぐらいにしておいてほしかった、と何だか、がっかりして、下巻は斜め読みした。

華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
売り上げランキング: 84,085


本を読んでから見よう、とキムタク主演の2007年度のテレビドラマを動画検索し、わくわくしながら観始めたら、NHKの朝の連ドラ並のうるさいナレーション、こんなにずっと流しっぱなしにする必要あるの?な音楽にうんざりして、なんか台詞も演出も安っぽいな~、と感じて、一話の途中で見るのを止めてしまった。それにやっぱり冒頭は華麗なる志摩観光ホテルのシーンから始めてほしかったわな。まあ、鉄平を主役にしているようなので(キムタクだもんね)、こういう構成になったのだろうけど。

確か映画化されているはず、とググってみると、案の定、社会派映画の旗手、山本薩夫が211分の長尺作品を撮っていた(同じ山崎豊子原作の『白い巨塔』もこの人)。佐分利信が万俵大介って、どうも、彼は小津映画のイメージがあるのでピンと来なかったが、鉄平が 仲代達矢、はまあ妥当で、美馬中が田宮二郎ははまり役だな、高須相子が京マチ子ってのもまさに!って感じで、しかし、テレビドラマで大介役の北大路欣也が、一之瀬四々彦 って、笑うよな、なんてキャストを眺めてみる。
1974年にもドラマ化されていることが分かり、え~、大介をあのどちらかというと正義感あふれ、実直な役どころが多そうな山村聡?(ただ、佐分利信と似てると私は思っているが)、鉄平が加山雄三も妥当なところだな。寧子の久我美子は・・、うーん、もっと公家顔のおっとりした女優がいないかね?美馬中が佐藤慶も、ちとアクが強すぎる、というかアクの方向が違うというか・・、相子が小川真由美、ってのもちょっと彼女はエキセントリック過ぎるし。
とケチをつけていたら、なんとこの1974年度版ドラマが、この1月10日から毎週木曜夜にオンエアされるらしい。全26回なら、あの長編大作も映像化しやすいだろうし、ちょっと楽しみ。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

江草さん、メール送ってくださったのですね。
ありがとうございます。
今日気がつきましたので(良かった・・)送信しました。
後で読んでね♪
キムタクの華麗なる一族、再放送でおととし年末だったかな?一気にみました。現代なら遺伝子照合できるからあんな悲劇な結末にはならないだろうに・・と思いつつ。

No title

みわさま

私こそ、こちらのコメント、ちゃんとチェックしていないので。テレビドラマは面白くなくて1回目の途中で見るのを止めてしまいました。

おすすめ情報

おすすめ情報

プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

最新記事
カテゴリ
ヴぉわいやーじゅ
おてる
ヴぉわちゅーる
あしゅらんす
うぃふぃ
レストラン予約
ふらんせ
あまぞん
せっと おーんず
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード