な、懐かしい、カラマーゾフの兄弟

FB友達が、高野史緒著の『カラマーゾフの妹』が面白いと書きこんでいた。
な、懐かしい・・、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読んでから、気が付けば30年近く経っているのだ。思わず、そうコメントすると、彼女は原作を再読する予定で、「買い直そうと思っているけれど、訳は誰でしたか?」と尋ねて来た。
『罪と罰』と『悪霊』は、新潮文庫版で読んだ記憶があるが、『カラマーゾフの兄弟』は、実家の書斎に並んでいた、筑摩の世界文学大系の中の一冊。しかも、タイトルが、『カラマーゾフ兄弟』だった気がする。確かにカラマーゾフが苗字なら“の”は必要ないよな、吉田兄弟であって、吉田の兄弟ではない。ググってみたら、訳は小沼文彦となっていた。(今度帰国した時に、実家で確認してみよう)。

気になって、色々ググってみると、この小説、数種類の訳本が出ている。『謎解きカラマーゾフの兄弟』を書いたロシア文学者の江川卓(目にしただけで、怒りがこみ上げてくる名前。そう、小林繁さまを巨人から追い出した、あの憎き江川と同姓同名。まあ、おかげで、私は阪神タイガースという素晴らしいチームのファンになれたのだから、感謝しなくてはいけないのか。ちなみにペンネームなんだって)もちゃんと元祖を訳していたのね。『謎解き~』も興味があったけど、なぜか読まずじまい。今度帰国したら、『~妹』と一緒に購入しようか。しかし、『カラマーゾフの兄弟』は、面白かった記憶はあるんだけど、内容はうろ覚え。『~妹』と『謎解き』を読む前に、原作を再読した方がいいんだろうけど、面倒だな。私、遅読だし。

同じく、続きが気になる、未完の大作と言えば、夏目漱石の『明暗』で、10年ほど前に読んで、いいところで終わっているので(これから、不倫?漱石本人も心残りだったろう)・・確か、『続明暗』を書いた人がいたよなぁ(水村美苗です)、とアマゾンで探したら、その時は絶版になっていた。
ところが、去年、日本に帰国した時に、本屋でちくま文庫版を見つけたので、購入したのだが、この10年間で、原作のあらすじをほとんど忘れてしまったのだ。『カラマーゾフの兄弟』以上にうろおぼえ。そう、若い頃読んだ本の方がよく覚えている、悲しいことに。それで、こちらも先に原作を読み直さないとなぁ、と思っていたが、面倒くさくて、『続~』は、つん読状態。カラマーゾフ関連本もその二の舞になる恐れが・・。

話を、カラマーゾフに戻すと、ググっているうちに、去年、日本で連ドラになっていたことを知る。むか~しに、ソ連映画の『カラマーゾフの兄弟』を観たが、4時間近い長尺にもかかわらず、原作の筋を入れ込むのにやっとこさ、って感じの作品で、それでも原作を読んでなきゃ、分からんわ、というありさまであったが、案の状、一緒に見に行った友人は原作未読で、筋が掴めなかったと言っていた。NHK大河ドラマくらいの尺が必要だろうなぁ、と思ったのだ、その時に。
で、さっそくYouTubeで見つけて、今、第2回目を見終わったところ。悪くないんだけどさ、黒澤家(唐澤じゃ、ダメだったのかしら?)で、ストーンズの『黒く塗れ』で、カラスって、うーん、黒々してるなぁ。あと、女優陣がイマイチな気が。それから、タイトル『黒澤兄弟』にして、原作『カラマーゾフの兄弟』とする方が自然じゃ、ありませんか?タイトルでインパクト与えたかったのかね。とりあえずは、続きが楽しみ。第2回目では、ツェッペリンの『ゴナ・リーブ・ユー』が使われていた、何気に懐かしい。

しかし、色々ググっていたら、“カラ兄弟”って略している人がいたけど、ぴんから兄弟みたいで、嫌だな。ちなみに、私たちが学生の頃は、“カラマゾ”と呼んでいた。『罪と罰』は”ツミバツ”ってほとんど略する意味なし。



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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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