ゴダールの二度目の妻アンヌ・ヴィアゼムスキーの著作を読み、ブレッソンの『バルタザール、どこへ行く』が見たくなって・・

アンヌ・ヴィアゼムスキーの『UNE ANNÉE STUDIEUSE』を読了。
ヴィアゼムスキーは、小説家で女優、J・L・ゴダールの二度目の妻。
ゴダールの女、といえば、アンナ・カリーナとアンヌ・マリー・ミエヴェルの印象が強い、と本人も思ったのか、自分はいかにゴダールに愛されていたか、を記した、ゴダールと結婚した当時(ヴィアゼムスキーは20歳の大学生だった)の回想録。

この本、買ったのは、ずいぶん前だが、あまり面白くなかったので、途中で読むのを止めたんだけど、ロベール・ブレッソン、フランソワ・トリュフォー、ジャン・ピーエル・レオー、ラウール・クタールなどなど、懐かしい人たち(別に本人たちを知ってるわけじゃないが)が登場することもあり、また、手に取って、斜め読みをしたのだ、最後まで。

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ちなみに、ヴィアゼムスキーは、フランソワ・モーリヤック(ノーベル文学賞を受賞していたのね、ウィキって知った)の孫娘、さらにブレッソンの『バルタザール、どこへ行く』の主人公、と言ったら、思い出す人もいるのでは?

『バルタザール、どこへ行く』は、20年以上前に見たきりなので、この本を読んで、もう一度見たいなぁ、と思っていたら、うれしいことに、カルチエ・ラタンの映画館Le Champoが、ブレッソン特集が組んだので、いそいそと出かける。
実は、パリのテロ後に初めてみた映画がこれ。テロの後、劇場やコンサート会場は入場者数が減っているらしい。が、まさか、昼間にブレッソン作品をかける小さな映画館に突入する、酔狂なテロリストもいないだろう。狙うなら、007かスターウォーズを上映するシネコンのはず。と、案の定、『バルタザール、どこへ行く』の観客は、20人にも満たなかったし。
で、再見して、・・こんな非情な作品であったか、いや、ブレッソンなら、無情という形容の方が合うかも。無情だけど美しい・・。



でも、テロのショックがまだ残る、今、もっと明るい気持ちになる映画を見たいよね。
幸い、身近にテロの犠牲になった人はおらず、自分は精神的にもたいして影響を受けていないつもりだったのだが、先日、風呂場に置いてあった入浴剤のバスクリンがバタクラン(今回のテロで80人以上がなくなった、コンサート会場です、念のため)に読めて(アルファベット表記するなよ)、ドキっとしてしまい、今更ながら、その爪痕の深さを思い知ったのである。

明るい気持ちになる映画、となると、やっぱり『スターウォーズ フォースの覚醒』だな。実は、週末、近所の映画館に夫が息子を連れて行ったら、満席で、戻って来た(幸い、我が家から歩いて、10分のところ)。
クリスマス休暇明けの映画館が空き始める頃に見に行こう。
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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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