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パリ写真月間にちなんで、フォト日記風ブログ

今年はブログを頻繁に更新する、と新年の目標を立てたのに、気が付けば、11月で、9本しか書いていない。いつも、だらだら長文になり、それをあれこれ直していると面倒になって、「私がブログを書かなくても、誰も困らないし」、と、途中まで書きなぐったもの(パソコンだから、打ちなぐり?)をボツにしたり。

で、11月、パリは、写真月間なので、それにちなんで、写真を多用し(私にしては)簡潔な日記風ブログを書こう、と思い立つ。

11月のある一日

「今日は寒いぞ、最低気温はマイナス1度だぞ」と一足先に起きてTVの天気予報をちゃんと見ていた夫が言ったので、この冬初めて、ダウンコートを着て出かけることにした。先月買った、おニューのダウンなのだ(写真には写さないけど)。

写真パリ東駅
<パリ東駅>

朝、10時過ぎに家を出て、パリ東駅近くの写真専門書店に向かう、パリ進出のお手伝いしている日本人写真家A氏の作品集を納品するために。先月、見本を持って行ったら、一人で店を切り盛りしている風のオーナーが、気に入った様子で「3冊、置きましょう」と言ってくれたので、日本から送ってもらったのだ。森山大道スタイル、と写真にあまり詳しくない私は、説明しているのだが(森山大道は、フランスでも有名)、ここのオーナーに「森山大道の亜流は、うんざりするほどたくさん見たが、A氏の作品は、何か、別のものを持っている!」と言われ、我がことのように、うれしくなる。して、その、別のものとは?と尋ねると、「うーん、映画的、というか・・」。私は写真より映画に詳しいつもりだけど、オーナーの言わんとしていることは、分からん」
帰りがけに、オデオン近くにある、他の写真専門書店を教えてくれて「そこにも行ってA氏の作品集を見せるといいよ、日本人写真家の作品集をたくさん取り扱っているから」。
ちょうど、午後、オデオン界隈で約束があったので、写真集は全部納品しちゃったけど、ついでにその店を覗きに行ってみることにする。



東駅から4番線でモンパルナス方面に。BisouArtのフリーペーパー第2号の発行が決まり、モンパルナスにある、行きつけの美容院が広告を出してくれるというので、いそいそと集金に向かう。次の12時半のランチの待ち合わせまで、時間が少しあるので、集金の後、カフェに入って、カフェ・クレームでも飲もうかと思っていたら(寒い時は特においしく感じるのだ)、美容院のオーナーが「コーヒーでも飲んでいかない?」と、予約客が約束の時間に来ず、ヒマしているらしい。いつも客がいっぱいで、オーナーは忙しそうにしているので、珍しいこともあるもんだな、と思いながら、ありがたくコーヒーをいただき、オーナーとおしゃべり。「ミルクないの?」と尋ねると、「そんなもん、ないわよ」と言われ、そういえば、最近、同じようなシチュエーションに遭遇したので、クリープのスティックを持ち歩くのも悪くないかな、と思いつく。重いもんじゃないし。フランスの粉末ミルク(régilaitってやつ)はまずいから、帰国時に日本のクリープを買おう。

ランチの待ち合わせは、ラスパイユ大通りとフルーリュ通りの交わるところ、という不思議な提案。美容院からも地下鉄二駅のところだが、寒いけど天気がいいので、のんびり歩くことにする。
途中、後姿のカッコいい(私の前を歩いていたので、後姿しか見えない)、白髪のマダムが颯爽と歩いていたので、iPhone見てるふりをしながら、盗み撮り。お顔を拝見しようと速足で追いかけ、赤信号で立ち止まっている横顔をちらり。自信に満ち溢れた七十女、という顔。そうか、自信って、後姿にも表れるのだな。

写真後姿
<後姿のかっこいいマダム。アーティストさん?>

待ち合わせ場所に早めに着き、ウィンドーにジャケットと革小物が飾ってある店があったので、入ろうかなと思ったら、猟グッズの店だったので、好奇心は湧いたが、諦める(誰がどう見たって、私は狩人に見えないでしょう)。
路上にベンチを見つけたが、日陰なので、日向で立ちんぼしていると、待ち合わせの相手、Mさんがやって来る。リュクさんブール公園に続くフルーリュ通りにおしゃれっぽい店が並んでいて、どこも入ったことないので、一緒に行きましょう、というお誘いだったのだ。ビストロ、パン屋のやっているカフェ、オーガニック・カフェなどがあって、結局、草食系のかわいい男子店員に店の中からガラス越しに、にっこり微笑まれ、それにつられて、オーガニック・カフェに入ってしまう、おばさん二人組。いや、Mさんは私よりはずっと若いけど。数日前に40度近い熱を出し、病み上がりなMさんと有機野菜のポタージュを頼む。メニューにパッタイもあって、ひかれたが、生野菜のパッタイ、とあったので、この寒い日に体が冷えそうだから、パスする。通訳・翻訳・イベント企画など幅広く手掛けているMさんと近況報告しあいながら、Mさんの成功オーラをおすそ分けしてもらえますように、と密かに念じる、風邪は一緒にもらいませんように、と付け加えて。

写真オーガニックカフェ
<この窓から、店員男子に微笑まれ、ついふらふらと・・>

写真野菜のポタージュ
<野菜のポタージュ、パンもおいしかったし>

写真チーズケーキ
<チーズケーキ>

デザートのチーズケーキも頼んで、おしゃべりを続けていたら、あっと言う間に時間が経つ。次の待ち合わせはボナパルト通りの、これまた行ったことのないサロン・ド・テで、この通りは長くて、サンジェルマン大通りを飛び越し、セーヌ河に近い方だったら、完全遅刻じゃ~、と速足で歩いていたら、もらった住所は、サン・シュルピス教会の目の前だったので、ぎりぎりセーフ。写真家Sさんから、BisouArtに広告を出してもいいと言ってくれている在仏日本企業の方を紹介してもらう予定。
ところが、その住所には○○会館風の建物が立っており、中に入ると、旅行会社のカウンターのようなものが。ありゃ、間違ったかな、と外に出ると、Sさんが到着。よくよく見ると、LA MAISON DE LA CHINE中国会館とあり、カウンターでは、中国旅行ツアーの紹介などしているらしく、その奥に、サロン・ド・テが。中国茶を置いてあるのかと思ったら、マリアージュ・フレールの紅茶缶が並んでいた。
紹介されたクライアント候補のNさんは、会社員兼アーティスト(って言い方、変?)。アートの国フランスと言えども、アーティスト家業だけで食べて行くのは難しく、副業で生計を立てながら、アート活動をしている人がごまんといる。以前、剣道仲間で、警察官兼画家の男性もいたし、うちの隣のムッシューは、美術学校を出た後、肉屋で働きながら、油彩画を描き続け、定年退職後、画に専念して、地方のサロンに出品したり、レストランで展示をしたりしている。
Nさんの場合は、会社の仕事と個人の活動がリンクしている部分もあり、仕事も楽しいという。確かに、“人生楽しいオーラ”を発している人である。今、写真作品集の企画出版を計画中、と相談を受けるが、面白いアイデアなので、私も出版社探しに協力することに。
それにしても、“写真”に縁がある日だな。

写真サンシュルピス教会
<『ダ・ヴィンチ・コード』に出て来た、サンシュルピス教会>

その後、東駅近くの写真専門書店で紹介してもらったオデオン近くの店へ。ちょうど、PHOTO SAINT-GERMAINフォト・サンジェルマンのオープニングの日で、沖縄をテーマにした写真展示が行われていた。フォト・サンジェルマンは、写真月間のイベントの一つで、サンジェルマン・デ・プレ地区にある、ギャラリー、美術学校、ドラクロワ美術館などが参加し、各自写真展を中心に、写真に関連するイベントを行うもので、今年は会場が40か所。書店と聞いていたけど、東駅の店に比べると、ギャラリー風で、本はあまり展示されていないが、フォトサンジェルマン開催中の特別ディスプレイなのか?オーナーにAさんの話をして、後日、見本を持ってくることを約束する。
家に戻って、この店のサイトを覗き、オンラインショップを観たら、森山大道『遠野物語』初版署名入りとか、PROVOKE(今年発刊された英語版解説書ではなく、本物の)なんぞも取り扱っていて、けっこうマニアックな店かも。


<右は、英語版のPROVOKE>

写真PSG宣伝
<フォト・サンジェルマンの宣伝ポスター>

最後に、ネスプレッソのショップに行く。Mさんに「今日はネスプレッソに行かないと」、と話したら、「え、ネスプレッソがBisouArtのスポンサリングを?」と聞かれる。んなわけない、単に自分のお買い物。リュ・ド・バックにあったはず、と同名の地下鉄駅を目指して歩く。ところがたどり着いても、それらしき店が見当たらず。スマホで検索すると、同名の通りにあるが、場所はデパートのボン・マルシェの裏、お門違いの方向に歩いたことに気付く。しかも、検索結果で、先ほど打合せをした中国会館のあるボナパルト通り沿い、しかも同じ側、10番地も離れていないところにネスプレッソのショップがあることが分かる。目の前を歩いたはずなのに、なぜ、気づかなかったんだ?無駄に歩いて、帰宅の時間が30分は遅くなった。それに、ネスプレッソのショップで買い物すると必ずコーヒー一杯を試飲できるが、ランチしたオーガニックカフェで最後に頼んだエスプレッソは酸味がきつくておいしくなかったので、あそこでコーヒーを飲まず、早めにボナパルト通りのネスプレッソで、買い物を済ませれば、おいしいコーヒーが試飲できて、コーヒー代も浮いたのに、とせこく後悔する。
ダウンを着て、たくさん歩いたせいか、リュ・ド・バック店についた時は、汗だく。試飲コーナーで、「お水も一緒にいかがですか?」なんて言われてしまった、恥ずかしい・・、ってほどのことでもないか。





まあ、たくさん歩いて、色々な人とおしゃべりし、新しい店も開拓したし(行かなかったネスプレッソボナパルト店を含めて)、有意義な一日だった、と日記には書いておこう。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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