ジャパンレールパス特例措置廃止に、ささやかに抵抗する方法

ジャパンレールパス特例措置廃止!のニュースが流れ、海外在住日本人の間に衝撃が走った。
日本在住日本人(って変な表現だが)の中には、そもそもジャパンレールパスを知らない人もいるようなので、簡単に説明すると・・。これは、訪日外国人旅行者向けのJR全線で使えるフリー切符(新幹線の“のぞみ”と“みずほ”は、利用不可)で、大人料金は有効期間7日間で29,110円、14日間で46,390円、21日で59,350円(子どもはその半額)。
で、その特例措置というのは、日本人でも、外国の永住ビザ所持者、あるいは外国に住んでいて、配偶者がその国の国籍を持っている場合は、利用が認められていたのだ。
例えば、私のようにフランス人と結婚し、フランスで生活している日本人が、配偶者と子ども(フランス国籍所持者、つまり、日本人の元夫の連れ子とかは対象外)と一緒に日本に帰国し、国内を旅行する場合に利用できるのだ。別に一人で帰国しても、使えるんだけど、きっと家族旅行に利用している人が多いと思う。
ところが、今回、その特例措置が配置される、つまり海外在住日本人の使用を一斉不可とする決定が下されたというわけ。外国国籍を取得すれば、もちろん、利用できるけど。

東京から京都への新幹線料金が、13,710円なので、ジャパンレールパス(7日)を購入して、東京と京都を往復すれば、ほぼ元が取れる。しかし、私は結婚して18年、ほぼ2年おきに、夫を連れて日本に帰省し、北は北海道から南は沖縄まで、色々なところを旅していたのだが、このジャパンレールパスを使ったのは、今までたったの2回。
というのも、最初に夫と日本に帰った時には、京都と奈良(初めて日本に来る外国人旅行者の定番観光地)に行ったが、まだ籍を入れていなかったので、私には権利がなかった。(今、考えれば、夫が一人で使おうと思えば使えたのだな)。
結婚後初めて、日本に帰った時には、日光に東武線で行った。
3度目に日本に帰省した時には、山陽地方と四国を周ったので、初ジャパンレールパス体験。
次に、一歳になったばかりの息子を連れて、東北旅行をしたが、この時は使った覚えがない。思うに、我が家の旅行スタイルは10日くらいかけて、限られた地方(つまりこの時は東北)を“ゆっくり周遊”型なので、7日パスの間に東京には戻らないし、14日パスだと元が取れない、という判断だった気がする。
14日パスを使って、北海道から京都を経由して、九州まで、旅行した、なんて日仏家族の話を聞いたことがある。それなら、確かに、元も取れるだろうけど・・。

その後、家族で九州を旅行した時は、大韓航空で福岡に降り、車で周遊。沖縄は、もちろん飛行機で行ったし、北海道も行きはJRで函館まで行ったが、道内は車で周って、飛行機で東京に戻ったし。

ところが、この夏、夫抜きで(夫は、フランスで留守番)、息子と東北に3泊4日で、こけしの買い付けと温泉を巡る旅をした。宮城県の白石、鳴子、秋田の湯沢を訪ね、ジャパンレールパスの恩恵をたっぷり受けた。神奈川県二宮の実家に滞在したのだが、山形新幹線で東京に戻り、そこから小田原まで東海道新幹線に乗るなんていう贅沢も。さらに、二宮に戻った翌々日、名古屋に行って、仕事の打ち合わせをして、さらに叔母と従妹に会って、一泊した(ここできっちり7日間)。
えー、ジャパンレールパスってお得じゃん、と今更ながら気づいて、来年もこれを使って、青森まで、津軽こけしを買いに行こうと計画していたのだ。そこに特例措置廃止のショッキングなニュースが・・。

それって、あんた、単にジャパンレールパスを私利私欲のために使ってるだけじゃないか?と思った人もいるのでは?
はい、その通りです。でも、自分にとって大きなメリットがあるサービスが廃止されたら、誰だって、がっかりしたり、怒ったりするのではないでせうか?
特例措置廃止に反対表明をした人のFBに、「海外に住んでいる自分を特権階級だとでも思っているのか!」と書き込んでいる人がいたが、なるほど、この特例措置を面白くないと思っている人もいるわけだ。しかし、階級、って・・。
まあ、こういう反応もありうるのだろう。そういえば昔、パリで知り合った、外交官夫人が、「田中真紀子のせいで、私たちの“奥様手当”が無くなっちゃったのよ!」と嘆くのを見て、「あんた、そんなもん、もらってたんかい?」とちょっと不快になったことがあったっけ。
いや、でも、あれは話が別だな。だってその手当は出所が税金だもん。一方、ジャパンレールパスは、国鉄時代に生まれたサービスとはいえ、JRは民間企業だし。で、民間企業が、それまで提供していたサービスを止めるのは、企業利益につながらないと判断したからだ、単純に。
ならば、ジャパンレールパス特例措置廃止案を撤廃するには、廃止によって、JRが損を被る方法を考えればいい。
うーむ、と無い知恵を絞ってみる。

JRは、特例措置がなくなっても、海外在住日本人が外国籍を持った家族と日本に帰省する時には、家族はジャパンレールパスを購入し、日本人だけが正規料金を払うので、その分が収益になることを想定しているのではないか?
では、外国籍家族もジャパンレールパスの購入を止めよう。で、日本国内旅行をする時は、高速長距離バスを使おう(もちろん、JRグループのバスは避けて)。これ、帰省時に何回か使ったことがあるけど、けっこう快適だったんだよね。確かに新幹線よりは時間がかかるけど。





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それから、格安国内航空券をどんどん利用しよう。そんなものが日本にもあるとは知らなくて、近所の中仏夫婦の息子が大学生の時、日本に行って利用したと聞き、初めてその存在を知ったのだ、私は。

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そして、今後は在住国の国民が、日本旅行を計画していたら、JRの利用は止めて、高速長距離バスや格安航空券を利用するように、勧めてあげよう!

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江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター。立教大学仏文科卒。映画理論を学ぶために96年に渡仏し、パリ第一大学映画学科に登録。PRESSE FEMININE JAPONAISEを設立し、99年にパリ発情報誌『ビズ』を創刊。現在、日本の雑誌やWebにフランスの情報記事、コラムなどを寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』の編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれるー女32才厄年 フランスに渡る』。

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