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クレール・ドニの新作UN BEAU SOLEIL INTÉRIEUR なぜに、ドパルデューがビノシュと共演?


 クレール・ドニ監督の新作(4年ぶり)が上映されると聞いて、楽しみにしていたのに、主演がジュリエット・ビノシュだって・・・。
こいつが出ていると思うだけで映画を観る気が失せる女優である、私にとっては。
まず、演技がとってもヘタだし。ただ、大根だけどいいな、と思える女優だっている。ソフィー・マルソーとか。彼女はフランスでは、クソミソに言われていて、「(なぜか)日本では人気の」という枕詞が付くけど、私はけっこう好きだな、だんだん上手くなっていると思うし、美人だし。

ビノシュの大根イモぶりは、中野翠が早々と酷評していて、カラックス組が内輪でちやほや持ち上げているのは仕方ないけど、巨匠ルイ・マルまで、なんであんな乳しぼりが似合いそうなイモ女優を使うのだ?てな類のことを書いていた記憶が。

以前も同じことを書いたけど、私はレオス・カラックス監督が嫌いで、一作見ただけで、もう二度とこやつの作品は観るか、と思っていた。ところが、渋谷の某映画館で、小川紳介特集をやっていて、いそいそと通っていたのだが、その後にカラックス特集が予定されていたらしく、毎回、カラックス映画の予告編を見せられる羽目に。予告編だけでも苦痛・・、大昔の話だけど。

で、カラックスお気に入りの男優ドニ・ラヴァンも嫌いだった(要するにカラックス嫌い?)。ところが、クレール・ドニの『beau travail 美しき仕事』(2000年)に主演していたドニ・ラヴァンがよかったのだ!実に美しい映画でもあり、結果、ラヴァンは、嫌いな俳優ではなくなった。別にあえて彼の出演作品を追ってみる、ってこともなかったけど。



て、ことはひょっとしてこの新作の出来がよければ、ビノシュが嫌いではなくなる?まあ、ありえないだろうけど、と思いながら観に行くことにした(だって、クレール・ドニ作品だし)。

クレール・ドニの新作のポスター


ちなみに、クレール・ドニの前作はこれも大根なキアラ・マストロヤンニが出ていて、作品もいまいち。なんで、こう立て続けに大根女優を使うかね?
2010年に、『White Materialホワイト・マテリアル』というものすごい作品を撮っているが、主演はイザベル・ユペール。才能ある監督と素晴らしい女優が組むとこんな大傑作が生まれるのかぁ、と感激したんだけどなぁ。



そういえばジュリエット・ビノシュに対しては、数年前に、ジェラール・ドパルデューが公然とこきおろしている(さすが、フランスを代表する大俳優!)。
ググってみたら、それは2010年のこと、ドパルデューの発言内容は、「なんで彼女が評価されているのか知りたい。あのカス女優が!(私情入り過ぎの意訳。正しくはElle n'est rienと言った。)」で、その後に、イザベル・アジャーニとファニー・アルダンを褒めたたえ、「それに比べてビノシュは何だ?」と仰っている。ビノシュごときを語るに二人の大女優を引き合いに出してほしくないが。続けて、「モーリス・ピアラも映画批評誌『カイエ・デュ・シネマ』がカラックス贔屓だったことを軽蔑していた(ちなみに、ピアラ監督は2003年に亡くなっている。よっぽど忘れられない出来事だったのか)。カラックスは6年もかけて、ビノシュ主演で『ポン・ヌフの恋人』を撮ったが、あんなもの映画じゃない、クソの塊だ!(morceau de merde 直訳です)」。
さすが、ドパルデュー先生、小川紳介の作品上映前に私を不愉快にさせた予告編というのが、まさに、その『ポン・ヌフの恋人』ってやつです。

で、新作。これが他の女優だったらどんなにいいだろうと思いながら(カリン・ビヤールとか?)見続ける。しかも、ビノシュは、パンダメイクのイヤーな女の役だった。不愉快な女優が、下手な演技で、引っぱたいてやりたいようなイヤな女の役をやるんだから、何度、時計を見たことか(私の腕時計はデジタルのライト付き)。

ところが、な、なんと、最後の最後に(5分くらい?)ジェラール・ドパルデューが登場したではないか。この大俳優がチョイ役という感じで。(彼と一緒に演技派女優ヴァレリア・ブルーニ・テデスキは、もっとあっと言う間のチョイチョイ役で出演)

ドニ新作に出演するドパルデュー

どうしちゃったんだろう、ドパルデュー?ドニ組と言えなくもないヴァンサン・ランドンがチョイ役を買って出るなら分かるけど、ドパルデューは、クレール・ドニ作品に出演したことはなかったのでは?
しかも、あれだけけなしたビノシュが主演する映画に??
こんな女が主演するなら、オレはあえてチョイ役で出てやる!と思ったのか?向き合って話し合うシーン(ドパルデューの役は占い師)だったので、演技派ドパルデューに対してビノシュがいかに大根かを身をもって示そうと思った?ひょっとして、言い過ぎた、と反省して謝罪の意を込めて、出演承諾したとか・・。

分からん・・。

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No title

《存在の耐えられない軽さ》が日本で初めて上映された時から、今の今までずっと、私もジュリエット・ビノシュの良さと日本での人気の理由がわかりません。

イザベル・ユペールは生理的にダメ(苦笑)にもかかわらず、吐き気を乗り越えさせてでも、まじまじと瞳孔開きつつ(死んでる?)その演技を見てしまうような(←誉めてる)不気味な磁力があって、結果、みてしまったりします。やるならあれくらいやってくれないと。

ドパルデュー御大も、あっちこっち映画に出ておられて(またドパルデューかいっ!てくらいに)実は私は苦手なのですが、《隣の女》で共演した(私の大好きなフランス女優)ファニー・アルダン様を、そのように評価なさっていたとは。さすが女(優)を見る目が肥えていらっしゃる。あれだけ出演作があれば、共演した女優の数も凄そうです。

No title

日本で人気、あるんだ?あのイモ女優。

ユペールはすごいと思うんだけどな。ゴダールの『パッション』で初めて見た時は、よく分からなかったけど、シャブロルの『主婦マリーがしたこと』で、何だかすごいなざ、と。好きな女優ってわけじゃないけど、この人が出ているだけで、映画を観たくなる、と。さすがにElleは観たいと思わないけど、あの監督では・・・。

ドパルデューも好きな俳優ではないけど、やっぱりすごいな、と。でも、ずいぶん前から、身体もずいぶん肥えていらっしゃって、<隣の女>の頃が、ウソみたい・・。

No title

川瀬 直美(監督)が、新作の主演にジュリエット・ビノシュを呼んで現在奈良県で撮影ちう。(永瀬正敏も出演とのこと)

No title

河瀨直美もどこがいいのかよく分からん。フランスで評価を受けていることになっているけど、パリの映画館で、河瀨作品を見ていた時、途中で出て行くお客がけっこういましたねぇ。そもそも河瀨作品を見に来るくらいだから、映画好きの人だと思うんだけど。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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