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フランスで先行上映 『マジンガーZ/INFINITY』を息子と見に行く


パリの地下鉄に乗っていた時、停まった駅のホームに貼ってあったポスターをふと見ると、マ、マジンガーZではないか!cinemaと書いてある。え?マジンガーZの映画が公開される?まさか、CGをたくさん使った実写版なんぞじゃないでしょうね?
かつてデビルマンが実写化され、「神を恐れぬ罰当たりめ~」と最終回の妖獣ゴッドの言葉そのままに怒っていたら(もちろん、作品は見ておりません)、監督さん、急死してしまったが。
ともあれ、「マジンガーZ」を慌てて、ググる。『マジンガーZ/INFINITY』、日本で1月13日公開予定の劇場版アニメ映画。で、フランスの映画サイトでチェックすると、なんと11月22日から劇場公開とある。フランス先行上映なのだ!

早速、息子に一緒に見に行こうよ、と誘うと、
「オレの嫌いなフランス人が声優やってるから嫌だ」
いつの間にそんな情報を?
「吹き替え版なんか見るわけないでしょ。日本語オリジナル版を見に行くんだよ」と言うと、
「うん、じゃあ」と一緒に行ってくれることに。

マジンガーZ

このポスターにある、GOLDORAKとは、マジンガーシリーズ第3作『UFOロボグレンダイザー』のフランス語タイトル。なぜか、フランスでは、グレンダイザーが元祖マジンガーを超えて人気があったという理解の出来ない現象が。グレンダイザーの主人公宇門大介って、なんだかかっこ悪かったし(声は富山敬だったけど)、実は宇宙人で、本名デュークフリードって・・(ジークフリートから取ったのかな?)。しかも我らが兜甲児を脇役に回し、最初の頃は、TFOなどというちゃちい円盤に乗せやがって、と小学校のクラスメートの間でも評判悪かったのだ、グレンダイザーは(そう、私は小学生でした、当時)。

さて、『マジンガーZ/INFINITY』は、シャンゼリゼの凱旋門近くにある、PUBLICIS CINEMASで日本語オリジナル版を上映していることを確認。おしゃれなピュブリシスドラッグストアの地下にある、革張りの椅子が心地よい映画館で、よく日本アニメのオリジナル版を上映している。『エヴァンゲリオン』や『ももへの手紙』もここで見たし。

土曜の昼だったので、客が一杯で席が取れなかったらたいへん、と早めに行ったのだが、12時50分の回の客は私と息子と、40代と思しき男性の合わせて3人だけであった。なんで、こんなに人気がないの??

で、作品の感想であるが・・、オールドファンにとっては懐かしいし、十分楽しめる、というところか。

冒頭、いきなりグレートマジンガーが出て来て、懐かしい武器(技?)を全て披露し、『マジンガーZ対暗黒大将軍』のグレートマジンガー登場シーンを想起させてくれた。

炎ジュンが臨月で、剣鉄也が子育てのために軍人用官舎ではなく下町にある木造の家に住もうと提案する回想シーンでは、ああ、そういえばこの二人は兜剣造博士に引き取られた孤児だったなぁ、と思い出したり。幸せな家庭を築きたいという気持ちが二人とも人一倍強く早めに結婚したのだ、ってありがちなストーリーだが。
実の息子である兜甲児に鉄也が嫉妬したエピソードや、炎ジュンの実父は黒人であり、肌が浅黒いことでいじめられた過去を扱ったエピソードなどもふと思い出す。せつないバラード調(演歌調ともいえる)の炎ジュンのテーマが流れ、幼いジュンが泣いているシーンがあったし、あれは印象深いエピソードだったな。

お嬢さん育ちの弓さやかと、両親が亡くなっていたとはいえ(父親はサイボーグとして蘇ったが)、弟とともに祖父にかわいがられて育った兜甲児のカップルに比べると鉄也&ジュンはなんかシリアスな印象があったよな。一見やんちゃな甲児とおてんばなさやかはよく口喧げんか(痴話げんか?)をしていたが、本作では、科学者カップル、しかもさやかは光子力科学研究所の所長になっていた。まあ、二人とも親が優秀な科学者なので、血筋といえばそれまでだけど。

シローはすっかり青年になっていたし、ボスがラーメン屋っていうのは、なんかそのまんま感が。みさとの娘の父親は誰だろう?甲児、いや意表をついて、弓教授だったりして?懐かしい阿修羅男爵とブロッケン伯爵は本人たち+メカが出て来たのは笑えたし。新顔リサはマジンガーシリーズのキャラクーぽくなかったな。パイルダー号はなぜか、ホーバーパイルダーで、二人乗り。でも、甲児とリサが乗り込むシーンで、画面端にスーパーパイルダーがちらりと写ったような記憶が(二度見した方がいいかも)。あと、アフロダイエースのフィギュア(超合金か)がどこかで出て来たし(やっぱり二度見が必要だ)。それから、もりもり博士の遺影も、ちょっとうれしかったな。

Dr.ヘルの「人類の弱点はその多様性にある」って台詞は、このイスラムテロが頻発する時代に、重いかも。

ちなみに息子の感想は、「あまり面白くなかった。マジンガールズは『無邪気の楽園』に似てた」!!そんなものを息子が見ていたとは知らなかった母であった。

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モンパルナスにて

私も昨日モンパルナスで観てきました。
なんと観客は私だけでした。朝一番の日本語版だったからかな。
懐かしいけど、ストーリーはご子息の言う通り、ちょっと物足りなかったかな?
フランス人の男友達に聞いたら、やはり「グレンダイザー」はよく知っているけど、
「マジンガーZ」は知らないとの事でした。

一人・・

えー、一人だったんですか?贅沢なようなちょと怖いような、ですよね。私も一人体験を何度かしたことありますが。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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