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教会のパイプオルガン・コンサート

ビズ編集メンバーの関藤さくやさんが、パリ17区の教会で、パイプ・オルガンのチャリティコンサートを開いたので、聞きに行った。彼女はライターとパイプ・オルガニストの二足のわらじ、つまり、日本のメディアに寄稿しながら、パリの二つの教会と契約して、ミサ、結婚式、お葬式などの際にパイプ・オルガンを弾いているのだ。ちなみに、彼女、日本の大学で美学を専攻し、仕事で来たパリで、パイプ・オルガンを聞き、突然、パイプ・オルガニストになる決意をし、その勉強を始めたのだという。ライター業もこれまた、数年前に思い立ったという、多才な人である。

天は二物を与えず、って諺を作った人(がいるかどうか知らないけど)はよっぽど、交友関係のせまい人だね。私の今まで知り合った人の中にも2つも3つもの才能を兼ね備えた人、って何人もいる。中には+美形だったり(才色兼備ってやつ)・・。まあ、人の才能や美貌を羨んでいても仕方がない、自分に与えられたものを活かして生きて行くしかないのだ。

と、話を戻して、コンサートの開かれたSaint-Charles de Monceau教会は、19世紀末に建てられたネオ・ロマン式の教会。この日は関藤さんと同じく同教会でオルガンを弾くセバスチャン・メーニュ氏と二人で、リサイタルを開いた。メーニュ氏はパリのコンセルヴァトワールの教師で、作曲家でもある。二人は交互に、バッハ、セザール・フランク、ルイ・ヴィエルヌ、オリヴィエ・メシアン、そしてメーニュ氏の作品(も二人で1曲づつ)を演奏。

教会コンサート2
(なんだか暗くて、分かりにくいけど、上方にパイプオルガンが写っています)

美しい教会内に響き渡る素晴らしいパイプ・オルガンの音色。ああ、私は今、ヨーロッパにいるのだ、と実感するひと時であった。実際、フランスに住んでいると言っても、我が家の書斎には日本語の本や漫画が並び、息子はどらえもんのDVDを見て、夫はフランス人ではあるが、作務衣なんぞ着て、家族で夕食にマグロ丼(息子はマグロが嫌いで、イクラ丼)やおでんを食べている。ただ、旅行や、1~2年の滞在なら、フランスにいる間はなるべく生活から日本的なものは排除しよう、と思うかもしれないが(実際、留学1年目はそんな決意もした)、長期滞在、へたすりゃ永住、となれば、話は別、逆に日本的なものから離れるのが怖くなった感もある。しかも、夫は日本が大好きな人だし・・。

再び、話を戻して、幕間に寄付かごを持った女性が、回ってきた。私は2ユーロ玉を財布の中から見つけておいて、それを入れたのだが、かごの中には10ユーロや20ユーロの紙幣がごっそり!
17区のモンソー公園近くというリッチな界隈である。見渡せば、演奏を聴きに来ている人々も、老カップルが多いが、どことなくエレガントで身なりもきちんとしている。毎日曜日、礼拝に通う敬虔深いカトリック信者の方々なのかもしれない。人種のるつぼ、パリで生粋のフランス人の世界を見た想い・・ってもちろん、関藤さんのお友達の日本人が何人も来ていたのだが。
その後、地下鉄に乗ったら、車両に黒人、アラブ系の人、そしてアジア人がいて、馴染みある世界に戻って少しほっとした気分に・・。うー、私にとってフランスって、一体・・?
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どこでまぐろは買うのでしょう?

近くに市場があり買ってくるのでしょうか? 日本より安いのでしょうか? 日本では魚は高いです。家族でマグロ丼だと、マグロだけで1000円はする。

No title

ushizakaさん、こんにちは。

近所の市場かスーパーの魚コーナーで、売っています。でも、フランス人は生では食べないので、鮮度をチェックして購入。
フランスも魚は高いです。家族といってもうちはマグロ食べるのは夫と二人だけですが、確かに日本円にすると千円近くなるかも。「今日はマグロ丼だぞ!」って確かにごちそう扱いかも・・。

江草さん、こんばんは。
日本人の方で、パイプ・オルガンのプロとして頑張っている方もいらっしゃるのですね!!
才能もさる事ながら、どれだけの努力をされたこられたのだろうと・・・
江草さんをはじめとして、目的に向かって、血のにじむ努力をされて、夢を叶えて頑張っておられる方達から、私も勇気を沢山いただいております!
(只今、私、奮闘中です。次元が小さ過ぎるのですが。)

そして、マグロについては・・・そうなんです!
海外に住んでいると、日本食が異常に恋しくなってしまいます。
過去に私も、日本にいる時よりも、マグロ食べまくっていました(笑)

努力は苦手で・・

Melody021さん、こんにちは。

いえ、私は怠け者で努力は苦手です。私の周りにはこれを手に入れる!と決意をして、それに向かって努力して、ちゃんと獲得している意志の強い人がいて、すごいなぁと感心しますが、同時に私にはまねできないと思ってしまいます。

海外はどちらに住んでいらっしゃったのですか?

こんにちは。

江草さん、こんにちは。
やはり江草さんは、生まれながらに才能が備わっていらっしゃるのだな~と、私、思っております^^
そして、皆様、いろいろな場でご活躍されているので、いつも凄いなあ~と感心&感動し,、パワーをいただいています!

私は、主人の仕事の関係で、アジア方面に住んでいた事があります~
そして、自分はコテコテの日本人だと、悟ったのでした!
(日本食なしでは、生きていけそうにありませんので)

素敵ですよね。

江草さん、こんにちは。

私も、過去に何度か?教会のコンサートに行ったことがあります。

初めて見たのは、サンジェルマンデプレ教会の市民コンサートで、それは男女混声合唱と弦楽器のストリングス付きでした。

有名なノートルダム寺院でも、ふらっと行ったら、パイプオルガンの音がしてきたので、そのまま椅子に座って聴いていましたが、(特に?コンサートというわけではなく?教会関係者?が練習していたのか?引いていたようでした。)冬なので、とても寒かったんですが20分くらいあまりの素晴らしさに聞き入ってしまいました。なんだか、心が洗われるようでした。

それ以来、フランスへ行くたびに?巡礼者でもないのに、必ずどこかの教会に足を運んでいます。
最初は、教会建築やデザインに興味があったのですが、今は?機会があれば教会コンサートを見に行くことも多いです。
雰囲気が厳かと言うか、ホールコンサートと違って独特なんですよね。

来年、年明け早々にもパリへ行く予定なので、またどこかの教会(有名無名に限らず)には
行く予定です。

アジアめし

Melody021さん、こんにちは。

アジアのごはんなら、まだ日本食に近いのでは?
フランスも日本食材屋や中華食材屋さんがなければ、私も生活できません。

教会コンサート

マダムかおりんさん、こんにちは。

教会の無料コンサートといっても、今回私が行ったもののように、チャリティのためだったり、あとは若手で新人賞をとったばかりの人だったりと、レベルは高いのですよね。
ノートルダムも、いつも演奏されている方が練習されていたのかも。

やっぱり日本食!

江草さん、こんにちは。
はい!そうですよね。
私も、日本食なしでは、無理そうです。
食は、とても重要ですよね。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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