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『あずき文庫』のひなまつり会

2回続けて、子どもネタですが・・。
この土曜日に、『あずき文庫』主催のひなまつり会に参加した。
『あずき文庫』はヴェルサイユに住む日本人ママたちが運営する、子どもの本の貸出しや読み聞かせなどを行う会員制サークルだ。国際児童文庫協会ICBAに所属する非営利団体で、蔵書は伊藤忠財団、ICBA、そして個人からの寄贈分などを合わせて、160冊ほど。現在は運営メンバーの自宅を使って行われている、アットホームな会だ。
読み聞かせと貸し出しは水曜日に行われており、うちの息子は、毎週水曜日に日本語幼稚園エベイユ学園に通っているので、会員になるのは見送っていたが、今回は非会員も参加できるイベント、ということで息子と二人で出かけた。

会場は馴染みのエベイユ学園(子ども関連のイベント会場としてよく利用される)で、赤ちゃんから5,6歳の子どものいる日仏、日日家族20組近くが集まった。
まずはひな人形作り。各自持参の塩おにぎりに『あずき文庫』の運営スタッフが準備した、薄焼き卵やのりやごまをのせて、お内裏様を作る。工作が好きなうちの息子も、喜んで参加する。次に、運営スタッフの一人によるパネルシアターを鑑賞。その後にみんなで手をつないでわらべ唄を歌いながらゲーム、をした!らしい。・・というのも息子は、パネルシアターの途中で席を立って、会場隅でおもちゃで遊び始め、わらべ唄の時間には別室に行き、一人であんぱんまんの本を読み始めた。ただ、息子の他に、もう一人、3歳のアウトサイダー君がいて、彼と本の取り合いになり、それがいつの間にか追いかけっこになる。隣の部屋から聞こえる楽しそうな笑い声を聞きながら、「また、いつものパターンか」とため息が出る。
最後のおやつの時間には何食わぬ顔で会場に戻り、テーブルについて、これまたスタッフの方たちが手作りされた、たくさんのお菓子類をしっかりと食べていた。
そして帰り際、「Kenくん、また来てね」と声をかけていただくと、大きな声で「いや!」と答えていた。

hinamatsuri
子どもたちの力作が勢ぞろい。みんなちゃんと、持ち帰りました

息子が赤ん坊だった頃には、この子は幼稚園に通う年頃になったら、こういう子ども向けのすてきな手作り行事に、目をきらきらさせながら参加し、他の子たちと一緒に楽しく過ごし、大人の言うことにちゃんと耳を傾けて従う“素直な子ども”になるんだろうなぁ、なんて都合よく想像していた。それが、期待を裏切られ続け、「こんなはずでは」が度重なるうちに得た教訓は『 自分の子どもに“理想の子ども像”を押し付けても仕方がない』ということだ。

去年のイースターに夫の実家に行った時のこと。義母が用意した、木製のおもちゃの汽車が小さな卵型チョコレートを満載している“豪華”プレゼントに見向きもせず、スーパーやパン屋に売っているKinder surpriseという、おまけ入りカプセルが中に入っている卵型チョコ(スーパーなら3つで2euros程度)をほしがり、夫は「この子は頭がおかしい!」とヒステリーを起こし、息子は大泣きした。「大人の価値観を押し付けるなよ!」と息子は訴えたかっただろうし、安上がりなもので満足する孝行者と言えなくもない。

親の想像通りに育つ子どもなんぞつまらん、こうやって日々驚きを与えてくれるから子育ては面白いのだ、なんてのは単なる強がりか?

あずき文庫のHPはhttp://azuki.hanaoka.name/
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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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