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フランスで野球・・

息子が、「野球をやりたい」と言いだした。毎週水曜日、日本語補習校のエベイユ学園で、原ゆたかの“かいけつゾロリ”シリーズから好きなテーマを選んで、1冊ずつ借りて来るのだが、先週『かいけつゾロリのようかい大リーグ』を読んで、大いに興味を持った様子だ。
 私は中学の頃、ソフトボールをやっていて(へたっぴいだったけど)、当時は、将来息子ができたら、一緒にキャッチボールをやりたい、なんて夢見ていたのだった。
2年ほど前にもドラえもんのDVDに子どもたちが野球をやるシーンがあって、息子が関心を持ったので、慌てて、フランスで子ども用野球グローブを探したら、知人がフリマで見つけてくれた。その時は、結局、キャッチボールをやるまでに至らず。でも、グローブをずっと本棚に飾っておいたら、今回、自分から「これでキャッチボールをしたい」と言い出したのだ。

 ご存知の通り、野球はフランスではまるで人気がない。85年に阪神タイガースを日本一に導いた吉田義男氏が、92年から6年間、フランス野球のナショナル・チームを監督した時に、「フランス人は犠打を拒否する」とぼやいていた、というのは有名な話。そう、チームのために自分を犠牲にする、という考え方はフランス人には理解しがたいのだ。国民性に合わない上に、アメリカ生まれのスポーツなんて受け入れられるはずがない(アメリカ嫌いが多いのだ、フランス人には)。

 さて、キャッチボールはしたいが、私はグローブを持っておらず、この野球が全然人気のない国で、一体、どうやってグローブを手に入れたらいいのか、と試しにオークションサイトのイーベイを見てみたら、あった!業者もいるが、個人出品者もいた。コルシカ在住で革製のちょっとくたびれたグローブを、1ユーロ~で出している人がいたので、質問メールを送ると、すぐに写真を数枚送ってくれた。もう一つ、なんとミズノ製のグローブが25ユーロ~で出ていて、うちから車で30分くらいのモンティニィ・ル・ブルトノー市在住、パリ16区での受け渡し可、とあった。ここ、パリ西方(って大雑把な分け方であるが)は日本人在住者が少なくない地域だし、パリ16区もパリ日本人会や日本人幼稚園がある界隈なので、この出品者は日本人に違いない、そもそもミズノのグローブを持っているんだし、と勝手に思い込み、日本語で質問メールを送ったら、「英語がフランス語でメールをください」と返事が。
 結局、コルシカのグローブを先週の水曜日に5・5ユーロで競り落とし、出品者がその日の夜に、「明日、送ります」とメールをくれる。コルシカからだと、5日くらいはかかる、さらに今週は月曜が復活祭の祭日だし、と、まあ、今週中に着けば、と気長に待っている。
 
 この野球人口の少ないフランスで、息子が今から、まじめに野球をやれば、ナショナル・チーム入りも夢ではない!オリンピック公式競技からはずされたのは、残念だけど・・、などと思いを巡らせながら、インターネットでこの近辺に少年野球チームがあるかどうか探してみる。すると、ミズノのグローブを出品していたモンティニィ・ル・ブルトノー市に何と、野球場があって、そこのチームがかなり強く、フランス全国大会で優勝経験も何度かあり、子ども向け教室もある。HPを見ると、最近の試合結果も載っていたが、ここのクラブのチーム1とチーム2が戦っていたり、かと思うと対戦チームが二つのクラブの合同チームだったり、(1クラブで9人揃わないってことね)、しかも試合結果が15対0(コールド?)なんて記してあったり・・、フランスの野球ってかなり層が薄そうだ。ちなみに、色々と検索してみたら、それでも野球人口(フランス野球協会登録者数)が2008年の時点で7800人ほどいることが分かった。え?剣道人口より多い?

剣野球

我が家からほど遠くないところにも、子どものインドア・ベースボール教室もあることが分かったが、私の剣道の稽古時間と重なるし、やっぱりきちんとした(よりまともな?)クラブで習わせたい。モンティニィ・ル・ブルトノー市の8-9才用教室(息子はもうすぐ8才なので)は土曜の午前中に練習があり、車で私が送り迎えできるし、と勝手に息子をここに入れるべく計画を進める。案の定、夫は「ハンドボールはどうするんだ(こちらも土曜の午前中)!第一、野球なんて、ルールはさっぱり分からないし、面白くないし、キミがやりたいだけだろう」などと怒る。ルールも知らない人間に、面白くないなんて言われたくないし、第一、この年齢で今更私が野球なんぞやれるわけがない」。
 いずれにしも、まずは見学に行き、息子が来季(フランスでは習いごとは学校に合わせて9月が新学期となる)に野球教室に入る気になれば、この夏にみっちり私が、基礎をつけてやるのだ(バットも探さなきゃ・・)。星一徹のごとく?いや、チェスで二回負けただけで、「もうチェスなんてやらない!」と泣き出した息子なので、おだてながら、キャッチボールから始めようと思っている。


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Kenちゃんは、スポーツ少年!

江草さん、こんばんは。

Kenちゃん、Skiに続き野球に興味を持たれたとは!
じつは、スポーツ万能少年?!だったりして・・・。

江草さんの思惑どおり?野球にまっしぐら~?!になってくれると
これまた楽しみですね~。

そういえば・・・

昨日、アテネ五輪でも活躍した木村拓也(現;巨人軍コーチ)が、
原監督の目の前でノック練習中にクモ膜下出血のため、37歳という若さでグランドで倒れられ、突然亡くなりました。

嘘だ・・・・と、日本中がショックを受けましたが、私も自分より年下のトップアスリートがなくなった事実に驚いております。

その若さで・・

マダム・かおりんさん、こんにちは。

37歳、その若さで亡くなってしまうとは。
小林繁といい、プロ野球のコーチって、プレッシャーからストレスも強い職業なのかもしれませんね。肉体的にも選手ほどではないにしても、ハードだし。

昨日は日本人幼稚園で懐かしい阪神のオマリーがナビゲーターの野球入門ビデオを見つけて借りてきたのですが、ルールの説明などはなく、楽しく打ったり、投げたり、という内容でした。

あとは、パパを説得しないと。アニメ“ドカベン”がフランスに入るといいんですけど。私は“野球狂の詩”が好きでしたが。

No title

江草さん、かなりご無沙汰してしまいまして、すみません(涙)
息子さん、グローブ持って、とても嬉しそうですね~^^

吉田義男さん、懐かしいです!
フランスで、随分頑張っていらっしゃったのを、懐かしく思い出します。
でも、やはり、そちらでの野球人気は、イマイチなのですね・・・悲しいなあ・・
是非!息子さんには、フランス代表として、頑張っていただきたいです!!!!


吉田監督

Melody021さん、こんにちは。

吉田監督は今でも、たまにフランスにいらっしゃっているようですよ。

吉田監督

江草さん、こんにちは^^

そうだったのですね~吉田監督は、今もフランスに行っておられるのですね。
フランスを、心から愛しておられるのですね^^
フランス語も、かなりお上手なのですか?

85年、優勝した時は、本当に感激しました!
監督が宙に舞ったのが、ついこの間?!の事のよう?です。




No title

その後、息子さんは野球をされていますか?
フランスの野球事情について調べていると、このブログを発見しました。
少し興味があります。
現在、私はスポーツトレーナーをしているのですが、フランスで何か仕事があればな・・と思っています。

No title

ツカサ神戸さん、こんにちは。

プロチームがないですから、仕事はどうでしょうかね?
ナショナルチームは今、どうなっているのかしら?

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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