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インターネットが使えないストレス

 この水曜日、家に戻り、いつものようにパソコンをつけて、メールチェックをしようとしたら、“送信エラー”の表示。エクスプローラにも接続できない。今まで何度もあった、インターネットのプロバイダのトラブルか、と思ったが、電話をかけようとしたところ、発信音がしない。慌てて、フランス・テレコムのカスタマーサービスに電話すると、全て自動音声で、「トラブルの内容を説明してください、例えば、発信音がしない、など」と例に挙げられるほど頻繁に起こるトラブルなのか、と思いつつ、私の下手な発音を機械が認識できるだろうか?と思いながら、大きい声で「発信音がしない!」と言うと、自動音声が「二日後の11時~13時の間に技術者が伺います。その時留守にしていたら、出張費を払ってもらいます。同意しますか?」。すぐにでも来てもらいたいところだが、仕方ない、OKして電話を切る。
 夫に電話をすると、「1週間前にも同じようなことがあって、その時は3時間くらい後に元に戻ったけど」。あ、そういえば、そんなことを言ってたな、と思いながら、その夜は剣道の稽古に行き、家に戻るとすぐに受話器を取ってみるが、相変わらず、発信音はなし。
 
 携帯電話があるので、固定電話が使えないこと自体は、たいして不便ではないが、問題はインターネットに接続できないこと。メールチェックは全てパソコンで行っているので(フランスはあまり、携帯メールが普及していない)、メールは読めないし、調べ物はできないし、復旧までに何日もかかったら、どうしよう(フランスのことだから、可能性ありだ!)と思うと、不安で、翌朝、木曜日は早く目が覚める。ひょっとしたら直っているかも、と期待を抱きながら、ベッドから出て、受話器を耳に当ててみるも、無音である。

 夫は毎週木・金はテレワーク、つまり会社に行かず、家でパソコンを使って仕事をしている。メールのやりとりも当然、必要なので、インターネットがつながらないと仕事に差し障りがある。にもかかわらず、「仕方ないから、今日は会社に行こう」と考えないのは、さすがフランス人で、「仕事にならない」とぶつぶつ文句を言って、冬のヴァカンスで撮影したビデオの編集などをのんびり始めた。私も、急ぎで送らなければならない原稿もなく、逆にパリで3件ほど約束が入っており、一日中、外出。家にいても、どうせ、インターネットが使えず、電話が復旧していないかを何度も確かめながら、いらいらするだけだろうだから、これ幸い、であった。
 
 金曜日は朝から「早く技術者が来ないかな」、とやきもきしながら、懲りずに、受話器を何度もあげてみるが、変化なし。もし今日、直らなかったら、明日にはネットカフェに行って、メールチェックしないと、なんて心配していると、突然、電話が鳴った!フランス・テレコムの技術者からで、「問題があるのはインターネットですか?」、「この電話ですけど」、「じゃ、もう解決したんですね」。え?何もしないうちに急に、直ったの?しかし、突然、直ったということはまた、突然、通じなくなる可能性もある。「1週間ほど前も同じことがあって、その時は3時間くらいで自然に復旧したんですけど、また、こういうことがあると困ります」とストレートに言うと(というか、フランス語だとストレートにしか話せない)、「じゃ、これから伺います」。

フランステレコム

やって来た技術者は、電柱に登り、何やらチェックし、今度は室内の電話機をつないであるモジュラーを2か所チェックし、最後に、インターネットのモデムを調べ、「このモデムが古くなっていますね」。え?モデムのせいで、電話まで繋がらなくなるの?これもストレートに質問すると、「でも、色々調べて、問題があるのはモデムだけですから。今はちゃんと作動していますが、100%完璧な状態じゃないから、機会があれば、これ、取り替えてください」。
なんか、腑に落ちない。同じように突然、電話が通じなくなった友人は、電話線が切れていることが発覚し、それを修理して解決したという。でも、今回の場合は、原因が不確定のままだ。納得はいかないが、取りあえず、電話はつながり、インターネットも使えるようになったし、修理代・出張料も一切かからなかったので、書類にサインして、一件落着・・?

フランスでは、公共機関や公立校の教師のストは頻繁だし、停電も日本に比べて頻繁にある気がする。郵便物が届かなかったり、インターネットは時々つながらなくなるし、現金輸送者のストで、銀行のCDでお金が引き落とせなかったこともあった・・、と要するに普段、機能しているサービスが突然使えなくなることがよくあるのだ。
 13年もフランスに済み、そんな不自由さにずいぶん、慣れたつもりでいたけど、今回、インターネットが使えなくなったのは、かなり困った、そもそも、これがないと仕事にならないし。
愛知県で、インターネット契約を解約されたことが引き金になって、30才男性が家族5人を殺傷した事件があったけど、確かにネットが使えない、ってすごいストレス。まあ、それで人殺しにまで至るのは、稀な例だと思うが。
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私も電話線が切れたことが

私も電話線が切れたことがありました。これなかなかわからない。まさかそんなことになっているとは思いもよらないので。
しかしフランスに住むのは大変だ。郵便物がとどかないのはちょっと困る。そういえばUSAでは赤字の減少のため土曜日の配達は取りやめとかの記事がありました。

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フランスも

ushizakaさん、こんにちは。

日本でもそんなこと、あるんですねぇ。

うちも一時、郵便物が二日おきにしか届かないことがありました。説明もなく。最近はまた、毎日来ていますが。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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