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灼熱の南仏でヴァカンス

我が家は、夏のヴァカンスは1年おきに日本と南仏で過ごす。日本に行く時、夫は休みを4週間取り、南仏に行く時は3週間取る。ヴァカンスに合わせて仕事のスケジュールは調整するが、それでも自由業の私はその前後は、仕事量が増え、休暇先に持ち込むこともしばしば。夫の方はヴァカンス前もそれほど忙しい様子はなく、仕事に復帰する時期に今度は上司が休暇に入るので、「会社でもヴァカンス気分」なんだとか。
フランスの企業や役場では、休暇中に同僚の仕事を代わりにするという観念がないので、この時期、問合せの連絡なんぞをすると「担当がヴァカンスで○月×日に戻ってくるのでそれ以降にまた電話をください」と言われる。「代理の者に代わります」とか、「用件をお伝えしておきます」なんて言葉は一切期待できないのだ。このような状態が7,8月に渡って続き、特に7月14日から8月15日は、何も仕事が進まない、日本のお盆が1ヶ月続くと、考えてもらえばいいかも。

今年は我が家にとって南仏の年であるが、夫は、「7月にはいると道路も混むし、貸し別荘代も高くなるから」と言い、なんと息子を夏休み前に一週間学校をさぼらせて、出かけると言い出した。夫にとっては子どもの教育よりもヴァカンスが優先事項なのである。
 私は7月1日から4日間、ジャパンエクスポに通うことになっていたので、夫と子どもに先に出かけてもらい、2週目の火曜日に合流することに。
おかげでヴァカンスはたった10日間に短縮できるし、二人がいない間は仕事に集中できるわい、とほっとする。

ジャパンエクスポ開催中は毎朝8時に家を出て、毎晩家に戻るのが9時近くなり(一度、事故で電車が止まり、10時過ぎになったことも)、しかも、その後、パソコンに向かって仕事をしたりして、睡眠時間を削ってしかも会場ではずっと、立ち仕事をするという、この年齢には少々つらいハードな4日間であった。
ヴァカンス出発の前日の月曜は、7月1日にリニューアル・オープンしたビズ・ジャポンサイトの更新や調整に費やす。文字と写真がところどころで重なっているというような不具合を発見し、大慌てするも、南仏に出発する日の朝、サイト担当者がきちんと直してくれたのを見届けて、一安心して家を出る。
そして、最後にトゥーロンへ向かうTGVが出るリヨン駅構内のカフェで、ジャパン・エクスポの視察に来た日本企業の方と発車時刻の30分前まで打ち合わせ。

電車が動き出した時の安堵感、開放感と言ったら・・、そういえば、ここ2ヶ月くらい、かなり忙しかったからなぁ、働く人間にはヴァカンスが必要だなぁ、としみじみ感じたのであった。そう、仕事に支障をきたさず、ストレスを感じない程度の長さのヴァカンスなら大歓迎だ。理想は二泊三日、その間は一切パソコン開かず、携帯も切っておき、温泉にのんびりつかって、後は畳の上でごろごろする・・、って典型的な日本人の休暇か・・。

さて、トゥーロン駅に迎えに来てくれた夫と息子はすでに真っ黒に日焼けし(日焼け止めクリームは毎日たっぷり塗っていたそうだが)、私はといえば、慣れない灼熱地獄(夕方18時近くになっても、日差しが強く、気温も30度近い)に、頭がくらくらした。トゥーロン港の前にある、なんちゃってタイ料理レストランで夕食を取り、そこから車で40分ほどの町、ラヴァンドゥの貸し別荘に着いたのが夜の10時近くで、その頃になってやっと涼しくなってきた。

以後は毎日、朝9時過ぎに近くのビーチに行き、正午に昼食をとりに戻ってきて、昼寝したり、仕事をしたり、その後また夕方ビーチに行く、を基本パターンに、後は近くの観光地に出かけたり、トゥーロンの朝市に行ったり、定期船で近くの島に行ったりと我が家の南仏滞在時のお決まりパターンで過ごした。

ポークロル島
(ラヴァンドゥから船で渡ったポークロル島)

ただ、今年は例年になく暑かった。波打ち際のパラソルの下にいても熱風を感じ、夕方になってもあまりの暑さに外に出られず、ずっと室内で過ごしたことも。
暑いと人間は普段以上に疲れる。ビーチで、ソファでだらだら寝そべって本を読んでいるだけでも、ぐったりする。まあ、だらだら過ごし、のんびりごはんを食べ、それでも夜は暑さによる疲れのためか眠れる、というのは休養になっているかもしれない。スキー嫌いの夫は「寒い時にわざわざもっと寒いところに行くやつの気がしれない」、と言っているが、暑い時にパリより暑い南仏に来るのはどうなんだろう?
たまには涼しい高原で過ごす避暑ヴァカンスも味わってみたいのだけど。

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お帰りなさいませ~!

江草さん、こんばんは~。
お久しぶりですね~!

南仏のヴァカンス、とても充実していたようで、
なによりです。

日本も、海の日(今年は、7月19日)前後に梅雨明けしましたが、
途端に?毎日35℃越えの?うだるような暑さが続き、天気予報も、
猛暑から酷暑?と報じているほど・・・。
(たまに?気温が体温以上の高さになるので、頭おかしくなりそうです。)

まるで?日本は年々熱帯に限りなく?近づいているように
感じます。

数年前に行ったエジプトのような?気候で、強い日差しに湿度の高さで、私も毎日グッタリです・・・。
長期バカンスのない日本も、今後は欧米諸国を見習って?
健康のためにも?最低2週間以上はお休みさせて欲しいものです。

暑くてもからっとしている

マダム・かおりんさん、こんにちは。

こちらは、暑くても、空気がからっとしているのが幸いです。
昼間、雨戸をしめておいて、日差しが入ってくるのを防いでおけば、夜はまあまあ涼しく過ごせます。

相変わらず家庭用クーラーは普及していないフランスですが、車はエアコンつきが増えているようです。

憧れのトゥーロン

トゥーロンの場所を調べてみると、なんと地中海に面している。是非そんなところでバカンスをしてみたいものだと思いました。
ちなみに私は2年前からオリーブオイルを使っていて、いわゆるサラダ油は使わなくなりました。せめてオイルだけでも地中海気分?というところでしょうか。

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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