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レモンピールを作ってみた

 夏はジャム作りの季節。我が家の庭にある果物だけでも、桑の実、木イチゴ、ルバーブ、りんごと結構な量のジャムができるのだが、この夏は、南仏で無農薬のグレープフルーツとレモンを買ってきて、夫がマーマレード作りに挑戦した。
その時、レモンの皮は使わず、「せっかく無農薬なんだから、キミ、何か使い道を考えてよ」と勝手なことと言う。
それで、ネットサーフィンして(掃除に使いましょう、なんてHPにも行きあたったが)、レモンピールを作ろうと思い立つ。
 
 まずは、すでに半分に切られているレモンの皮をさらに8等分にして、白い綿の部分を包丁で取り除くが、これにけっこう時間がかかる。そして、だいぶ薄くなったレモンの皮をゆでて水を切り(これを二回繰り返す)、今度は砂糖を加えて煮詰める。それを網の上でからからになるまで乾かす。それにグラニウム糖をまぶして、できあがり。

レモンピール

ちょっと固いが味は悪くない。
しかし、ずいぶん手間暇がかかった割にはレモン4個(皮部分だけだが)を使って、出来上がったのはこれだけ。
ジャム作りも同じで、種をとって、煮て、瓶を煮沸消毒して・・、なんてやっていると、半日はかかる。これなら店で買って来た方が楽かな、と思ったりする。

ただ、その手間暇をかけず楽する、つまり効率を追求した結果が自然破壊につながっているのだよな。私が小さかった頃は、豆腐屋がスクーターで回って来ると、家から容器を持って買いに行った。八百屋では買った果物や野菜は紙の袋に入れられて、それを買い物かごに収めて帰って来た。牛乳は毎朝、瓶入りのものが配達され、瓶は翌朝回収された。そう、牛乳屋で洗って消毒して繰り返し使っていたのだ(見たわけじゃないけど)。それが今では何でもかんでもプラスチック容器に入れられてスーパーで売っている。フランスじゃ、牛乳も紙パック入りが滅多に見つからず、たいていがプラスチック容器だ。ゴミが増えるのは当然だ。ジャム類は幸いなことに瓶に入っているが。
 庭になる果物からジャムを作れば、果物を卸売市場に運ぶ→それを工場に→ジャムに加工して問屋に→スーパーに運ぶ→車でうちまで運ぶ、の全ての輸送から発生するCO2削減に貢献している。瓶は毎年繰り返し作る=リユースだ。何より、農薬を使っていない無農薬の果物である。りっぱなエコロジー活動じゃないか!

 なんて、大げさに考えなくても、要するにレモンピールやジャムを作ること自体を楽しんで、おいしい思いもできた、と単純に感じればいいだけのことか。
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No title

無農薬&色鮮やかで美しい と、目でも味でも楽しめるので最高ですね~!
手作りは、沢山の愛情も入っていますので、美味しさが違いますよね^^

私の方は、うちの畑、今年は余り良くありませんが、トマトは大丈夫そうなので、トマト・ジャムを作ってみようと思ってます。

そのとおりですね。

江草さん、こんにちは。

おっしゃるとおり、何気なく?普段口にしているものって、
実際に原料から作って加工までやるとなると、相当の労力と時間が
かかりますよね?

そうやって出来上がったものを口にするとなると、すごくありがたい気持ちや、苦労した分?少量でも、しっかり味わって食べようと大事に食べますよね?決して、際限なく食べてやろうとか、簡単に食べ物を捨てるなんて気持ちにはならないわけで・・・。

昔の人は、だからこそ?食べる分しか作らずでしたし、気候によってはいつも収穫出来るとは限りませんでしたから、たとえ多く収穫出来る物であっても備蓄できるように加工することを考えていたのでしょう。

現代は、そういうことが薄れがちで、簡単に手に入る分、簡単に捨ててしまう・・。手間隙掛けたものに対しての価値観も薄れがちです。

が、そんな環境で育った人たちが、今、親になる世代なので、今後は地球温暖化から既に?異常気象で食糧難になるかもしれないと、ささやかれている中、いったいどうなっていくんだろう?と、心配になります。

学校の先生でさえ、そういう教育を受けてきたかどうかは、疑問なので、江草さんのように、個々の家庭でこういう自分で作ったものを自分で加工して食べる「自農作自食」?する人たちが多くなるといいのですが・・・。

トマトのジャム

Melody021さん、こんにちは。

そういえば、昔、南仏でトマトとズッキーニのジャムを食べたことがあります。珍しいな、と思っていたのですが、日本でも作るのですね?

自分で作るとおいしい

マダム・かおりんさん、こんにちは。

自分で作ると、おいしい、って感じません?レモンピールもだんなは固い!とか言って、一個しか食べませんでしたが、私は焼き菓子に入れようかな、なんて思っていたのですが、おいしいので、コーヒーのおともにちょこちょこ食べています。
それから、おっしゃるとおり、手間暇かけて作ったので、一つでも無駄にするものか、みたいな気持ちもわいてきますよね。

もったいない、が流行語になった時期があったと思いますが、どうなったんでしょうね?

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プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

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