FC2ブログ

パリの大雪

先週の水曜日、パリとその近郊は1987年以来の大雪に見舞われた。

フランスの学校は水曜が休みなので、その日は息子と家にいたが、昼少し前から、雪が舞い始める。「わー、雪だ」と息子は大喜びだが、翌日、パリに行く用事のあった私は、電車が動かなくなるんじゃないか?とか駅までの道が凍って、滑って転んでけがしたらどうしよう?と憂鬱な気分に。寒いのも嫌いだし。

15時少し前に、車で会社に行った夫から電話があり(普段は電車通勤だが、水曜だけは帰りにパリの剣道クラブに寄るので車)、「雪がひどくなりそうだから、今日はもうちょっとしたら、退社して家に戻る」。ほどなく、「パリは大雪」のニュースを聞いた義母が電話をかけてくる。つい、夫が車で出かけたことを、しゃべってしまったら、呆れるほどの心配性の義母はパニック寸前になり、30分もしないうちにまた電話をしてきて「連絡はないの?」とうわずった声であった。
その直後に夫から電話があって「大通りに出たら、45分で車が500メートルしか進まなかったので、会社に戻って、近くのホテルを予約した。最後の一部屋、って言われた」。同じような状況に陥った人がたくさんいるに違いない。
案の定、またまた義母が電話して来たので、その旨伝えると、ほっとした様子で「それを聞いて安心したわ」と、私もこれで義母はもう電話してこないだろう、とほっとしていたのだが、翌日は昼過ぎから、夕方に夫が無事戻って来るまで、「まだ、帰って来ないの」と3回も電話をしてきたのであった。

yahoofrance.jpg
(YahooFranceのニュース写真)

実際、高速道路上で大渋滞が発生し、車はほとんど動かずで、車の中で夜を過ごした人、(他人事ながらトイレとか食事はどうしたのだろう?と気になる)高速の上に車を置きっ放しで帰った人、また、会社に泊まった人なども多かったらしい。我が家はこの1ヶ月くらいテレビが映らない。屋根の工事の際に職人がアンテナを触ったらしく、「ちゃんと直すから」と約束した職人は「寒くなくなったらまた行く」と言い捨てて、しばらく連絡がない。春まで待てってことか?前からテレビはほとんど見ないので(ニュースはラジオで聴いているし)、別に不自由はないや、と思っていたけど、雪で大渋滞の高速の映像は見たかったなぁ、とちょっと残念。

しかし、大雪と言っても、何十センチも積ったわけではなし、うちの庭も3センチ程度だったが、それだけで、首都の交通機能がマヒに近い状態になるんだな、と驚く。まあ、雪に慣れておらず、その対策がなされていなかった、というわけだが。

うちの庭の雪
(翌朝の我が家の庭)

水曜夜の剣道の稽古は休む。大通りの渋滞にはまる前に、すでにうちの前の道で、スリップしそうだったので。後で聞いたら、結局その日は誰も稽古に来なかったらしい、というのも郊外のしかも駅からもかなり歩く場所にある道場で、みんな車で通っているのだ。一方、夫のパリの道場は地下鉄駅が近いこともあり、問題なく稽古が行われたそうだ。パリもバスは止まったが、地下鉄は雪の影響を受けないもんね。

郊外電車は雪の影響を受けるし、我が家は車がないとパリに行けないどころか、買い物さえできない始末。郊外暮らしは不便だ、パリに戻りたい!とつくづく思ったが、木曜の朝、夫の車がないことに気付いた隣のムッシューが、「何か困ったことはないですか?」と聞きに来てくれた。こういうご近所の助け合いは、郊外暮らしならでは、かな?
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

改めて見ると・・・

こうして、いろんな写真を見ると、郊外はもちろんですが、
パリ市内も、結構?大変そうですよね?

パリも郊外も?便利不便は、一長一短ですね。

雪とは関係ありませんが?

江草さんは、普通にフランス語を自由に操れますよね。そうなるには何が一番良いのでしょうか?

沢山聞くこと? 沢山話すこと(シャドーイング)? 沢山読むこと?

どうも日本人が外国語が聞き取れない、話せないというのは外国人の間でも有名らしい。

出来れば教えてほしいです。

雪に慣れていない

マダムかおりんさん、

雪に慣れていないんですよね、要するに。
いつも当たり前のように雪が降る地域だったら、それなりの対策、設備が充実しているわけだから。

私も聞き取りは苦手

Ushizakaさん、こんにちは。

私も実は一番苦手なのが聞き取りです。話すのも苦手。読み書きが一番ラクですね。

上達の秘訣は、話さざるを得ない、という状況に自分をおくことですかね。手っとり早いのが仕事で使うこと。これが、学校で学ぶよりも一番早くうまくなります。

おすすめ情報

おすすめ情報

プロフィール

江草由香

Author:江草由香
編集者・ライター・コーディネーター。
96年に渡仏し、99年から10年間パリ発日本語情報誌『Bisouビズ』の編集長を務め、同時に日本の雑誌やWebに情報記事、コラムなどを寄稿。
2010年に日仏バイリンガルサイト『BisouJaponビズ・ジャポン』を立ち上げ、ジャパン・エキスポなどパリで行われる見本市で、日本企業や日本人クリエーターの出展をプロデュース、展示会の企画コーディネートの仕事を始める。
2018年に22年間のパリ滞在にピリオドを打ち、日本に帰国。

『BisouFranceビズ・フランス』
https://www.bisoufrance.com/

個人ブログ『湘南二宮時々パリ』
http://ninomiyaparis.blog.fc2.com/

最新記事
カテゴリ
AI翻訳
コスメ
コスメ
ワイン
ティー
航空券
レストラン予約
フランス語
アマゾン
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード